2025年5月25日日曜日

77日目:白取り推理はあまりしない。

 あえて使わない用語の続きにしても良かったのですが、白取り考察自体は普通にするので、あまりしないという題にしました。

■1.前提として

■2.白取り考察の危うさ

■3.影響力の考察

■4.ゲイン・ロス効果からの観点 

■5.黒取り考察しても必ずしも吊られる訳ではない 

■6.確証バイアスやロッカーの危険性

■7.2割で良い 

■8.まとめ(次回予告)

 

■1.前提として

G16の編成が一般的な前提として考察してます。体感としては、ある程度慣れて来たプレイヤーの初日や2日目は白取りを中心に考察し狼を探さない傾向に感じます。

■2.白取り考察の危うさ

何度か発言か記事にしたと思いますが、村人の方が特に序盤は多いからです

G16を例あげれば、灰の人数からダミー(初日)、占い師、狂人、霊能者、騙狼は減らせるとしても残った灰の人数11人。村人目線では村8,狼2,の比率になります。

単純に考えたら、ランダムに適当に人を選択して白考察を書いとけば8割は正答となる訳です。(つまり白考察の境界線は8割以上)

確率は知識を持たないと認知が歪む要因になるので、ランダムでも白は8割は当たるという認識を持たないと、真面目でエピローグで反省して学習意欲のある人ほど、間違った学習で参戦数を積み重ねると弱くなるのです

白取り考察は元の確率が高過ぎるため、間違った成功体験を積みやすく、黒取りは成功が続かない(成功率が低い)ため。自分は白取り考察の方が得意。という錯覚をします。

この錯覚がそのまま負ける要因の1つとして挙げられます。

■3.影響力での考察

「返報性の法則」から見ても相手を白視してあげた方が、こちらに返って来る事もありますし、好意を向けることも、自分の生存力をあげる手段とはいえるでしょう。

私たち白同士だよねグループの一員に入れば、自分が序盤に吊られる可能性は低くなります。当然吊られたくないのは村人でも思う事ですから 

また先ほどの成功率の話からも、間違った事を言う可能性は低いですから、自分の考察の信憑性をあげるためにも役に立ちます。

白印象を獲得する手段として白取り考察をしているのではないだろうか?それが白取り考察が中心になる要因の1つとして考えられます。

白アピするだけの行動が後に村を破滅させる行動となるとは知らずにね......

■4.ゲイン・ロス効果からの観点

この記事に辿りついてる人には、ゲイン・ロス効果についてまでは解説しませんが、初日に2日目と白取り考察で白アピをして好印象を振りまいてた村人も、判定が増えて襲撃が行われ、確率の観点から見ても灰の人数が狭くなり、狼を引き当てる確率があがってきたとき

 〇〇が狼かも知れない。と気が付く時が訪れるかも知れない。

突然疑い出す行為にはロス効果の観点から、印象を大きく下げる可能性があります。これまで白印象を抱いてた立ち回りから印象ががらりと変わる訳ですから

相手が納得するくらい丁寧に疑う理由を説明できない場合は、村人を吊りたい狼と間違われ、一気に印象を下げて吊られるので、狼を疑う手段を喪失します。

誰かを疑う権利など貴方にはなく、自らが狼のために命を差し出すか、最終日まで狼を護ること。このどちらかしか選べなくなります

 人狼ゲームで「狼を探そうだなんてとんでもない!」といって処刑死を受ける死因が多過ぎるので、白取り考察型の死因とゲイン・ロス効果をあわせて、とりあえず「白ロス症候群」とでも定義しときます。 

もちろん普通に「狼の守護者」として最終日まで狼を護りきるかも知れません。

辛口にはなりますが、白取りを得意としているプレイヤーの多くは負けプレイをしている上に偶然の産物に根拠があると誤解したままの推理をする危険性が高いのです。

 

■5.黒取り考察しても必ずしも吊られる訳ではない 

 日頃から誰かを疑ってれば、そもそもロス効果で誰かを疑い出した時にカウンターで吊られるリスクを軽減できるのは言うまでもなく、中長期的には生存面でも黒取りもバランスよくした方が長生きしますが、短期的に見ても必ずしも吊られる訳ではないです。

 確かに好感を稼ぐ意味では、白さを見つけてあげる方が優れてるとは思いますが、そういった一見狼らしい行動から外れる姿勢が相手の村人次第ではありますが、逆に好印象でウケが良いこともありますし

序盤は灰の人数多いので、私たち白いよねグループに入れなかった「好感度ゲームの敗北者」や「寡黙なプレイヤー」が先に処刑される事も多いので、その時間の間に、誰かを疑っても村人に受け入れて貰える土台を作る事もできます。

 

■6. 確証バイアスやロッカーに陥る危険性

 何故人狼ゲームは印象獲得による好感度ゲームなのか?というと、一度好印象を掴むと白要素ばかり探し、疑うべき要素には目を向けられなくなります。

これは確証バイアスの要因で説明できます。

序盤の少ない要素で白取りをして狼を白取りすると致命傷になるからです。

ただでさえ適当にやっても白が当たる成功体験で根拠も薄い白要素を信じてれば精度に信憑性が薄く、更に情報の少なすぎる量で白を取ろうとするのは、かなり危険なプレイと言えるでしょう。

ロック思考に陥らないようにフラットに考えたり、序盤の白印象だけに囚われずに推理しようと努力している人はいますが、必ずしも上手く行く訳ではありません。

 一方で黒取りも、ロックになる可能性はありますが、こちらには修正の機会が発生します。それは占い判定や霊能判定です。 

白だと思ってる人は他人が処理しない限りは、最後まで判定を受けれないので推理を修正する機会が最期まで訪れません。一方で黒だと思えば占いや霊機能を使って判定するので、間違いを修正する機会が訪れます。

人狼ゲームでは貴重な判定をどれだけ有効に使えるかが勝負の鍵です。 

占判定霊判定のシステムを最大限に上手に使えるかの点でも白取りは、ハイリスクローリターンな考え方と言えるでしょう。当たりやすいですが、元々当たりやすいので利益は少なく、外したら致命傷になります。

こうなってしまうと、灰ガチでは勝ちにくいので占い師がどれだけ機能するかに賭けるしかないでしょう。 

■7.2割で良い。

黒考察が外れてばっかりに見えるのは、それは灰の比率の問題であって考察者の能力の問題ではありません。人狼ゲームでは能力判定をどれだけ有効活用するかが重要です。

黒判定が出るという事は、真役職の思考の伸び。霊で確定すれば、どんなに推理を苦手としている人でも確定情報は共有されて、質の高い議論へと繋がります。

村人の醍醐味は初心者の頃は狼を推理で当てる楽しさでやってた人も多かったと思います。それが確率によるまやかしに翻弄され、リスクが高く適当に言っても8割はあたる白要素が本当に根拠が正しいのか怪しいのを信じてては上手くもなりません。

まずは黒考察をしてる人も2割が普通という事を認識した上で、自分も序盤のシステムを最大限に有効活用して黒を狙っていく方が上達は早くなるでしょう。

最初は外れまくりますが、長い目で失敗を糧に挑戦していく姿勢も大事ですし、推理の間違いを笑わずに外れるものだと相手を認識する事も重要です。 


■8.まとめ(次回予告)

今回は気軽にやれちゃうし、成功体験も積みやすく

色んな人を罠に陥れてる白取りの推理についてがテーマでした。 

もちろん短期的に生存率をあげるメリットや、ちゃんと正しい白取り考察も数多く存在します。しかしながら、20人くらい推理して16人くらい当てても根拠のある白要素とは言えず推理の正当性を実感するのはかなり難しいです。

占判定霊判定を有効に活用するために、勝率をあげるためには白取り考察ばかりでは行けないという事には気が付いて頂けたと思います。

ここまで言うのなら黒取りの仕方を公開すべきなのですが、またもや話が長くなりすぎてしまったので次回に持ち越そうと思います。


最終更新日:2025/05/25

 

 

2025年3月22日土曜日

76日目:筆者があえて使わない人狼用語③(最終日)

 前回の続きです。他者の発言に責任を持てないので引用して批難はやめようね。

 4.最終日

筆者は最終日という言葉を使わない理由は明確に狼利だからです。というと語弊があるかも知れません。状況次第ではありますが、ほぼ標準的な長期人狼ではこの状況に合致します。

 

・進行面

決め打ちの場合に最終日が適さない理由は48日目の記事「信用勝負の最終日進行は安定しない」で書いてるので良かったら読んでみてね。

最終日進行は安定しない 

 

・楽勝を目指せ

野球ではピタゴラス勝率という指標があります。ピタゴラス勝率とは得点と失点で予想勝率を予測する計算式でピタゴラスの定理に数式が似ているからピタゴラス勝率と名付けられてます。

これは得点と失点が勝率と相関があり、言葉に表せば簡単で「沢山点数が取れて失点が少ないチームが勝ちやすい」というゲームの性質があります。

観戦者としては、サヨナラゲーム(最終回に逆転勝利すること)であったり終盤の競った場面でのハラハラドキドキする展開は面白いですよね。

でも強さを目指してたり、高い勝率を目指す場合にはこれらの勝利は「勝利の中では下の下」なのです。(強さの定義を勝率とするのであれば)

殆どのゲームに当てはまる事で「利益を最大化し損失を最小化する」 (得点を増やし失点を減らす)これを強くなる事で考えなければならない事です。

となれば、強さとは必然的に楽勝(私はイージーウィンとも言ってたりする)が増えて来ます。ここで勘違いしないで頂きたいのは、大敗が増える訳ではないです。

勝負の内訳が中級者(大勝・辛勝・惜敗・大敗)から上級者(楽勝・大勝・辛勝・惜敗・大敗)の内訳になります。勝率があがってますね。

楽勝を目指すとなると、必然的に最終日は目指さないですよね。

 

・真狩ゲーが利益の最大化

※真狩ゲーとは真占い師を狩人が守り続けて、占い判定で狼を詰ませて村陣営が勝利する村の事。

筆者が最速を目指す理由の1つが「長期人狼で初日占い師が稀」だということ 。かなり特殊なレギュレーションの村でしか発生がなく、殆どの村では「必ず生存する真役職」が存在して「それを連続で護衛できる狩人」が存在しています。

身も蓋もなく言えば、この時点で村有利のゲームだと思ってますし、狼をこの有利な盤面を全力をひっくり返すゲームだと思ってます。

この村の最強カードを最大限利用しない手はないし、判定の質を上げるには「出来る限り負け筋を減らすために狼の有力候補に判定処理をさせる必要があります

それなのに寝そべって襲撃されて考える。襲撃された方が真だよと言われても、困ります。勝率が高いプレイヤーを目指すなら有利な盤面を不利な盤面へと覆されないようにするべきです。

①真狩ゲーを最優先に目指す事が利益の最大化

②限られた判定を最大限有効活用すべき

これらの事を考えたら言うまでもなく初日や2日目くらいまでは勝負の要であり、最終日は村にとっては敗北に近付いてるのです。この前提は長期人狼の通常のレギュレーションで覆る事はないでしょう。

 

・ 推理の質にも影響する。

27日目の「 30点の考察を書く」でも触れたように

成果を出せる人の考え方は100点ではなく30点を目指す  

他の人が触れてくれたり、修正する機会などで、早く出す方が様々な反応が得られるため、結果的に推理の精度が良くなります。

逆に最終日まで持ち込んだ場合、疲弊し過ぎるし、修正してくれる村人の数も減っているのでバイアスのまま突っ込んだり。情報が多ければ良いという訳ではありません、その考察の中には間違えであったり質の悪い考察が含まれてる場合もあり、間違った選択肢が増えれば、正しく判断するのはより困難になります。 

また周りの人への推理にも影響力を与えます。推理しやすい環境というのは、質の良い情報が落ちてたりします。かなり有力な村人の情報が出れば、それだけで灰の見る数が減り精査しやすくなりますし、黒判定が出ればその情報を下に議論しやすくなります。

最終日に向かう事は、村全体の戦力を下げてますし(推理の質を下げてるため)議論の質を下げ、間違った判断を下す材料を増やし(疲弊とノイズの混ざった複雑な選択肢)狼の襲撃の自由度を与えます。 

最終日に向かわないという(最終日進行が安定しない)のは狼の襲撃という武器を防ぐ手段として有効なのです(最重要ポイント)


・最終日進行に向かわない事によるデメリットについて考える 

利益を最大化して損失を最小化する上で避けて通れないのはデメリットの存在でしょう。メリットがデメリットを大きく上回らなければ行けないのですから。

恐らく早期の決め打ちを忌避する理由の1つにロッカーの存在でしょう。彼らの滅ぼして来た村を見て彼らが推理を間違えたせいだ!と考え、それを防ぐ方法としてこのような主張が一見合理的と考えられて来たのでしょう(※損失回避性バイアス:損を過大評価して忌避する感情のこと)

これらの主張には一理はあります。安易な決めつけを行い、確証バイアス(※自分にとって都合良い思い込み。自分の論を正当化するために自分の都合の良い論だけを採用して、否定する論を否定する)に陥ってしまっては元も子もない。

確証バイアスというデメリットに向き合って行かないといけません。

自分の非を認められない人はこの確証バイアス傾向に特に陥りやすいので注意が必要です。 30点の考察でも触れましたが修正ありきなのです。(この確証バイアスのデメリットを持つ人は慎重になる必要があるでしょう)

もし確証バイアスに陥ってる人が居たら、早期に改善を促しましょう。むしろ改善できるタイミングなら負け筋を1つ減らせたと喜ぶべきです。仮に最終日まで進行してたとしても勝てた保証なんてどこにもないのですから。修正できる人が墓下に落ちてからでは手遅れです。

進行面での信用勝負の最終日進行は安定をしないを読んでくれたのであれば、説明は不要かと思いますが、灰の決め打ちにしろ占い師の決め打ちにしろ、遅らせたら勝てたなんて保証はどこにもないのです。それは進行面の問題ではなく、相手の良かっただけの話。 


もう1つのデメリットは推理をすることで、間違える事でしょう。

本当に良くないのは、推理しない事なのですが、 判断を無為に遅らせ、縄を無駄に消費し、推理をしない傾向にある人ほど推理を間違える人を非難する傾向にあります。(無駄な浪費は気が付きにくいミスで、明らかな推理のミスは目に見えるミスだからです)

何はともあれ、 口先だけで行動しないプレイヤーでしかも推理しない訳ですから当然ながら上達もしない訳ですが、残念ながら無視できる存在ではありません。

誰しも推理は間違えますし( 必ず当たるなら人狼ゲームになってません)間違えたという結果が発生すれば、盤面としても狼有利に傾きます。

それならば、疑われる理由の1つには当然なるでしょう。 その際は素直にミスを認めて修正に尽くすべきでしょう。しかし必ずしも吊られる訳ではないですし、そもそも人狼ゲームなんて推理を外そうが当てようが理不尽に疑われるゲームです。気にするだけ無駄でしょう。

あくまで疑われる理由の1つになるとは思う。という話

デメリットはまとめると

①確証バイアスの危険性

②疑われるリスク

よくある勘違いには

①推理の精度があがると思ってる(実際にはノイズも多くなり判断力の高い人も襲撃で落ちるので実際には落ちてる)推理の精度に関しては、先ほどの通り。修正が効く分質の良い議論がしやすい。

②早期の決め打ちは大勝か大敗のイメージ(実際にはただの1縄損でしかない)

序盤に推理を間違えたとしてもまだ負けてない。 つまり序盤に真狩ゲーを目指して役職推理に励み黒判定を得ようと灰考察をして結果間違えてしまっても、純灰勝負になるだけです。

ですから襲撃を見てから考えようとか、判定を増えてから考えようと両立できるんです。

従来の勝ち方に、新しい勝ち方が加われば、ただ純粋に勝ち筋が増えて、負け筋が減らせる。メリットがデメリットを完全に上回っているのです。

 

結論を言えば、最終日とは下振れた結果。結果的に迎えてしまうものであり、目指すものではない。ということです。

 

・戦力吊りの是非

全面的には否定しません。寡黙であまりに情報を落とさない人で要素を落とす見込みもないので、整理吊りを行わざる得ない場合もあり、そのような不運で結果的に最終日に持ち越す事になってしまうのは、防ぎようがないので受け入れるしかありません。

しかし最終日に判断を任せたくないから村でも吊るみたいは考えはどうでしょうか? 

まず灰が序盤の方が狼の比率が少ないので、狼を吊る確率は最終日よりは低いです。しかし1縄でも多くの狼候補を処刑した方が狼を吊る可能性は高いです。(1回より2回チャンスある方が良い)

そもそもそういった考え方が議論の質を下げて、全体の戦力を下げているのです。更に襲撃で判断できる落とされる人も居るのに、村の戦力に足りないと、自分の推理をしていないという目に付かないミスを軽視して、更に大きくミスしそうな村人を吊り上げる。

村の足を引っ張りそうな人を吊っても、全然戦力アップしないですよね?思考の統合性が取れてなく感情論で矛盾してて無茶苦茶です。

よく村の外から見てた人と内側で吊りたい人の考えが異なりやすいのは、これらが一因にあるでしょう。村の外の方がこういったノイズに引っ掛かりにくく、村の内側の人が終盤までの事とか色んな考える要素に足を引っ張られます。村の内側の気持ちがわからない人に言われたくない気持ちは理解しますが、外側の人がバイアスやノイズに引っ掛かってない可能性が高く、自分のミスの要因を発見する手掛かりとして利用しても良いかも知れません。

 

・まとめ 

①どんなゲームでも最終的には利益の最大化と損失の最大化を目指すよ

勝率が高い人が強い人なら楽勝を目指そう。競った勝負に強い人も世の中にはいるけど、色んな条件が混ざるので紛れるし、全然勝ちに再現性もなく安定しないよ

②長期人狼は真狩ゲーなのでこれを目指す。

時々G16より少人数なら短期決戦みたいな意見も聞きますが、それならG16の戦略を見直すべきです。判定が出るタイミングも襲撃が始まるタイミングも同じです。有利盤面を利用すべき

③推理の質をあげる事で全体バフの効果

全体バフのスキルは強いです。真が黒引き1つで議論が加速して、同じ情報を共有することでコミュニケーションも取れます。

④確証バイアスには気を付けよう。

自分の非を認められない人は、安易に決め打つ方向に向かうのは注意が必要。修正ありきだという事を気に留めること

⑤推理をしないのは気が付きにくいミス。推理して外すのは気が付きやすいミス。

気が付かないミスをし続けて、気が付くミスをする方が反省しやすく成長も早いよ。 だから間違えてる人を笑ってはいけないよ。笑っていいのは、口先だけで行動せず役に立ってる訳じゃないのに、推理を間違えてる人を笑ってる人だよ

そこに言及する発言もあったのでログを貼っておきます。

最初は当然失敗の方が多いですが、めげずに頑張って欲しいと思います。

最後にもし⑥を付け加えるなら筆者が最終日という言葉をあえて使わないのは「上手くならないから」です。確かに安定して惨敗を避けれるかも知れません。ただそれだけです。勝ち筋が増える訳でもなく、ただ勝ち筋を減らすだけです。そして推理することを諦め緩やかに停滞することを選びます。それは面白くない。

人狼をはじめた理由は人それぞれでしょうが、人狼ゲームの魅力の1つには推理が楽しいからと言った部分があると思います。そういうゲームの楽しさを忘れずに初心に振り返って欲しいし、より推理の楽しさを広めたいという筆者の考えもあります。

 

・余談

このスタイルを谷川浩司十七世名人に倣って「光速流」などと言ってましたが、狼の襲撃の武器を封じるのが最大の理由なので、もっと適切な言葉があるかも知れません。

 

最終更新日:25/03/22

 

2025年3月18日火曜日

75日目:筆者があえて使わない人狼用語②(説得)

 前回の続きとなります。こちらも他者の発言に責任は持てないので、引用して他者を非難したりするのはおやめください。

 

3.説得

よく人狼は説得のゲームとも言いますが、筆者はあまり説得という用語をほぼ使用しません。人を動かすために「影響力」とは言いますが、これで説得の役割も果たしている為です。

では何故、この言葉を嫌うかと言うと「相手の能力に多く依存しているからです」 

言い換えるならば、自分の手柄ではなく相手が上手だったからです。相手が自分自身票を正しく利用して狼に投票して勝ちになったのに、勝てたのは俺の説得が上手かったからって烏滸がましいのです。自分の言う事を聞かせる事に酔ってるのか、自分の能力を過信してるのか?少なくても筆者はそのような人にはなりたくないのです。

説得が無意味とは言いません。成功するのに必要な要素は「信頼」「抵抗」「論理と感情」と言ったところでしょうか。

まずは信頼関係です。

相手の人格を否定する人の話を聞きたくないですし、影響力で触れる事の多い「一貫性」も重要です。 言ってる事がコロコロ変わる人を信用したくはないですから。

次は抵抗力です。 

説得に対して反論(抵抗)が多ければ、通じません。絶対に狼だと思ってる人を村人だと説得するのは困難ですし、逆も然りです。

説得の内容が受容範囲であれば、抵抗されずに受け入れて貰いやすいという事です。受容範囲とは意見が似ているなど、Aさんが狼だと説得されて、そうかも...と納得する程度には説得を受け入れる人が、Aさんをそもそも狼だと疑いを入れてる必要(重要なポイント)があります。遠い意見ほど抵抗力が高まり失敗しやすくなります。

相手が聞き入れて貰える理解力や、説得しなくてもある程度自分の力で辿り着いて貰うなど、相手のスキルの高さも重要となります。 

そして論理と感情です。

そもそも推理力がなければ、説得されないのです。

主張したい内容があり(Aさんは狼だ)理由と根拠があって(この発言が狼要素だ)、その根拠が主張内容に繋がるかを説明する推論(狼要素があるので、Aさんは狼だと思う)がある事が論理となる訳です。

「人狼は推理の説得のゲーム」だと仰る人の気持ちも全面的に否定しませんが、推理力があり論理的に説明できてれば、自ずと説得の役割も果たしているのです。もし推理力が凄いという影響力がある人が喋ってれば、自然と票は集まるのです。

もし、そうではないのであれば「狼が当てる事が推理」だと思ってるのかも知れません。それならば推理力を見直す必要があるでしょう。 より推理力が身に付けば、根拠も推論も的確になるでしょう。

とはいえ、論理(ロジカル)だけでは行けません。感情(エモーション)に寄り添う必要があります。説得の勉強で役に立つ部分なので、筆者は説得という言葉を殆ど使いませんが、説得力をあげたいという場合はここを重要視すべきでしょう。

受け手の心理状態を理解すること。です。

説得を失敗しているケースの多くは、相手の「不安」を取り除けてません。(重要ポイント)

論理が正しくても、本当に不安に思ってる事を解消しなければ、説得には失敗します。

例えば、この人が狼だと説得しても「村ならどうしよう...」「村なら役に立つかも...」というの※感情は発生するでしょう。(※補足説明:損失回避性)

ここで失敗する多くの人は不安要素ではなく、狼である理由を説明してしまいます。主張をぶつけているだけで相手の感情に寄り添えていません。

相手の不安要素を聞き出す(村人だと思う部分)相手の感情に共感し(反論や否定はしない)バイアスなどがあれば、不安要素と共に取り除いてあげると良いでしょう。(相手のバイアスに気が付けば、相手のミスの要因を取り除けます)

論理とは相手にぶつける物ではなく、相手の間違いや感情に寄り添うために使うべきでしょう。

とはいえ、相手が自分自身の不安に打ち克ち、正しい判断へと至ったのであれば、これも相手を褒めるべきだとも思います。

 

・まとめ

説得が無意味とまでは言いませんが、筆者が主張したい事は例え私の説得に応じて正しい投票をして狼を吊り倒した場合、その票を正しく使ったプレイヤーが素晴らしかったからであること。それを説得者のおかげと(説得に応じた人ならば良いのですが)説得者本人が言うのは少しもんやりします。

また説得という手法に限界があり、話が通じない人は説得を頑張っても応じてはくれません。現実社会を生きてれば思う事があるかと思います。 

そして多くの事を「推理力」や「影響力」などを普通に勉強することで、自動的に「説得力」も向上してるとも言え、技術スキルを覚える優先度としてはかなり後回しになります。

これらも影響し、筆者は人狼ゲームで説得という言葉を使う機会が殆どなくなりました。(勿論、勉強してない訳でもなく、知識を得た上でです)

もし使う機会があるのであれば、「思考が似ている」「相手の感情に寄り添う」そして説得によって相手が正解に辿り着けば「相手を称える」これを意識して使ってみれば良いかと思います。

 

2025年3月11日火曜日

74日目:筆者があえて使わない人狼用語①(〇〇占いは強い)

 1.まえがき

今日は、筆者が知ってても使わない人狼用語という形で紹介して行こうと思います。

使わない理由は至って単純で、筆者の役に立たたないからです。とはいえ使ってる人を見て思う事はあれど、批難する意図ではないという事。

注意事項として予めお伝えしますが、他者の発言にまで責任を持てませんので、「私が言ってた」と言って他者を非難したり人格否定しないようお願いします。


2.自由統一論争について

少なくても筆者が「〇〇占いが強い 」と断言することはありません。人狼プレイヤーで統計を取って下さった方も居ましたし、筆者も過去の発言から月狼国のログを中心に統計を取っていた事もありました。

そのプレイヤーの統計データ(引用も可とはなってますが、ここでは引用しません。理由はあとで)も私が集計したデータと差異もなくほぼ似た結論になったため、データの信憑性は私も保証します。 

結論として、どちらが強いと結論付ける事はできなかった。

という事です。まず統計取ってる人なら思うでしょうが、自由のサンプルが少なすぎます

もしあの統計のデータを見て自由の強いと思った方は、大変申し上げにくいのですが、確率と統計の基礎。高校数学の基礎から勉強をし直した方が宜しいかと思います。それで他者を見下したりなど、ハッキリ言って学力不足な人が他者を見下してて滑稽に見えます。

過剰自信バイアスに陥ってませんか?数学の知識なしで都合よく数字を解釈してませんか?

また因果関係に注意を払う必要があります。自由の母数が圧倒的に少ないという事は、ある程度参戦数があるプレイヤーが好む戦術である可能性もあり、初心者はとりあえず母数の多い戦術を使用した場合、プレイヤーの経験値が勝率上昇の原因か?それとも戦術が優れてるのが勝率上昇の原因か?

原因が戦術の強さではなく、単に経験の多いプレイヤーが好んだだけの可能性もあり一概に勝率だけで結論を断定するのも難しいのです。

この懸念を解消するならば、ある程度プレイヤーの戦力をも揃えてサンプルを揃えないといけません。無理ですよね?

そして仮にもし統計を取り続けて、どちらが優れてると結論を出したとしても恩恵(メリット)が少なすぎます。

仮に仮定として自由51%:統一49%で自由占いが強いと結論が出たとします。100戦行った上で期待値上では、2つ勝ち越しとなるため、1戦に限れば「0.02%」勝率が上昇します。少なすぎませんか?

また期待値がブレるのはTRPGを嗜むプレイヤーならよくご存じかと思います。51%のガチャでは不運が続けば負け越す事もあり、ほぼ95%(それでも20人に1人は負け越すけど)勝ち越してるには、約7000戦弱必要になる。

1週間に1戦と考えると約130年は毎日長期人狼を続けないと、〇〇占いをすれば勝てるとはなりません。狼をやる時は逆を選択し続けるとしても現実的ではない。

もうちょっと希望的な観測をしても(勝ち越す確率が90%程度で良いなら3000戦くらい)(あるいは51%ではなく52%だったら1700戦くらい)

わかりやすく言えば、数百戦程度の人狼生涯ならほぼ自分の成績に反映されない。 という事です。しかも数百戦を行って仮に勝率が上昇したとしても、〇〇占いのおかげって実感するでしょうか?これもずっと同じ実力だった場合です。普通に強くなったと考えた方が精神的に心地よいです。

多くのゲームで色んな意見が飛び交い、論争が起きれば起きる程、数学の上ではどっちでも良く、恩恵とメリットが少ない事象になります(ここ最重要)。それよりも誰も間違えないような大きなミスを1つ減らす方が、遥かに効率が良く。いちいちデータを引用しないのも、筆者が不毛な議論と思ってるからです。

(ここは完全に蛇足ですが、麻雀の何切る問題もプロでも意見が分かれる問題は実際にどちらを切っても成績にあまり影響ありません。プロだから何戦も戦うから議論しているのであって、趣味で打つ程度では全く意味ある議論ではありません。しかしプロが全員その打牌は間違いと断言するのは大きな間違いであり、これは成績にかなり直結します。意見の割れる問題ではなく、上手い人が同じ事を言う問題を間違えない方が上達は遥かに速いです)

結論:(どうせ成績に反映されない微々たる事なので)どっちでも良い(どうでも良い) 

とはいえ、たけのこきのこ論争のように自分の好きな事を語るのは自由なので、筆者の戦術としての好みは、真占い師が白を引くか黒を引くかならば、黒引きの方が強いと思ってますので(共有ありのF編成なら白に傾くが)筆者の意見が反映されやすい灰の立場なら統一。占い師の立場なら自由を好みますかね。


これだけで思った以上に文字数を使ってしまったので、ほぼ自由統一についてしか語ってないですが一旦分けます。(つまりどうでも良いと思ってる事を長々と説明したということ。たまにはそういうブログ書いても良いですよね)

2025年1月4日土曜日

73日目:星狩237村マニュエルの感想(後半)

 4.影響力

影響力を持てば、村の議論の中心に立てる。自分が村の投票に大きな影響力を与える事が出来れば、狼で負けるような事はなくなる。 ただし影響力を持つ人になるのは難しい。オール『5』を取れるなら、もう何もいう事はない。

・返報性『2』

あなたは、自分を拾い上げてくれた人を疑う事はできるだろうか?

狼にとって誰を村視させることはデメリットではあるが、それでもやるメリットがある。それは、その村視が自分へ返ってくるからだ。

3日目のミュリエルのライン考察を手伝ったりと動けてはいるのだが、誰かに白を与えたりギブアンドテイクのギブの部分を果たせてるかと言うと全体的には果たし切れてなかったと思われる。前半戦の技術を応用すると、大体残る人は予想できるようになるので、懐柔したい相手には、喉を使ってでも持ち上げてやるくらいの気持ちで動くとなお良し。

・希少性『1』

独自の視野や、村に足りない物をもたらす人は貴重な人物だ。

 こちらも独自の要素を村に提供したかと問われると、この点も加点要素は少なく感じました。村に新しい視点をもたらす、先手は常に強い。

狼だからこそ見えてる視点を使って疑われる事も注意したいが、使いどころさえ間違えなければ、情報のアドバンテージを活かした部分を村に提示できると、この項目で注目されやすくなる。 この村では前半の印象点で大きくアドバンテージを得られていたので重要度は低かったが、ポイント数が多い村や、前半に大きく白位置に行けなかった時に、逃げ切る場合は村人より先に要素を見つける意識を持って工夫すると、より他の村でも勝ちやすくなりそうだ

・権威『1』

この考察ならこの人に聞いてみよう。と思われる人になると吊られにくい

特技の1つがあると加点しやすい。そうでなければ、最も自信のある考察を書きあげるなどやれる事は多いですね。占い真贋やライン考察などが特に得意としているものがないのなら、「特定の相手」に絞って考察を書きあげると良いでしょう。

書かれた本人の返報性や(前半で触れた相手の関心など)、この人の事なら聞いてみようと周りから聞かれるくらいになると、村に影響を与えられてるという事になります。

第一発言の一貫性にも繋がるし、今のマニュエルの即座に強くするのであれば、灰雑と誰か1人の考察を分けて書いた方が、好きを見つけて掘り下げて色に繋げるを実現しやすいし周りのもっと考察を読んで貰いやすくなる。

・一貫性『4』

キャラクターがブレると信用できないし、意見がブレブレの人に喋りには信用が得られない。意見を覆すなら理由が必要だ

前半の第一印象が崩れる時というのは、印象が変わるイベントが発生した場合だ。 その点マニュエルは最後までマニュエルらしさを残す事ができたのは勝利への要因となっただろう。しかし、権威の枠でも触れたが、よりキャラクターと影響力を強い物にするためには、どこかで誰か1人に絞って300PTの内の1つの考察を振り分けることが出来れば、よりよかっただろう。

灰雑だけでは影響力が分散しがちで、全く必要ないとは大げさだが、考察や発言力でもっと輝くためには意識して欲しいポイントだ

・好意『5』

好かれてると思う人と嫌われてると思う人、どちらの意見を参考にしたいですか?

 好きを見つけていきたいというスタイルは大当たりだと思います。マニュエルの得意な部分だと思いますし、興味を持ったところも評価されてたので、とても良かったです。

より脅威を持たせるためには最終日の村人と友達になる事です。これを実践で普段から行えるようになれば、勝てる可能性はグっとあがると思います。

・社会的証明『4』

村の輪に入ってる人ははじかれにくい、みんながやってる事は賛同されやすい

協調性など、村の輪から弾かれる行動はせず、議論の中に入っていられたかと思います。積極的に加点を狙うなら、意見に同調したりすることだ

この点は文句なしに、意識して出来てたポイントだと思います。村の輪から弾かれる事は影響力が薄まります。SNSの世界ではフォロワーの数がそのまま影響力となるのは、このためです。どれだけ村に友達を作るかも大切な事ですね。

とはいえ誰かは吊らなければならないのが狼なので、赤窓などにしっかりと話し合えればより得意な分野を伸ばせるのかと思います。

 ・総合評価『3』

影響力はポイントの少ない村でしたから発揮し切れない事も多いのですが、村の議論を支配して勝ったというよりかは、前半の白印象を稼ぐことが上手く行って逃げ切ったという印象を受けました。

ポイントが多くなったり、白印象が思ったより得られなかった場合には、議論をリードできる影響力の重要性がより増して来ます。

今後更に勝ち続けるためには、もっと影響力のあるプレイヤーになって欲しいかなとは思いました。現状としては長所をより活かして行く形で、興味のある相手に関心を寄せて考察を書きあげる意識を持つと、更に勝てると思います。

灰雑を全員にやるより、誰か1人の深い情報の方が遥かに読まれるし影響力も強いからです。

そしてそれを最後まで手繋ぎする村人に対して実践できれば、かなりの村で活躍することができると思います。前半と後半の事を意識すると誰が村人の中でも長生きして、どこで好感度を稼ぎやすいか見抜くことが可能となります。

推理力の高い人もいるかも知れませんが、襲撃で間に合います。


5.戦術

例え白視を得られてたとしても、占い機能が破壊できなければ勝てません。

・襲撃先『2』

襲撃先の基本は役職破壊が優先されるので、5日目まで引っ張る形になったのは、率直に申し上げて狂人頼りになってしまったのかなと。

狼が勝つパターンは、真占い師を初回に襲撃するか、真占い師を処刑するか、4日目以降の襲撃は、村に必要な情報が落ち切ってしまい負ける確率が高くなる。

また狂人が今回は貢献してくれたので、勝利の結びついたが、毎回狂人の引きが良いとは限らない。狼でまた勝ち続けるには、真占い師を処刑するか襲撃するかはしっかり仲間と話し合って方針を固めると良いだろう。 

とはいえ、必ずしも合理的な決断が最善とは限らない。時には狼欲を出さない事が村側の推理を鈍らせるからだ。役職破壊では狼の利を追求しながら、灰襲撃ではやや欲と結びつかないくらいの塩梅が丁度よいだろう。

・赤窓の利用『3』

勝利への方針など、上手く活用できてたかは微妙なところではあるが、人狼ゲームがメンタルゲームでもある以上、良い精神で臨める狼陣営であったとは思います。メンタル面で加点。戦術の話し合いなどの活用などでは減点になるのかなとは思います。

相方のグラディスが黒引かれても、ラインに辿られないようにアドリブでの工夫など彼個人に助けられた面もあり、良い仲間を持てた事には間違いありません。

霊騙も最初に吊られずにしっかりと縄消費もさせたし全体的に良い雰囲気のチームではありました。

しかしながら、より勝つことを意識した場合は仲間に恵まれなかった時の事も考えなければなりません。毎回こうとはなりませんからね。

その時はもっと占い師をどう処理するか?誰をSG役で誰が懐柔役なのか?誰は襲撃して構わないのか?とかその場の雰囲気にならず、もっと話し合えれば狼として安定するのではないかなと思います。

 

6.まとめ

『第一印象』『影響力』『戦術』で考えた場合、第一印象の加点が大きく序盤に白視を稼いで逃げ切れたという分析になりました。

特に人柄面での加点が大きく、疑いにくい位置に行けるのは凄いところです。

議論をリードする。赤窓でブレインをやるという点を磨くことは更に勝利する上では必要かなとは思いますが、LWを演じ切り初勝利を挙げたというのは、私は納得の行く結果だと感じました。

特に最初に稼いだ白視を最後まで維持するのは、中々簡単ではなく、もし3つの項目以外に重要な事は何ですか?と聞かれた場合の1つには『精神』と答えると思います。

マニュエルのイメージを崩さず、8日間白視を維持しきっての逃げ切りは、安定して戦えた証明だとも思います。疲れたところもあるかと思いますが、一度勝てたという自信は更に次の戦いでの安定さに繋がるかと思います。

勝利おめでとうございます。またこれからのご活躍を期待しています。

 

72日目:星狩237村マニュエルの感想(前半)

 1.はじめに

新年あけましておめでとうございます。今年はこちらの記事では挨拶ができなかったのでこちらで挨拶とさせて頂きます。

今回は星狩237村の感想とは題打ってますが、マニュエルの方からアドバイスなどがあればと依頼を頂きましたので、こちらの記事にさせて頂きたいと思います(もちろんご本人承諾済みです)

他の方も書いてというのがありましたら、ご相談ください。

 

2.重視するポイント

狼で勝利を安定させる上で3つの重要な事があると考えています。今回もその3つの項目から何が良くて、何を更に改善すべきなのかを分析したいと思います。

その3つとは?「影響力」「第一印象」「戦術」です。

この3点がしっかりを村の中で発揮できれば、おおよそ負ける事はないからです。

影響力は発言力など、第一印象は白さなど生存力など直結します。恐らくどこかの記事や発言で喋ってるかとは思います。

注意事項としては、発言PTが300PTのため、必然的に加点要素と減点要素になりやすい部分が減りがちなので、5段階で考えた時に中庸(2から4の評価)になりやすい点

 

3.第一印象

初日で分析するポイントは第一印象です。初日である程度の全員の立ち位置が決まり勝敗の大勢が決まるからです。加点減点方法などは全部語ると本が出来るので、かなり省略して書かせて頂きます。

・親しみやすさ 『5』

 話しかける人を「ランダムで選びません」。あなたは話しかけたら、こっちを疑ってきそうな人に話しかけたいと思いますか?話しかけやすい人になるには、ハードルを下げる必要があります。

 仲間のグラティスの(-44)など素直に感情表現を出せるのは、話しかけやすい要因となります。笑顔などが加点で怒りなどが減点されやすいですので、良かったと思います。

リリアーヌ(1:+15)やベニアオイ(1:+21)などの反応を見ても好感触なので、後々に触れますが、第一印象は良さそうに感じましたので、序盤見てても白く見られてたのではないだろうかと思います。

・興味を示す  『2』

殆どの人は「理解をされたい」名前が出るだけで反応しますし、質問など、自分の事に興味を持って貰ってると感じると加点されやすい。

(1:>>51)の退役兵への理解の示し方など、相手を褒めたりするのに、理解されてる!と思われるポイントなので、これを村人に対しても積極的に使用していきたい。特に狼時は淡々と考察を書いて話しているだけになりがち(自分語りに見える)で印象を落とすので、特に後半に残る村人に対して、質問や対話などで『相手の話を聞いてる』というアピールを増やしたい。(狼だとできなくなる人多いので)

※ただし300PTで根掘り葉掘り聞くのも嫌がられる理由にはなるので、PTの扱い方としては難しい。もう少しPTに余裕があって何か喋らないと思ったら思い出してくれれば

・啓発『3』

 一方的に話さない。相手の脳を動かすこと。自分が話し手で相手が聞き手という状況は良くない。具体例を出せばエドワーズの評価だろう(>>1:36)(>>1:54)

「アンダンテは最も思考が自然でわかりやすい」 

長い話をすれば、他は自然と聞き手に回るため、啓発されない。しかしアンダンテの喋りの内容量や話し方が適切であったために、エドワーズの脳を動かし、最も白い評価を得たという事になる。

要約すれば、自分の考察で「相手に考えさせること」が出来れば良い。減点要素は特になく話題も提供はできてたと思うので、標準評価という形

・自己開示『5』

自分の人となりがわかれば、「相手に白要素を見つけて貰いやすくなる」 わからない人よりわかる人から要素を探すからです。

この点は今回は素晴らしかったかと。 (1:>>31)自分の目標と気になるポイントを早速振れる事で、 どこに興味を持ってるかを示し、また統一や自由関連では自分の慣れを開示しつつ、相手が自由だったらテンションの上下を開示したりと柔軟性も魅せつつなので、「相手にとっかかりやすい発言」で良い塩梅だったと思います。

・エネルギー『3』

話の分量やテンポや声の大きさなどが村に合ってると良い。

その点では村にマッチしていたと思う。寡黙であったり内容が薄すぎると思われると処理に向かい兼ねないし、一方的に喋り過ぎると自己中心的に見えたりする。300PTの村だとある程度はマッチしやすいのかな?という点もあり、少なくても大きな減点要素はなかった。

・人柄 『5』

人狼における人柄とは、「話せばわかる」と思って貰う事だ。特に自分語りに自分の実力を見せつける事にしかない人はこの項目を落としやすい。つまり謙虚さとも言える。

狼を引いてる場合は、この話しやすさのハードルを下げる事が序盤の白視獲得への基本的なスキルと言って差し支えない。「思考の柔軟さをアピールするのが一番手っ取り早い

その点で言えば、「完璧な対応」だったと思う。 狼が上達すると失われがちなので、このまま忘れずにいて欲しい。

・総合評価『4』

第一印象が重要なのは、初回の能力処理にかかる可能性が大きく減るからだ。真占い師が最後まで信用されたらどうしようもないが、狼が勝利するにはまず、序盤に好印象を持ってもらう必要があり、その間に襲撃等で間に合わせる事ができるからね。

親しみやすさ(感情表現)自己開示(興味など)人柄(謙虚さ)などで高い評価を得た分、良い評価に結びついたと思う。このくらい出来れば、序盤は能力処理に引っ掛かりにくいと思います。

その中であえてアドバイスポイントを送るのであれば、相手への興味や関心という点が低い点数になり、私の感覚でももっと関心を持つべきだとは思いました。狼は村への関心を持ちにくく、場合によっては疑われる要素になりますので、もう少し質問や対話などで、相手の話を引き出す動きが出来ればなお、良いとは思います(とはいえ300PTしかない事を考えると難しい気はします)

質問と言っても一言で終わるような内容では(啓発でも言ったけど脳が動かないので、相手が喋りたくなるような質問がベスト)なく、考えや感情を引き出せるのが望ましい。一言で答え続けられる内容が続くと、それは質問ではなく尋問だからだ。

ソランジュ評(1:>-74)なども含めて、ソランジュに(1:88)の質問などは良く引き出せていたので、良かったと思います。  その反面、ミュリエルに対しての(1:34)などは少し危ういパターンで関心さも薄く、淡々に聞いてるだけにも聞こえてしまう。

★真贋以外に何が出てると嬉しい?→★村人が真贋間違えてもロックしたりしないか?(>>5の発言に対してミュリエルに関心を向ける)を付け加えた後に、真贋以外に何が出てると嬉しいかを付け加えると良いかも知れません。

良い感じにミュリエルの灰への見方を引き出しつつ、こちらが関心を持ってる事を伝えられるのではないだろうか? 

とはいえ、総合評価では良く出来てる項目も多く、十分に印象を稼ぐことができたと思う(印象を稼ぐことは、白要素を探して貰える土台が出来上がるという事)

まとめると、人柄や親しみやすさなどで印象点を稼ぎやすい分、相手の対話を引き出すという点のスキルの上達を磨けば、もっと勝てるようになるだろう。と言った感想だ

次は影響力という点で分析をするが、一旦ここで区切り。

2024年8月20日火曜日

71日目:最近の近況(学んだこと:アクティブリコール)

・挨拶

 お久しぶりです。最近はあまり村に入る事もなく、SNSでも顔を見せることが減ってきましたが、一応元気にはしてます。忙しい訳ではなくゲームで遊ぶようになったり、スポーツ観戦に行ったりと他の趣味を優先しているからです。(ゲームでの誘いにも乗るかも知れません)

 もし教えて欲しいとかサポートして欲しいみたいな奇特な方や、村のメンバー次第で誘われたらフラっと入村するかも知れません。

 遊ばない最大の理由は、勝つことを目的として遊んでないからです。素直に勉強になる環境が整う村が少ないからです。

 ・今年の上半期で一番のオススメの本を選ぶなら

話題になっては居たので、ご存じの方も多いかも知れません。YouTubeでも活動なさってる安川康介先生の著書 科学的根拠に基づく最高の勉強法 です。YouTubeでも配信されてるので、良かったら視聴してみても良いかも知れません。

少し話題が逸れますが、最近多い、最高の~~など教科書通りのキャッチコピーを使っていると思います。注目を集めやすい無難かつセオリー通りのコピーだと思います。

・オススメの理由

汎用性の高さですね。勉強のスキルが高ければ、何を勉強するのにも経験値2倍でスタートできるようなものです(例えが伝わりにくいかも知れませんが)

物事を上達しやすくなる方法を最初に見つけてしまえば、何を覚えるにしても役に立つから。その汎用性の高さがオススメする理由になります。(以前アウトプット大全などもオススメした理由は同様の理由)

本を繰り返し読む事やノートに書き写したり、努力の割には効果が高くない勉強法で挫折しないで欲しいのです。

・アクティブリコールとは

詳しくは動画見ればわかるので、要約しますが思い出す事が記憶の定着では重要です。

想起練習・探索練習・練習テストなどとも呼ばれてます。

思い出す事によって、この記憶は大切だと脳に覚えさせる事が大事だということです。覚えた知識を実践(テスト)で繰り返し思い出しながら勉強しているプレイヤーの方が上達が速い傾向は今までに何人か見てきましたが体感でも感じる部分です。

 覚える(インプット)ことに集中しても、忘れてしまうという事ですね。例えば私のように教えるつもりで書く(アウトプット)事も学習方法として効果が高く、今思い出せば、学生時代は先生が何の問題を出すか予想して遊んでた気がします。攻略方法を編み出して高得点を獲得する方法を実現してたように思います。

アウトプットが重要というのは以前に書いたのと似通った部分もあり納得する内容でした。

・分散学習

分散学習の対義語である集中学習は、テスト前の一夜漬けなどまとめて学習する方法です。

分散学習で間隔反復することで、同じ内容を同じ時間勉強するとして日にちを分けて勉強した方が遥かに点数が取れるということでした。

間隔についてはこれと決まってないため結論がついてないが(アウトプット大全などでは2週間に3回みたいな話もあったが)

少なくても1回にまとめて学習しても覚えきれず、コーチング系の本でも教え過ぎると覚えられないという事は常識となっているので、1度に頑張り過ぎるのは、効果が薄まるということは科学的根拠から考えても確かであると言える。

 大雑把に考えずに村に参加するより、学習を分散し課題に取り組む方が上達しやすいという事ですね。

・上記の2つを組み合わせる

新しい範囲の勉強をしたら、それを思い出せるようにテストする。そしてそれを間隔を置いてまた反復する。アクティブリコールと分散学習の組み合わせる方法が勉強方法として効率の良い方法だという事です。

人狼ではログを見て振り返れるので学習した内容を時々振り返ってみても良いかも知れませんね。

・記憶術

他にも記憶術について乗ってます。

ストーリーであったり「人」や「物」を思い浮かべて記憶する方法です。人狼では様々なキャラクターが登場する訳ですから、覚えられる記録方法としては、「人」の結びつけは有効でしょう。

例えば以前解説した虹色の戦略については星狩107村での私(フランクル)のインビトロを思い浮かべるでしょう。

またプロスペクト理論では、私はスラムダンクの魚住選手を思い浮かべます。確かに彼はバスケが下手で、もし目先の利益に囚われて目先の得を優先してしまえば、現状はバスケを上手い選手を使いたくなりますが、もし魚住選手に技術が付けば、誰よりも高い身長がありとんでもない選手になる。損失回避の心理では魚住選手の才能は埋もれたかも知れない訳です。

『でかいだけ?結構じゃないか 体力や技術は身につけさすことは出来る… だが お前をでかくすることはできない。たとえオレがどんな名コーチでもな 立派な才能だ』

身長という武器や才能の原石を見つけて期待値を求めるのが正にプロスペクト理論の在り方です。

プロスペクト理論の内容を魚住選手と田岡監督の名セリフをセットで覚えるような記憶術で理論を記憶しています。

 ・モチベーション

やはり勉強を続けるのには、勉強を続けるだけのモチベーションを継続する必要があります。モチベーションを保つ上で最も重要なのが、自分との関連性です。自己関連づけ効果として知られてます。

例えば、強くなる人、学習ができる人というのは学習によって自分が人狼プレイヤーとして強くなる姿、自分に役に立ってレベルアップしてるのが実感できてるから勉強のモチベーションがあがるということ。

そして効力を感じられる事。勉強して上手くなってる気がしないと続きません。 成功体験(成果が出たり)代理体験(周りが成功してるのみたり)社会的説得(君なら出来ると思うが)などを得る必要があるので

モチベーションを保つには小さい目標を設定して1つずつクリアしていく必要があります。 

そして、多くの文献でもいつも言われているように睡眠や運動が大切です。

・まとめ

常々勉強の仕方を勉強する必要があると言ってた中で、その方法を身につける事が出来ればどんな事でも上達への効率が良くなると思ってました。

その方法を伝える上で、とてもわかりやすい本に出合えたなと思い、勉強になった2024年の本として紹介しました。

また上達してる人が上手くなってく人は自然と実践している人が多く、上手くなる人にも理由があるんだなと感心するきっかけにもなりました。

全く無関心になった訳でもなく、違うジャンルではありますが、日々成長は続けてますという報告も兼ねてのブログ更新でした。

全然本の内容を伝えきれてもいないので、良かったら動画からでも本でも読んでくれればなと思います。

またどこかの村で逢える日が来たら遊びましょう。

更新日:2024/08/21

2024年1月22日月曜日

70日目:人狼ゲームは正体隠匿系の心理戦ゲームではない。

 今回は人狼ゲームの考え方について、皮肉持論をまとめた回ですので、誰かに参考とかを考えて書いてませんし、ちょっと過激な内容ですので、予めご容赦ください。

 

人狼ゲームはホンマに正体隠匿系ゲームなのか?

と問われれば、間違いなく正体隠匿系ゲームの一種であり、その側面は多くあることは間違いないだろう。村人になれば、正体を探り推理を当てなきゃいけないし、人狼側は正体をバレることなく過ごさなきゃ行けない。

多くの心理戦では、自分の手の内を晒して有利になることはあまりない。スポーツでも戦術を相手にバレてしまえば対策を練られてしまうし、ポーカーでハンドがバレてしまえば致命傷だし自分が強い手(真実)か弱い手(嘘:ブラフ)が相手にバレてしまえばどうしようもない。

もちろん人狼ゲームにもそういう側面はある。人狼側に限って言えば。 

例えば、初心者歓迎村で墓下の雰囲気を良くしようと、赤窓が最初がわかるような設定をした村に迷惑な複垢(複垢アカウントで村に入村する。もちろん禁止行為であり不正)が墓下で狼の正体を覗き見て、地上の本垢で推理するなんてすればゲームは成立しない。

それ以外にもうっかり誤爆してしまったり、人狼である明確な証拠を落としてしまえば、致命的だ。だから狼は発言に気を付けるし、自分の正体を明かさず、村人のフリをして過ごさなきゃいけない。なので正体隠匿ゲームという側面もある。

しかし村側役職はどうだろうか?

村人は狩人保護の名目で、狩人でないことを明かさないという面で正体隠匿の要素はあるかも知れないが、今はあまり見ない共有や聖痕者なんて、正体隠匿する要素はなくさっさと正体を明かして村のまとめ役になるし

占い師や霊能者なんて、自分が真だとバレた方が得である。

極端な例(過去にはそんな奴もいた気がするが)を言えば、暗号やシステムコピペなどで確実に真だと伝える方法が存在するなら、ゲームとして成立しない。

むしろこのゲームで行われてる本質としては、自分の心理を曝け出して、読み取って貰うゲームといえるだろう。これのどこが正体隠匿なんだ!?

と、ひねくれ者の屁理屈はさておき

 

真役職の方が攻撃的な発言になりやすいよね?(もちろん、優秀な狼の中には、そんな村人の心理を描写するのが上手い人も居るかもしれない。しかしそれは例外なのでひとまず置いとく)

 

自分の発言によって正体がバレた方が得なんだから、周りの反応は気にせず自分のやりたいことを発言することができる。隠匿する必要がないんだから。

自分の発言が人狼側であり見られる側では発言を見直す場合、どの程度の影響があるのか専門家ではないので定かではないが、掲示板などで発言を確定するまえに、礼儀を守った発言をお願いします。などのメッセージを表示したところ、3人に1人は書き直し有害なコメントが減ったという話を聞いたことがある。

この現象がもし狼側にみられるならば、狼側はヘイトを恐れ、自分の心理を隠匿し真役職側が気にせずに発言する人が存在するならば

攻撃的な発言。暴力的な発言というのは真要素となり、暴言という場合によっては禁止行為になるかなりグレーから黒い行為が自らの利益となってしまう。(村人の方がよっぽどヤクザなことは私は多いと思ってます。あくまで主観の範囲ですがね)

勝つためには合理的になるべきだ!暴言や攻撃的な発言も真とみられるなら積極的に活用すべきだしメタ真や暗号もどんどん活用すべきだ!その方が楽しい。というのなら、まぁ好きにすれば良いんじゃないでしょうか。尊敬はされないと思いますが、個人の思想まで咎める暇はないので


もし、百歩譲って狼でも同様の発言ができます。というのなら理解はするけど(逆手に取ってできる人が全くいない訳ではないので)

村人や真役職というのはバレた方が得になるので、都合が悪くなれば、村人の時だけ自吊り発言をしたり、 狼ではしない悪態をついてみたり、攻撃的な発言をしたりして、もし利益を得たとする。勝つための必要だと。

でも狼で同様の発言ができない事は、村人の経験が役に立たなくなる訳ですから、いざ隠匿する側になった時に苦労するかも知れない。

心理戦でも隠匿系のゲームでもないですよね? 

村人はメタ真に近い要素を読み取って貰い、反則にならないスレスレで攻撃的な発言で真を上手く伝えた方が勝てる伝言ゲームに近いのかも知れない。

 

ひねくれた意見かも知れないが、村側であっても自分の正体を隠匿して味方を悩ませてあげた方が(意地悪な上に足を引っ張ってるだけですがw)面白いと思える部分は増えますし、何より狼と動きが近くなれば、自身が狼を引いた時に動きやすくなる。

このゲームはどういうゲームなのか価値観はそれぞれだし、楽しみ方なんて人それぞれだ。それでも正体隠匿ゲームとしての人狼ゲームを守りたいのなら、例えその考え方が狼っぽくても自身の発言が他者にどういう影響を与えるのか?考えるようになれた方が尊敬もされると私は思います。

 

 

 

 

まぁ...お前が言うなって感じで説得力なんてないんだけどな。少なくても私は悪影響を与えるのをわかっててやってます(より質が悪いともいう)

2024年1月1日月曜日

69日目:2024年元日の挨拶

あけましておめでとうございます。2024年を迎える事が出来ました。昨年も村に入村する事は出来ませんでした。見物する機会もめっきり減って人狼の人とは思われなくなったかも知れません。

 

理由としては入村したところで楽しいと思えなくなったのは、ネガティブな風にも聞こえますが、もっと楽しい事を見つけたからとも言えます。(正月からネガティブワード言いたくないねん)

1つはサッカーですね。年末は多忙で触れませんでしたがFM24などサッカーのシュミレーションゲームにどはまりしたり、実際にサッカーの試合に観戦にいったり、ファンクラブに加入したりとサッカーの戦略やデータなども研究するのが、とても楽しいからです。

元々は野球のデータ分析から始まり、統計学をはじめスポーツ科学に興味があったのですが、それが転じて経済学や心理学に応用するような形で人狼ゲームも考えるようになりました。

プレイヤーとしてより研究者として、 客観的な目線で今後も関わって行ければと思っております。(新しい物事を発見するのが楽しいので)

日本では権威主義というかアンコンシャス・バイアスが蔓延し野球などプロのスポーツチームでは元選手であったり元々有名なプレイヤーが監督やコーチに就任しますが、海外ではそんな事はありません。何故ならデータ分析や統計学などの専門家と選手としての能力、競技者としての専門家とは分野が全く違うからです。

名選手は名監督に非ず。それもその筈、データや統計学。学問としての知識は全くの素人がその一番重要な職に付いてる訳ですから、何もかもがでたらめな意見しか出て来ません。

ではその専門家を連れて来れば良い!筈なのですが、元選手でもない人が物を教えたり選手を事を全く理解出来てないと、多くの人がバイアスで思い込んでるため、中々日本では実現しません。 (アメリカの野球では選手経験なしが最優秀監督賞を受賞したりしてます。シルト監督とかね)

 つまり何が言いたいかと言うと、必ずしも入村する事が上達の秘訣ではないという事です。(もちろん入村して結果を出さないと信じられないというバイアスの目で見たくなるとは思うだろうが) 当たり前ですが、何もしなければ良いとは全く話が違うので、そこは誤解無きよう。

地上の参加者とはまた違った視点で、関わって行きますという話です。誰もが当たり前だと思ってセオリーを覆すのって楽しいじゃないですか。

中々見学ですら今度は同村する機会はないと思いますが、現状に満足することはなく、もっと大きなスケールで物事を見れるように過ごしていく年にしたいと思います。

2024年もよろしくお願いします。

2023年12月23日土曜日

68日目:メンタルゲーム①(基盤)

 心理的要素が含まれるゲームはスポーツ(バスケや野球などあらゆる競技)やボードゲーム(麻雀やポーカーなどもその一部)など数えだしたら切りがない。

 その中でもメンタルのコントロールというのはスキルの1つであり、人狼にも当然応用が可能だということ。その事について複数回解説していきたい。

 今回は基盤について触れて行こうと思う。感情の制御に関する話は②になりそう。

 

■1.メンタルをコントロールをする基盤

①学習レベル(ALM)

技術の習得度にはおよその段階があり、習得レベルが高ければ、メンタルに左右されない

②尺取虫

人には好不調の波が不規則に発生し、時にはスランプと呼ばれるものが発生する

③プロセス

ただ入村を繰り返すだけでは意味はなく、準備から分析まで、反省する必要がある

■2.学習レベル

(※諸説あるという点を予めご了承ください。説明するのに簡単なので採用してます)

・学習レベル1(無意識的無能)

自分が何を知らないかさえ知らない。しかし何も知らないからこそ幸せなのかも知れない。

・学習レベル2(意識的無能)

わかってるけども出来ない状態。自分に上手くなるために必要が事がわかった状態

・学習レベル3(意識的有能)

研鑽を積んで、身に付いた状態。唯一も問題点は意識しない出来ない事である。

・学習レベル4(無意識的有能)

意識せずとも自動的に行える状態。達人となりマスターしたと言える状態。

・学習レベル5

無意識に行える行動を、言語化し教える事ができる状態(※本によっては書いてたり書いてなかったりする)

メンタルゲームにおいては、学習レベル4以上の習得を目指す必要がある。後述するが、人狼ゲームでは疑われたり、現実で仕事に追われ、忙しい中に議論に時間を費やしたり、万全な精神状態で挑める時間の方が少ない。そんな環境では学習レベル3までのスキルというのは発揮できずに終わってしまう事もしばしば発生する。

精神面の未熟さで覚えて来た事が発揮できなくなるのではなく、技術が未熟だから精神面が万全じゃなくなった時に発揮できなくなるのである。これらを克服する最も重要な手段は地道に反復練習を繰り返すことで学習レベル4に到達することである。

幅広い知識を本を読んだだけでは、人狼ゲームで活かす事は困難。1つ1つ自ら体験して学習を定着させる必要がある(余談だが、学習の定着としてラーニングピラミッドを使用する事がある。読書より能動的な学習を重要としている。私も技術について高いレベルの人と議論したり討論をしている)

■3.染み付いた弱点

技術には負の側面もある。昔から持っている癖である。抱えてる弱点も慣れてしまえば、無意識に出してしまうものだ

学習レベル4ともなれば、「負ける達人」にもなってしまう。こうなると技術を1から意識して修正しなければならない。あまり上手ではない人から教わったり、あまり上手ではないプレイヤーと対戦し続ける事で「負ける達人」に到達してしまう訳だ。

ミスに最初に気が付いてれば、負ける達人にはならずに済む。もし負け癖が付いてしまったらかなり意識して一から弱点を克服する必要がある。

■4.冪(べき)乗則

諸説はありますが、スポーツなどで一万時間の法則(Outliers)など学習レベル4に到達するのにはそのくらいかかると言われています。

エクスペリエンス・カーブ(経験曲線効果)とも呼ばれるこの現象は、およそ冪乗則に近い値になることが経験則上多いから、冪乗で物事は上達するとも言われます。

これは10時間で物事を習得した場合、同じ量つまりは2倍上達するには、更に10時間を10回学習する必要があるという理論。

学習レベルに当てはめると

学習レベル1→レベル2(10時間)→レベル3(10時間×10時間=100時間)→レベル4(100時間×100時間=10000時間)

専門性のある技術を習得するのに、一万時間かかると言われる理由です。正確には技術の習得難易度にも差はあるでしょうし、この理屈だとレベル5になるのに1億時間(1万×1万)必要になってしまいますからね。(レベル3→4とレベル4→5の上達の量が同じかも定かではないですし)

とはいえ、スキルが上達するにつれ、更に上達するのが難しいという経験則はかなり感覚としては合う理屈になります。理屈はともかく

精神面が弱いから失敗するのではなく、技術が熟練ではないから精神面に左右されるのである。

■5.尺取虫

上達への過程は平坦ではない。

1回目から10回目のセッションより11回目から100回目の平均的な成績は上達していれば当然11回目~100回目の成績が良いだろう。しかし例えば3回目の成績は10回目より良かったり、21回目~30回目のセッションでは成績が悪かったり、過程で上振れや下振れといった尺取虫の形ような成績のずれ方が発生する。

この時に落とし穴に気を付けなければいけない。

運に左右されたり、自分にどうにもならない現象で成績を落とすからだ。この時に悪い原因を探してしまったり病んだりしてしまう。最悪の場合は取り組みを辞めてしまう。

大きく後退した。全く進歩がないと思う瞬間は必ず訪れるので、その時に尺取虫の存在を思い出す事。

プロのバスケット選手はシュートの練習を何万本も打つ事で成功率をあげているが、それでも外し続ける事があるのだ。このスランプは誰にも訪れる。好不調を繰り返しながら、少しずつ真ん中の部分が成長に向かってるのである。

■6.ABCゲーム

Aゲーム:ベストなプレイ

Bゲーム:堅実なプレイ

Cゲーム:最悪なプレイ

尺取虫の形から状態の良いベストなプレイが出来てる時がAゲーム、堅実なゲームをBゲーム、最悪なゲームをCゲームと表現している。

およその状態がBゲームの状態である。(5段階で表現すれば2~4がBゲームの状態。尺取虫の形のようにBゲームの状態が一番範囲が広い)しかし疑われたり、暴言を聞いたり目にしたりなどでパフォーマンスの低下。それ以外に疲れてたり、勉強してる範囲を使える要素が落ちてなかったり(あるいは見落としたり) 、あるいはちょっと集中できなかったりするだけでCゲームになってしまうし

逆になんでもない行動が周りに恵まれて間違った白視をしてくれる事で、自分の行動は何もかも村に利益を与えてると錯覚する事もあるだろう。(辛辣な表現だが、運とはそういうものである)自分のなんでもない発言が相手にクリティカルヒットして村を導いてるような錯覚さえ覚え、エピローグでは自慢げにその事について語ってるかも知れない。

そういった幸運に恵まれ、ゲームに集中しAゲームを実現出来てるかも知れない。

■7.長所と短所

進歩というのは2つの側面がある。「弱点の克服」と「長所の向上」である。

Aゲームの状態で発生するのは、「長所の向上」である。学習レベル3の技術が実践を体験したことでより学習レベル4に向かった事になるし、普段できなかった新しいスキルが精神的な余白によって(悩んでなくて、集中できる状態)学習レベルが低いスキルも使えるのでプレイの質はあがるだろう。

注意しなければならないのは、弱点は置き去りになったままである。実力の低い環境では間違ったまま勝ってしまったり通用する事もある訳だから、その場では勝てても「負けの達人」に向けて向上してしまったかも知れない。

そしてCゲームの時に発生するミスプレイを改善された訳ではないという事。相変わらずが周りの環境だったり調子が良くかみ合わないと、多くのスキルは発揮されない状態に逆戻りする訳である。

弱点を無視して学習する事は出来ず、CゲームではAゲームで出来てた事がCゲームでは出来なくなるという事が発生する。その出来事を分析することでCゲームで露見した「弱点を克服」することでCゲームの状態を進歩させる事が出来る。

■8.プロセスモデル

準備→実行→評価→分析→準備に戻って繰り返す。

PDCAサイクルなどのプロセスモデルに新しい知見はないが、これらを先程の学習レベルと尺取虫を当て嵌めて考えてみるようにすると良いだろう。

自分の調子はどうだったか?→(Aゲーム?Bゲーム?Cゲーム?)

調子が良い時悪い時に出来る事出来ない事。(学習レベルの確認)

習得する技術が正しい物か悪い癖ではないか?

自分の取り組みたい内容は実行できたか?

分析した内容を他の人と議論できてるか?

プロセスモデルを日常的に使う事でパフォーマンスを効率よく改善してくれる。長期間に渡って成長し続けるのには必要な取り組み方と言える。

■9.まとめ

今回の章はあくまで「基本はメンタルに左右されない強い技術力を持つべき」である。強い技術力とは反復練習を積み重ねて到達する技術力のことであり、スポーツ選手が毎日訓練を積む理由である。

よくプロ野球選手に揺さぶりやプレッシャーを与えろという話を聞くが、何万人の観客が見ててテレビに中継もされてるプロの選手は、多少のプレッシャーを与えたところで失策も殆どしないし、致命的なミスをする回数も殆ど変わらない。それだけの訓練をしているからプロなのである。

しかしそれでも致命的なミスや失策を犯してしまうのは、尺取虫の範囲(つまり不運だった)である事が多いのだ(もちろん不運と片付けられないのからプレッシャーをかけることに意味があるという思い込みが発生してしまう訳だが)

メンタルに左右されて下手になるのは、技術力が足りない(学習レベルが低い)という基盤を持つ事がメンタルゲーム①のテーマです。メンタルゲームとしては序章の話ですので、次回以降に感情にコントロールについて書きたいと思います。


...いつになるか、わからないけどね(筆が乗ったらね)ではまた、良いお年を

最終更新日:23/12/23

2023年8月21日月曜日

67日目:人狼での生存率をあげる相手への関心

■.1 はじめに

筆者は、これまでの記事でも述べたように。人狼ゲームで狼の生存力には『第一印象』と『影響力』が重要としてきた。影響力には7つの武器があるように

第一印象にもいくつかの法則がある事に、最新の学習によって更に理解を深める事が出来た。

広告でも見出しが重要というくらい、人が見かけで判断してしまってるからだ 

■2.興味を示す事は第一印象の法則の1つ

第一印象にもいくつかの法則があり、興味を示す(相手への関心)ことが1つの要素と言える。他にも親しみやすさや、啓発や自己開示なども挙げられるが、興味を示すことについて紹介することになった。

■3.相手への関心が何故重要か?

人は、自分に興味を持ってくれる人に好意を持ち、理解されてるように感じる。モテのテクニックなどで相づちが重要と言われるのもこの為だ、本当に話を理解している訳ではないが、相づちが上手な人は、良い理解者であると好印象を持ちやすい。(言い方を悪く言えば、簡単に人を騙しやすい)

それほど、自分の事を「理解して貰いたい」とみんなが思ってるからである。理解を示せる人は強く、相手からの白視をいとも簡単に手に入れる事ができる。

■4. 相手へ向けるエネルギー

長期人狼では使う事が出来ないが、アイコンタクトや頷きなど相手に向けるエネルギーも関心してると思って貰うには必要なことである。

長期人狼なら自分の名前が書いてあるかどうか?ログを読んでる多くの人が、自分の名前には注目して読んでしまうだろう。

名前を口にするだけで、無意識に好意的な反応と感情を得られるし、相手に質問をして相手の意見に耳を傾けたり、適切な反応を返し、相手を褒めたりすることを意識しよう。

興味を示す。相手への関心を持つ事は相手への贈り物である。

この行動は、影響力の武器の1つ「返報性の原理」に当てはまり、相手に興味を持つ事が自分の影響力をあげ、発言力の強さの上昇や、相手に好意的な感情を持って貰いやすく

白視を稼ぎやすくなり、自分の発言力が増して、自分の投票に影響力が増すという事は、人狼の生存率が上がる事に直結します。

■5.質問や対話をする時に考える事

質問や対話をする際、返事を求めるだけの質問は、むしろ質問ステルス狼みたいな悪い印象を持たれるだろう。尋問官ではなく、相手の考え方や興味を引き出す質問をすることが大切だ。セルフ解答をしてみて、一言で終わるなら要注意な質問です。説明を加えたくなるような質問が良い質問です。

上手な質問や対話の仕方は、「人は自分の話を聞いて欲しくて仕方ない生き物」 だということです。自分の事を話すだけで快楽成分が出るので、気持ちよくなる。つまりは好感度も自然とあがるようになってます。自分の話は控えめに、相手の話を引き出す事を重視するくらいの考え方が大事です。具体的にどのくらいかと言うと「対話が終わった時に自分が与えた情報以上に、相手の情報を得ているか?」です。数字でいうと(相手6:4自分くらい)

■6.対話の導入部分

対話の質問の仕方がわからない場合は

その時は、「」を意識してみてください。英語の5W1Hも日本語に置き換えると、「ど」から始まるからです。

Why:どうして What:どんな Who:どの人 Whare:どこ When:どんなとき How: どうですか 

質問攻めばかりだと相手も困ってしまいます。導入部分だけではなく、他の質問も取り入れましょう。更に深掘りをしていく「フォローアップ質問」 がオススメです。

どんな人が白いと思いますか?なら導入部分だけですが、どんな要素が白だと思ったのか?解説を求めて見たり、相手が話したい内容の鉱脈を探る事が重要です。

一言で終わるような尋問官のような質問が「クローズド・クエッション」

相手の考え方や感情、興味を引き出し喋りたくなる質問が「オープン・クエスチョン」 

自分語りに利用したいだけの質問が「フェイク・クエスチョン」です。

■7.NGな例

「自分語り(長話)」「自慢話」「昔話」など、自分の拘りなどを話してしまうと。相手から共感を得られず、つまり自分勝手(相手に関心がなさそう)に思われてしまいます。

これらの行動は「会話ナルシスト」とされ、好感度を下げてます。「私も」「僕も」と言って、相手の話を遮り、喋り出すのとかが典型的な失敗例です。

例えば、相手に自分の好きなゲームに興味あるのか?質問することは、自分が好きなゲームを自分語りをするための「フェイク・クエスチョン」です。 

聞いてるようで、聞いてない行動は、相手への関心のなさが特に伝わる残念な例です。

■8.NGな例のチェックリスト

以下のチェックリストの中で当て嵌まる行動をすると、人狼での生存率を下げます。

・話を聞くだけで、自分から話題を提供しない。(無関心)

・質問せず、自分の事ばかり話す(自己中心、退屈)

・次々に質問し、尋問をする。相手に話をさせない(支配的)

・自分の話をするために、話しかける。フェイク・クエスチョン(自己中心、退屈)

・相手の関心を表に出さない(無関心)

■9.褒める

相手の関心を伝えるのには、褒めるのが手っ取り早い。人たらしは、なんだかんだ褒めるのが上手だし、通常は褒めてくれた人への好感度があがる

褒め方も重要で「初対面なら、最も無難なのは、業績や才能を褒める事である

人狼なら要素の取り方や、見方の良さなどを褒めてしまうのが、手っ取り早い。質問に帰って来た応対に付け加えるだけで、白視に大きく前進するだろう。

露骨すぎるのは逆効果ですが、「褒めたりお世辞やごますりを言う事に嫌悪感を感じるなら、人狼ゲームではマイナス」なので考え方を改めましょう。

相手の意見に同調する。才能を褒める。頼みを聞く、お世辞はバレなければ最強の生存術です。 

■10.良い例のチェックリスト

・相手にポジティブな興味を示せているか?(不機嫌は相手の印象も悪くなる)

・相手に質問をする(関心を持てている)

・相手の話を積極的に聞く。(自己中心的でない、熱心)

・相手の名前を呼ぶ(繋がりを持とうとしている。気配りができる)

・相手を褒めたり敬意を示す(肯定している、理解者)

(余談だが、対面人狼などではボディランゲージも重要。アイコンタクトなど)

 ■11.まとめ

NG例に当てはまるケースが多ければ、悪い印象を与え、良い例に沿って相手への関心を示す事が出来れば、相手から良い印象を得られるだろう。

特に狼の役職を持ってる人は、相手への関心が特に薄れがちだ。村人だとわかってるからこそ、興味が薄れるのだ。その場合は、自分の推理の欲ではなく、相手の欲を刺激し、気持ち良く話をさせる事に注目してみると良いだろう。 

自分の喋りやすい所(手順や戦術)を長々と喋り続けて来たり、武勇伝を語ったりして喉を消耗しマウント合戦をしてるようでは、生存率はあがってこない。

相手への関心は、既出の通り、相手への贈り物であり。相手から白視を獲得する有効な手段の1つである。いくら自分の推理や理論が正しかったとしても、相手への関心がなく、否定ばかりでは影響力も低くなりがちである。

人狼の戦略を見直すきっかけになってくれれば良いだろう。悪い部分が多いのなら、関心を持つ戦略を持つ事で成績は改善されるだろうし、良い部分が多いのなら、この戦略が自身の人狼としての戦略にあってるということだ

■12.説得について

相手を啓発できてるのか?について部分でも触れると思うが、「人狼は説得するゲームだと言う人も多いですが、好感度を稼ぐという点においてはマイナスプレイです

支配的な人だと思われますし、マウントを取るゲームではありません。うまぶってるだけで、多くの人には上手そうとは思われてないでしょう。

相手への関心や、興味を惹こうと言ってるのに、「俺の話を聞け」とは何様だという話です。もしそう思ってるなら人狼ゲームをやってる環境のレベルが相当低いか、自身の戦略を大きく見直すべきです。

投票という点で、説得が必要な場面が出てくるというのは事実ですが、まず信用を得るのが先だという話です。信用も得られてないのに、説得をして、誰も聞いてくれない。周りは愚かだと言い続けて吊られるのは貴方です。

話を聞いて貰えるような土台を作る手順をしっかりと踏むべきで、それまでは説得という行動はマイナスだという事です。

■13.さいごに

人狼に限らず、世渡り上手に生きるのには

ある程度の共感(相手の関心なども含めて)が必要で、自分の事ばかりではなく、相手の視点や立場であったり、感情であったり、求めてるものを理解する必要があります。(認知的共感、情動的共感、共感的関心の話)

周りへ目を向ける事は、得意な人は自然と出来てる事ですが、苦手な人もいます。ですが少しずつでも、周りへ目を向ける事を意識する事で改善はすることができます。(経験値の問題)

相手の能力を正しく評価できる人は稀ですし、ちょっとしたお世辞を言えるだけの人の方が出世できたりする訳です。出世とは言わずとも、上司の好感度が高い方が良い事が多いでしょう。もちろん本題の通り、村人から白視を得る方向でも良いですし、有効活用していきましょう。

さいごに余談ですが、お世辞が上手な人に騙されない事も大事ですから、第一印象が良いから狼と決めつける事は出来ませんが、同時に村人と決めつけてしまう人が多いから、狼での生存率をあげる方法になっている訳です。自分が第一印象に騙されて決めつけてしまわない事も、推理力をあげる上で重要となります。

最終更新日:2023/08/21

77日目:白取り推理はあまりしない。

 あえて使わない用語の続きにしても良かったのですが、白取り考察自体は普通にするので、あまりしないという題にしました。 ■1.前提として ■2.白取り考察の危うさ ■3.影響力の考察 ■4.ゲイン・ロス効果からの観点  ■5.黒取り考察しても必ずしも吊られる訳ではない  ■6.確証...