2019年5月18日土曜日

28日目:虹色の戦略とは

今日はツイッター上で話題にあげた「虹色の戦略」についての解説

1.虹色の戦略について
現実の詐欺師や自称超能力者や占い師などがよく使う人を騙すテクニック。
トリックの手口の1つ。相手の心を掴む技術である。
人狼でこの技術を悪用すれば、明日から例え貴方が『人狼』の役職を引いてても意図的に村人に思い込ませ騙せる事ができるし、この戦略を知ってれば『人狼』を見つけるテクニックになるだろう。

その1つを今回は特別に紹介する。
何故なら狼のトリックを全て解き明かしたら人狼ゲームは
今まで以上に村人有利のゲームになってしまうからね。

2.虹色の戦略とは何か?
対極的な傾向について同時に述べる」ことである。

人狼で置き換えて考えてみよう。
「この人はとても白い、でも気になる点が部分がある」
こういう発言は思い当たる節がある人は多いのではないだろうか?

気になる部分などで、表現を曖昧にしているが
要は「この人は白い、でも黒いとこあるよね?」と発言している考察です。

内向的だけど、時々外交的、1人を好むけど、たまに寂しがり屋
こういう事言われませんか?

1つの傾向について指摘をして、付け加える形でそれとは対極的な傾向の指摘をする。
この方法には様々なバリエーションがあり応用が出来るため『虹色』の戦略である。

3.どのような効果が得られるか?
対極的な事を述べているため、他にも白くみてる人にも疑っていて黒くみてる人
その両方から好印象を与える事ができる。

また疑われた人も、ただ疑われたら印象を悪く与えてしまうが
白い部分も提示される為に、印象を落とさせる事がなく話は進む。

虹色の戦略を知らない殆どの人狼PLは、例え知的な人であっても
間違った事を発言をしている印象を与えない為、冷静でよく考えてる。
とてもまともな発言者であると印象を与えれるからだ

「村」か「狼」かの言及を避けながら
どっちにも取れる表現。
つまり「虹色の戦略」を使い、「自分は見ています」と能力のアピールをする。

発言者が村にとって有用な村人であることを印象を与えれば、
(インチキ超能力者や詐欺師もそうやって信用を得ている)
村で生き残れる人になるだろう。

4.使用する上での注意点
狼が無意識で普段から使ってしまう手口だが、村側が似たような挙動を取る場合がある。
1つに両視点を可能な限り追っていたり、本当に村か狼か悩んでる村人の場合がある。

狼のモデル「この人は村だろう、この要素はちょっと気になるところだが」
村のモデル「ここは村だと思うけど、この要素は狼でもあるかも知れない」

狼は両方とも取れる主張をして「見てますよ」「自分は信頼のおける人ですよ」「狼を探す能力がある人ですよ」と見せてくる。

それに比べ、村側は「どっちだろう?」「判断に慎重」と
判断側の視点で「悩んでる」姿勢が見られる。

この2つから「虹色の戦略」を使用しているのかを突きとめると良いだろう。
基本的に「どっちなんですか?」と聞かれた時に、村人なら悩んでる傾向が強く
狼は白いと言って印象を落とさないように心掛けるだろう。
(あくまで私から見ての予測になるが)

少し余談だが、もし私のブログを読んでる暇人の人狼PLが多く居て
「虹色の戦略」がよく使われる言葉になるとしたら、狼が意図的に使用するのは注意した方が良いかも知れない。無意識で狼が使うテクニックだが、意図的に使えばより村人を騙せる機会は増えるが、それと同時に見抜かれる人も増えるからだ。

私のブログが読まれてる事は、素直に嬉しいの一言に尽きるが。


5.無意識に使われるタイミング
狼がよく無意識で気が付かずにこのテクニックを使ってると紹介したが
どのような場面で使われるのか?それは
「SGの候補で残しておきたい」「自分の能力をアピールしたい」
この状況が2つ重なってる状況下ある。

この状況下では、狼は無意識に「虹色の戦略」のトリックを使ってくるだろう。

何故、SGの候補に使われるのか?
噛む予定の村人や懐柔が目的の場合は
「虹色の戦略」より「明確な白視」の方が優れてるから。

能力をアピールする場に於いては(虹色の戦略<明確な白視)

正解を答えた方がより、能力を示すことが出来る」ので
あくまで、「白視と言うと疑い先が困る」相手に虹色の戦略を使うケースが多い。

「明らかな明言を避けて、能力を示したい」
白く見て貰いたい(継続して白く見て欲しい)タイミングで使用される。

また詐欺師が自分の話を信用して貰うために使う技法なので
この技法を使うのも狼側が使用するケースが多い。
「虹色の戦略」を見た時は、狼ではないかと疑ったが、やはり狼であったケースが
少なくても私の中では多かった。

もしも、自分が白く見て貰いたいと思いやすい狩人や
吊られ恐怖症の疑われやすい村人に当たってしまった場合は、全ての考察に絶対の正解はないと思って欲しい。


6.最後に
騙すテクニックが多ければ、悪用すれば人を騙す事も出来るし
同じ手口で騙されなくなる。つまり村人でも狼でも強くなれるということだ
数々ある手口のうちの1つを紹介させて頂きました。

強くなる秘訣は、とにかく1つずつ知識を増やす事。

絶対の正解がないゲームでは、これらの知識は全てが正解とは滅多にならない。
しかし精度には結びつける事ができる。正解に近くなる。
それを1つずつ増やしてく事でしか、正解は中々得られない。

とはいえ、まだまだ正解させない狼の奮闘は期待したいところなので
気が向いた時に、騙しのテクニックや知識は紹介することになるだろう。

個人的には悪用して村人を滅ぼして欲しいと願ってます。
それではまた

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