2019年10月25日金曜日

35日目:文章の伝え方

今回のテーマは文章を伝える方法について

説得の方法を知りたい!という方の為に
話を聞いて貰えない。声が響かない。という方のために

他の村人に読んでもらう「文章の伝え方」をテーマに書いて行きたいと思う

結論から言うと、伝えるには
堂々した態度で自信のある文章を書く

①自信のある言葉を使おう
「読んで貰いたい」(あとで伏線がある)がテーマの場合
自信のある言葉選びが重要となる。
「態度が堂々としていること」
これがあるだけで一定の評価が得られて、堂々としているだけで
狼で勝てる人だって過去にはいっぱいいます。何故なら文章が伝わるから

・伝わるかわからないけど
・自信がないけど
・あってるかわからない

このような文章を書いたら、考察が正しいのか?読み手にまで疑問に思いますし
自分の伝えたい内容が伝わるでしょうか?
文章がまず伝わらない人はまず文章そのものに「自信の無さ」が現れてます!
(だって上記のように自分から言ってしまってるし)
正しい事を言ってても、本当に正しいの?ってこちらが思ってしまいます。

これらは人狼ゲームだとより顕著に表れます。
相手の正体わかってない。推理が確実に当たってる保証はどこにもない。
などが確信を持てない理由となり、伝わりにくい文章を書く要因の1つとなります。

しかし読んで貰いたいなら、はっきりと
この要素があるから村人だ、狼だと言うべきである。
外れても良いんです。誰だって外すのだから恥ずかしい事ではありません。

それでもやっぱり自分に自信が持てない。のならば
練習したり色んな村でも実績を作って乗り越えるしかないでしょう。
根拠に裏付けが出来る人の声は自ずと自信があるし、村の評価も高くなります。

②魂の赤い人と強い村人
①の部分だと、どうしても書かなくてはならない部分なので、書く事にします。
村人は苦手なのに、狼の方が得意と感じる人がいます。
いわゆる魂が赤いと言われる人達。これらの人達に多くみられる特徴の1つに
「説得に長けてる」「頼りにされやすい」などの特徴がありますね。

狼は、最初から狩人と狂人以外の情報を得てますから
「何を言えば良いのかわかりやすい」という特徴を持っているから
自ずと「自信のある声」「根拠のある言葉」に聞こえる訳です。

その人は村人です。ソースは狼である私。
これほど説得力持った言葉はありませんよね?

またここで思いましたよね?
「村人で自信を持つ事って正しいの?」だからあえて分けて書きました。

「読んで貰いたい」文章を書くには、自信を持つべきでしょう。
また村人は情報を求めて推理をする立場です。
伝わる文章を書く事は、必要な情報をくれる有益な村人として
頼りになる存在として村の中心に置かれ
村の事を良く考えてくれる良き村人として白い評価を集め、最後に狼だと知って
騙されたと知り、「凄い狼だった」「強い狼」「魂が赤い」と称されるでしょう。
多くの狼PLが狼の方が得意と自覚するでしょう。


しかし多くの情報を掻き集められる村人に出会ってしまった場合
「その情報はどこから?」「その根拠は一体?」「ソースは狼だからでは?」
と絶好の狼要素を献上することになります。

人狼ゲームの議論が開始した1日目
狼は情報を最初から多く持ち、村人は情報を全く持ちません。
情報は村人は対話や考察で情報を掻き集め、思考を広げて行ける村人から見た場合
その様な行動が見られず、思考がはっきりして発言を行える
視野が広いと称される人がいると、「村が見えてるな」と
わかりやすい狼の根拠を与える事になります。

もっとも、傾向としてまだまだ初心者が多い人狼界隈
この様な声をあげる方は少なく、大抵は強い狼だったと称賛されるのがオチです。

これらが理解出来る少数派の村人にとっては、
自信のない村人は、白要素が取りやすく、大好物です。1人の村人に対して悩んで
思考過程も複雑で、とてもこんな考え狼では出来ないなと思います。
しかし声の響かない村人は、印象に残る事は少なく、吊られる光景を見るのも現実。

色々複雑な中、ひとまず初心者の頃は
「自信を持って発言をすることは大事」と思いつつ

大事なのは、「自然と自信を持てるようになること」
だと思います。根拠と理由をしっかり持つようにして
自然と「練習や経験や実績などが裏付けされた形で自然と自信がにじみ出る」ようになること。

そうすれば、ありきたりな狼で留まる事はなくなるし
その根拠に至る理由が行動に現れてたら、ただ実績がある村人なんだな。と思うし
頼りになる村人として村の中心にいる事ができるでしょう。

しかしありきたりな狼であっても
多くの村で勝てる狼である事は事実なので、
まずは堂々とした態度で自信を持って発言する事はやはり大事な事だろう

③自信のある伝わりやすい文章を支えるもの
自信を持たなくても、自信があるように伝わる。
そう思わせる構成があると思われますのでいくつか簡単に補足して行きたいと思います。

・自信のないような感情を出さない
そもそも自信のない人は、その不安さを自ら文章で告白してます。
自信ないけど、不安だけどの文章が付いて来ます。
これらの文章は、文章の内容よりも書いた人の感情の方が伝わり
不安な声で喋られても・・・。ってなってしまいます。

これらの感情は思ってても、「感情は切り離して書きましょう」

・結論から書く
以前のコラムでも紹介したと思いますが。やはり結論から書いた方が意思がはっきりと伝わりやすいです。先に自分の事、心情の事を書いてしまうと、書いてる本人に対しては目が向くが、肝心の書いた内容までは伝わらない。

「論理的に書く事によって、論理的な人という印象が伝われば、伝わりさUP」

①結論②理由の順番で書くと伝わりやすい
×ここ凄く悩んでたのわかるし、この人が真なんじゃないかな?
〇この人が真だと思います。ここの凄く悩んだ思考過程は村側によるものだと思います。

更に掘り下げで根拠を提示する形が良い。

・シンプルに書く
以前にも(6日目:読ませる文章とは)書いたと思いますが
長すぎる説明や文章は、読み手に伝えたい内容を薄くしてしまいます。

喉も消費しますし、シンプルに伝えられるようになれば、
1個の内容をずっと説明するか?
10個の内容を小さく説明するか?でより多くの情報を発信する事が出来ます。

・例を使う
例え話です。話が伝わりやすく、イメージがわかりやすいです。

この人は狼だと思うな(結論)

「例えば、狼は自分が疑われないか気にしちゃうから
ついつい疑われない位置を求めて、たくさん自ら
村からも求めらてもいない事を喋り出してしまうのですよ。」(ここまで例え話)

灰に目を向けるべきとこで、目を向けないで
自分の喋りやすい戦術論ばかり喋って灰を見ないのは、狼の行動ではないでしょうか?
(ここが根拠)

こうすると白取りでも黒取りでも読まれやすい文章構成が出来ると思います。

・権威を使う。
〇〇の研究によると、とある学者が、などと付け加える事で
言葉に説得力を持たせられます。とはいえ人狼で応用するのは難しいと思いますが

確定村人である確白の意見ってつまりは権威であると言えます。
確定白でなくても、他の人も白と言ってた! も説得力があるでしょう。
>>(アンカー)この意見に同意できる。自分もこういったとこから村人だと思う
(そして自分の意見を付け加える)など

④読ませる文章
自信のある文章に加え
(6日目:読ませる文章とは)でも書きましたが
改めて読ませる文章を更に掘り下げてみます。

・最初に言いだす。
誰も意見してない村人Aに対して、初めて提示された白考察
情報を持ってなかった人にとって、新鮮な話は食い付く要素の1つです。

狼でも、この効果は積極的に狙うべきです。
積極的に仕掛ける事が、村人評価を受ける秘訣です。

・話の流れを読む
村の中では、今必要な話題があります。
疑いにかかりそうな人、処理に近い人など
それらを「先読みして欲しい情報を的確に与える」ことが重要です。

伝えるのが苦手な人は、「自分が思った事を喋る」に特化し過ぎて
「相手に情報を伝える(与える)」という意識が欠如してます。

決定時間を過ぎた後の意見などが正にそれで、自分が思ったことを喋ってるだけで
それを伝えて、相手に干渉して村を有利にしようという意識が欠如してます。

総じて、相手に事を考えてない(考えられてない)。から言葉が伝わりにくい。とも言えます

狼が上手い人は、ここら辺の立ち回りを重視してます。
朝は誰も情報がないとこでスタートして、誰もが情報が欲しがってる所に
欲しがってる村人の情報のヒントを与えて、盤面をリードしていきます。

霊能判定で狼が確定した?さぁそこでラインの話ですよ!とかね


・褒める
褒めるという行為は、「相手の承認欲求を満たす」行為でもあります。
そして承認欲求に「慣れはありません」
ここに長期人狼の特有の効果が表れます。
褒めた言葉は「ログに残ります」。つまり「相手は何度も読み直す」ことに期待が得られます。

また、この要素の取り方とても綺麗で良かった。と具体的に細かく相手を褒めるほど
効果は高く、自分を認めてくれる(承認欲求を満たしてくれる)人に好意を持ちやすく
狼でも非情に有効な手段でもあります。これらを組み合わせる事で白評価を効果的に獲得することができます。
シュガーランプという詐欺師の手口のように、人を騙すトリックとしても効果的です。


⑤まとめ
1では堂々と自信を持って喋った方が良い
2ではしかし自信だけあっても狼の行動にしかならないから自然に自信を持つ方が更に良い
3では自信を伝えやすく文章の構成
4それらを読みやすくする方法の掘り下げ

と書きましたが、2で書いたように自然に自信を持てるようなることが
伝わる文章を書く方法の一番の方法だと思います。

それを実現するには、狼とは何か?村の要素とは何かを
実際に使われてる要素の知識を蓄えて、
自分で練習して、村で実績を残して、実力をあげることで
自信に繋げて行くのが一番だと思います。

一言でまとめるなら、書き方とかは、補助的な役割に過ぎず
「知識を蓄えろ」
に尽きます。メンタル的な事も含めて
知識を蓄えて技術を持ち、実力を裏付ければ、自ずと自信もメンタルも付いて来ます。

だから私も少しでも伝わりやすくなれるように
知識を増やして、伝わりやすい喋りを目指して行きたいと思いました。

今日のところはここまです。それでは

2 件のコメント:

  1. こんばんは。
    思えば伝え方を向上させる手段はいくつかあるなと、日記を読みながら頷いていました。

    今回挙げている中で、
    人狼PLに一番足りていないのは「話の流れを読む」だと個人的には思います。
    村陣営の場合、どれだけ有益な発言や考察をしたとして状況にそぐわなければ、言葉としての意味を持ちませんし、狼陣営の場合、場に対して言動が浮いてアピアピしくなる(下手な狼がやりがち)

    所謂、一段落した話題に対して再度掘り返すのは狼要素もこれでしょうか。

    まあ、この流れを読めるかも、そこに回す余裕が無いからか、個人として能力が欠如しているかの差はありますが…。
    人数が多いとはいえ、結局は1対1のやりとりが十数あるようなものなので、そもそも人の話を聞けない人は流れを読むことなんてできませんからね。

    後は、シンプルさが大切には共感しつつ、「人によって解釈が違う単語を使うのは控える。当然独自言語も禁止」もありますかね。
    手順、盤面、灰における上下位置等々、共通認識されておらず、立場によって変わる単語の使用は、解釈に違いが出てきやすいので注意が必要かなと。
    (位置に関しては、票や疑い、擁護発言をピックアップすればある程度の証明は可能ですが)

    独自言語は…癖もありますが、専門用語だったり特定の相手しかわからないもの。
    その村と国(村)ルール以外で読む必要必要性に迫られる物はアウトでしょうか。
    (再戦村における前村はこうだった論や、他村の詳細)

    結論の「知識を蓄える」事が総合的な解決手段なのは同意です。
    技術と実力をつけ、精神的な余裕を身に付けて、伝える事に意識が向いて初めてスタートラインですからね。

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    1. こんばんは、コメントありがとうございます。
      「話を流れを読めない」「独自言語」にも繋がることかも知れませんが

      「自己表現をしたい」「自分が推理を楽しみたい」が主題となっていて
      まず、「人に伝えよう」という意識、意図を持ってないのかなと思います。
      (伝える事に意識が向いてにも通じると思いますが)

      伝えようとしないから、伝わらない。
      その行動が独自言語や伝える気のない狼の行動など(一段落した話題に対しての下り)に現れるのかも知れません。

      特に狼は村利を「伝える」より「表現すること」に自然と重きを置きますからね。

      知識が技術が大事とは、よく私が口酸っぱく言いますからね。
      自信や精神的な余裕って要はメンタルなんですよ。
      最初はやっぱり自分だけで精一杯なのかも知れません。

      技術が増えてきて、やっと周りが見えるようになる。
      そこに書き方の技術も応用して、伝わる文章が書けるようになる。

      ですかね。

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