2025年3月22日土曜日

76日目:筆者があえて使わない人狼用語③(最終日)

 前回の続きです。他者の発言に責任を持てないので引用して批難はやめようね。

 4.最終日

筆者は最終日という言葉を使わない理由は明確に狼利だからです。というと語弊があるかも知れません。状況次第ではありますが、ほぼ標準的な長期人狼ではこの状況に合致します。

 

・進行面

決め打ちの場合に最終日が適さない理由は48日目の記事「信用勝負の最終日進行は安定しない」で書いてるので良かったら読んでみてね。

最終日進行は安定しない 

 

・楽勝を目指せ

野球ではピタゴラス勝率という指標があります。ピタゴラス勝率とは得点と失点で予想勝率を予測する計算式でピタゴラスの定理に数式が似ているからピタゴラス勝率と名付けられてます。

これは得点と失点が勝率と相関があり、言葉に表せば簡単で「沢山点数が取れて失点が少ないチームが勝ちやすい」というゲームの性質があります。

観戦者としては、サヨナラゲーム(最終回に逆転勝利すること)であったり終盤の競った場面でのハラハラドキドキする展開は面白いですよね。

でも強さを目指してたり、高い勝率を目指す場合にはこれらの勝利は「勝利の中では下の下」なのです。(強さの定義を勝率とするのであれば)

殆どのゲームに当てはまる事で「利益を最大化し損失を最小化する」 (得点を増やし失点を減らす)これを強くなる事で考えなければならない事です。

となれば、強さとは必然的に楽勝(私はイージーウィンとも言ってたりする)が増えて来ます。ここで勘違いしないで頂きたいのは、大敗が増える訳ではないです。

勝負の内訳が中級者(大勝・辛勝・惜敗・大敗)から上級者(楽勝・大勝・辛勝・惜敗・大敗)の内訳になります。勝率があがってますね。

楽勝を目指すとなると、必然的に最終日は目指さないですよね。

 

・真狩ゲーが利益の最大化

※真狩ゲーとは真占い師を狩人が守り続けて、占い判定で狼を詰ませて村陣営が勝利する村の事。

筆者が最速を目指す理由の1つが「長期人狼で初日占い師が稀」だということ 。かなり特殊なレギュレーションの村でしか発生がなく、殆どの村では「必ず生存する真役職」が存在して「それを連続で護衛できる狩人」が存在しています。

身も蓋もなく言えば、この時点で村有利のゲームだと思ってますし、狼をこの有利な盤面を全力をひっくり返すゲームだと思ってます。

この村の最強カードを最大限利用しない手はないし、判定の質を上げるには「出来る限り負け筋を減らすために狼の有力候補に判定処理をさせる必要があります

それなのに寝そべって襲撃されて考える。襲撃された方が真だよと言われても、困ります。勝率が高いプレイヤーを目指すなら有利な盤面を不利な盤面へと覆されないようにするべきです。

①真狩ゲーを最優先に目指す事が利益の最大化

②限られた判定を最大限有効活用すべき

これらの事を考えたら言うまでもなく初日や2日目くらいまでは勝負の要であり、最終日は村にとっては敗北に近付いてるのです。この前提は長期人狼の通常のレギュレーションで覆る事はないでしょう。

 

・ 推理の質にも影響する。

27日目の「 30点の考察を書く」でも触れたように

成果を出せる人の考え方は100点ではなく30点を目指す  

他の人が触れてくれたり、修正する機会などで、早く出す方が様々な反応が得られるため、結果的に推理の精度が良くなります。

逆に最終日まで持ち込んだ場合、疲弊し過ぎるし、修正してくれる村人の数も減っているのでバイアスのまま突っ込んだり。情報が多ければ良いという訳ではありません、その考察の中には間違えであったり質の悪い考察が含まれてる場合もあり、間違った選択肢が増えれば、正しく判断するのはより困難になります。 

また周りの人への推理にも影響力を与えます。推理しやすい環境というのは、質の良い情報が落ちてたりします。かなり有力な村人の情報が出れば、それだけで灰の見る数が減り精査しやすくなりますし、黒判定が出ればその情報を下に議論しやすくなります。

最終日に向かう事は、村全体の戦力を下げてますし(推理の質を下げてるため)議論の質を下げ、間違った判断を下す材料を増やし(疲弊とノイズの混ざった複雑な選択肢)狼の襲撃の自由度を与えます。 

最終日に向かわないという(最終日進行が安定しない)のは狼の襲撃という武器を防ぐ手段として有効なのです(最重要ポイント)


・最終日進行に向かわない事によるデメリットについて考える 

利益を最大化して損失を最小化する上で避けて通れないのはデメリットの存在でしょう。メリットがデメリットを大きく上回らなければ行けないのですから。

恐らく早期の決め打ちを忌避する理由の1つにロッカーの存在でしょう。彼らの滅ぼして来た村を見て彼らが推理を間違えたせいだ!と考え、それを防ぐ方法としてこのような主張が一見合理的と考えられて来たのでしょう(※損失回避性バイアス:損を過大評価して忌避する感情のこと)

これらの主張には一理はあります。安易な決めつけを行い、確証バイアス(※自分にとって都合良い思い込み。自分の論を正当化するために自分の都合の良い論だけを採用して、否定する論を否定する)に陥ってしまっては元も子もない。

確証バイアスというデメリットに向き合って行かないといけません。

自分の非を認められない人はこの確証バイアス傾向に特に陥りやすいので注意が必要です。 30点の考察でも触れましたが修正ありきなのです。(この確証バイアスのデメリットを持つ人は慎重になる必要があるでしょう)

もし確証バイアスに陥ってる人が居たら、早期に改善を促しましょう。むしろ改善できるタイミングなら負け筋を1つ減らせたと喜ぶべきです。仮に最終日まで進行してたとしても勝てた保証なんてどこにもないのですから。修正できる人が墓下に落ちてからでは手遅れです。

進行面での信用勝負の最終日進行は安定をしないを読んでくれたのであれば、説明は不要かと思いますが、灰の決め打ちにしろ占い師の決め打ちにしろ、遅らせたら勝てたなんて保証はどこにもないのです。それは進行面の問題ではなく、相手の良かっただけの話。 


もう1つのデメリットは推理をすることで、間違える事でしょう。

本当に良くないのは、推理しない事なのですが、 判断を無為に遅らせ、縄を無駄に消費し、推理をしない傾向にある人ほど推理を間違える人を非難する傾向にあります。(無駄な浪費は気が付きにくいミスで、明らかな推理のミスは目に見えるミスだからです)

何はともあれ、 口先だけで行動しないプレイヤーでしかも推理しない訳ですから当然ながら上達もしない訳ですが、残念ながら無視できる存在ではありません。

誰しも推理は間違えますし( 必ず当たるなら人狼ゲームになってません)間違えたという結果が発生すれば、盤面としても狼有利に傾きます。

それならば、疑われる理由の1つには当然なるでしょう。 その際は素直にミスを認めて修正に尽くすべきでしょう。しかし必ずしも吊られる訳ではないですし、そもそも人狼ゲームなんて推理を外そうが当てようが理不尽に疑われるゲームです。気にするだけ無駄でしょう。

あくまで疑われる理由の1つになるとは思う。という話

デメリットはまとめると

①確証バイアスの危険性

②疑われるリスク

よくある勘違いには

①推理の精度があがると思ってる(実際にはノイズも多くなり判断力の高い人も襲撃で落ちるので実際には落ちてる)推理の精度に関しては、先ほどの通り。修正が効く分質の良い議論がしやすい。

②早期の決め打ちは大勝か大敗のイメージ(実際にはただの1縄損でしかない)

序盤に推理を間違えたとしてもまだ負けてない。 つまり序盤に真狩ゲーを目指して役職推理に励み黒判定を得ようと灰考察をして結果間違えてしまっても、純灰勝負になるだけです。

ですから襲撃を見てから考えようとか、判定を増えてから考えようと両立できるんです。

従来の勝ち方に、新しい勝ち方が加われば、ただ純粋に勝ち筋が増えて、負け筋が減らせる。メリットがデメリットを完全に上回っているのです。

 

結論を言えば、最終日とは下振れた結果。結果的に迎えてしまうものであり、目指すものではない。ということです。

 

・戦力吊りの是非

全面的には否定しません。寡黙であまりに情報を落とさない人で要素を落とす見込みもないので、整理吊りを行わざる得ない場合もあり、そのような不運で結果的に最終日に持ち越す事になってしまうのは、防ぎようがないので受け入れるしかありません。

しかし最終日に判断を任せたくないから村でも吊るみたいは考えはどうでしょうか? 

まず灰が序盤の方が狼の比率が少ないので、狼を吊る確率は最終日よりは低いです。しかし1縄でも多くの狼候補を処刑した方が狼を吊る可能性は高いです。(1回より2回チャンスある方が良い)

そもそもそういった考え方が議論の質を下げて、全体の戦力を下げているのです。更に襲撃で判断できる落とされる人も居るのに、村の戦力に足りないと、自分の推理をしていないという目に付かないミスを軽視して、更に大きくミスしそうな村人を吊り上げる。

村の足を引っ張りそうな人を吊っても、全然戦力アップしないですよね?思考の統合性が取れてなく感情論で矛盾してて無茶苦茶です。

よく村の外から見てた人と内側で吊りたい人の考えが異なりやすいのは、これらが一因にあるでしょう。村の外の方がこういったノイズに引っ掛かりにくく、村の内側の人が終盤までの事とか色んな考える要素に足を引っ張られます。村の内側の気持ちがわからない人に言われたくない気持ちは理解しますが、外側の人がバイアスやノイズに引っ掛かってない可能性が高く、自分のミスの要因を発見する手掛かりとして利用しても良いかも知れません。

 

・まとめ 

①どんなゲームでも最終的には利益の最大化と損失の最大化を目指すよ

勝率が高い人が強い人なら楽勝を目指そう。競った勝負に強い人も世の中にはいるけど、色んな条件が混ざるので紛れるし、全然勝ちに再現性もなく安定しないよ

②長期人狼は真狩ゲーなのでこれを目指す。

時々G16より少人数なら短期決戦みたいな意見も聞きますが、それならG16の戦略を見直すべきです。判定が出るタイミングも襲撃が始まるタイミングも同じです。有利盤面を利用すべき

③推理の質をあげる事で全体バフの効果

全体バフのスキルは強いです。真が黒引き1つで議論が加速して、同じ情報を共有することでコミュニケーションも取れます。

④確証バイアスには気を付けよう。

自分の非を認められない人は、安易に決め打つ方向に向かうのは注意が必要。修正ありきだという事を気に留めること

⑤推理をしないのは気が付きにくいミス。推理して外すのは気が付きやすいミス。

気が付かないミスをし続けて、気が付くミスをする方が反省しやすく成長も早いよ。 だから間違えてる人を笑ってはいけないよ。笑っていいのは、口先だけで行動せず役に立ってる訳じゃないのに、推理を間違えてる人を笑ってる人だよ

そこに言及する発言もあったのでログを貼っておきます。

最初は当然失敗の方が多いですが、めげずに頑張って欲しいと思います。

最後にもし⑥を付け加えるなら筆者が最終日という言葉をあえて使わないのは「上手くならないから」です。確かに安定して惨敗を避けれるかも知れません。ただそれだけです。勝ち筋が増える訳でもなく、ただ勝ち筋を減らすだけです。そして推理することを諦め緩やかに停滞することを選びます。それは面白くない。

人狼をはじめた理由は人それぞれでしょうが、人狼ゲームの魅力の1つには推理が楽しいからと言った部分があると思います。そういうゲームの楽しさを忘れずに初心に振り返って欲しいし、より推理の楽しさを広めたいという筆者の考えもあります。

 

・余談

このスタイルを谷川浩司十七世名人に倣って「光速流」などと言ってましたが、狼の襲撃の武器を封じるのが最大の理由なので、もっと適切な言葉があるかも知れません。

 

最終更新日:25/03/22

 

2025年3月18日火曜日

75日目:筆者があえて使わない人狼用語②(説得)

 前回の続きとなります。こちらも他者の発言に責任は持てないので、引用して他者を非難したりするのはおやめください。

 

3.説得

よく人狼は説得のゲームとも言いますが、筆者はあまり説得という用語をほぼ使用しません。人を動かすために「影響力」とは言いますが、これで説得の役割も果たしている為です。

では何故、この言葉を嫌うかと言うと「相手の能力に多く依存しているからです」 

言い換えるならば、自分の手柄ではなく相手が上手だったからです。相手が自分自身票を正しく利用して狼に投票して勝ちになったのに、勝てたのは俺の説得が上手かったからって烏滸がましいのです。自分の言う事を聞かせる事に酔ってるのか、自分の能力を過信してるのか?少なくても筆者はそのような人にはなりたくないのです。

説得が無意味とは言いません。成功するのに必要な要素は「信頼」「抵抗」「論理と感情」と言ったところでしょうか。

まずは信頼関係です。

相手の人格を否定する人の話を聞きたくないですし、影響力で触れる事の多い「一貫性」も重要です。 言ってる事がコロコロ変わる人を信用したくはないですから。

次は抵抗力です。 

説得に対して反論(抵抗)が多ければ、通じません。絶対に狼だと思ってる人を村人だと説得するのは困難ですし、逆も然りです。

説得の内容が受容範囲であれば、抵抗されずに受け入れて貰いやすいという事です。受容範囲とは意見が似ているなど、Aさんが狼だと説得されて、そうかも...と納得する程度には説得を受け入れる人が、Aさんをそもそも狼だと疑いを入れてる必要(重要なポイント)があります。遠い意見ほど抵抗力が高まり失敗しやすくなります。

相手が聞き入れて貰える理解力や、説得しなくてもある程度自分の力で辿り着いて貰うなど、相手のスキルの高さも重要となります。 

そして論理と感情です。

そもそも推理力がなければ、説得されないのです。

主張したい内容があり(Aさんは狼だ)理由と根拠があって(この発言が狼要素だ)、その根拠が主張内容に繋がるかを説明する推論(狼要素があるので、Aさんは狼だと思う)がある事が論理となる訳です。

「人狼は推理の説得のゲーム」だと仰る人の気持ちも全面的に否定しませんが、推理力があり論理的に説明できてれば、自ずと説得の役割も果たしているのです。もし推理力が凄いという影響力がある人が喋ってれば、自然と票は集まるのです。

もし、そうではないのであれば「狼が当てる事が推理」だと思ってるのかも知れません。それならば推理力を見直す必要があるでしょう。 より推理力が身に付けば、根拠も推論も的確になるでしょう。

とはいえ、論理(ロジカル)だけでは行けません。感情(エモーション)に寄り添う必要があります。説得の勉強で役に立つ部分なので、筆者は説得という言葉を殆ど使いませんが、説得力をあげたいという場合はここを重要視すべきでしょう。

受け手の心理状態を理解すること。です。

説得を失敗しているケースの多くは、相手の「不安」を取り除けてません。(重要ポイント)

論理が正しくても、本当に不安に思ってる事を解消しなければ、説得には失敗します。

例えば、この人が狼だと説得しても「村ならどうしよう...」「村なら役に立つかも...」というの※感情は発生するでしょう。(※補足説明:損失回避性)

ここで失敗する多くの人は不安要素ではなく、狼である理由を説明してしまいます。主張をぶつけているだけで相手の感情に寄り添えていません。

相手の不安要素を聞き出す(村人だと思う部分)相手の感情に共感し(反論や否定はしない)バイアスなどがあれば、不安要素と共に取り除いてあげると良いでしょう。(相手のバイアスに気が付けば、相手のミスの要因を取り除けます)

論理とは相手にぶつける物ではなく、相手の間違いや感情に寄り添うために使うべきでしょう。

とはいえ、相手が自分自身の不安に打ち克ち、正しい判断へと至ったのであれば、これも相手を褒めるべきだとも思います。

 

・まとめ

説得が無意味とまでは言いませんが、筆者が主張したい事は例え私の説得に応じて正しい投票をして狼を吊り倒した場合、その票を正しく使ったプレイヤーが素晴らしかったからであること。それを説得者のおかげと(説得に応じた人ならば良いのですが)説得者本人が言うのは少しもんやりします。

また説得という手法に限界があり、話が通じない人は説得を頑張っても応じてはくれません。現実社会を生きてれば思う事があるかと思います。 

そして多くの事を「推理力」や「影響力」などを普通に勉強することで、自動的に「説得力」も向上してるとも言え、技術スキルを覚える優先度としてはかなり後回しになります。

これらも影響し、筆者は人狼ゲームで説得という言葉を使う機会が殆どなくなりました。(勿論、勉強してない訳でもなく、知識を得た上でです)

もし使う機会があるのであれば、「思考が似ている」「相手の感情に寄り添う」そして説得によって相手が正解に辿り着けば「相手を称える」これを意識して使ってみれば良いかと思います。

 

2025年3月11日火曜日

74日目:筆者があえて使わない人狼用語①(〇〇占いは強い)

 1.まえがき

今日は、筆者が知ってても使わない人狼用語という形で紹介して行こうと思います。

使わない理由は至って単純で、筆者の役に立たたないからです。とはいえ使ってる人を見て思う事はあれど、批難する意図ではないという事。

注意事項として予めお伝えしますが、他者の発言にまで責任を持てませんので、「私が言ってた」と言って他者を非難したり人格否定しないようお願いします。


2.自由統一論争について

少なくても筆者が「〇〇占いが強い 」と断言することはありません。人狼プレイヤーで統計を取って下さった方も居ましたし、筆者も過去の発言から月狼国のログを中心に統計を取っていた事もありました。

そのプレイヤーの統計データ(引用も可とはなってますが、ここでは引用しません。理由はあとで)も私が集計したデータと差異もなくほぼ似た結論になったため、データの信憑性は私も保証します。 

結論として、どちらが強いと結論付ける事はできなかった。

という事です。まず統計取ってる人なら思うでしょうが、自由のサンプルが少なすぎます

もしあの統計のデータを見て自由の強いと思った方は、大変申し上げにくいのですが、確率と統計の基礎。高校数学の基礎から勉強をし直した方が宜しいかと思います。それで他者を見下したりなど、ハッキリ言って学力不足な人が他者を見下してて滑稽に見えます。

過剰自信バイアスに陥ってませんか?数学の知識なしで都合よく数字を解釈してませんか?

また因果関係に注意を払う必要があります。自由の母数が圧倒的に少ないという事は、ある程度参戦数があるプレイヤーが好む戦術である可能性もあり、初心者はとりあえず母数の多い戦術を使用した場合、プレイヤーの経験値が勝率上昇の原因か?それとも戦術が優れてるのが勝率上昇の原因か?

原因が戦術の強さではなく、単に経験の多いプレイヤーが好んだだけの可能性もあり一概に勝率だけで結論を断定するのも難しいのです。

この懸念を解消するならば、ある程度プレイヤーの戦力をも揃えてサンプルを揃えないといけません。無理ですよね?

そして仮にもし統計を取り続けて、どちらが優れてると結論を出したとしても恩恵(メリット)が少なすぎます。

仮に仮定として自由51%:統一49%で自由占いが強いと結論が出たとします。100戦行った上で期待値上では、2つ勝ち越しとなるため、1戦に限れば「0.02%」勝率が上昇します。少なすぎませんか?

また期待値がブレるのはTRPGを嗜むプレイヤーならよくご存じかと思います。51%のガチャでは不運が続けば負け越す事もあり、ほぼ95%(それでも20人に1人は負け越すけど)勝ち越してるには、約7000戦弱必要になる。

1週間に1戦と考えると約130年は毎日長期人狼を続けないと、〇〇占いをすれば勝てるとはなりません。狼をやる時は逆を選択し続けるとしても現実的ではない。

もうちょっと希望的な観測をしても(勝ち越す確率が90%程度で良いなら3000戦くらい)(あるいは51%ではなく52%だったら1700戦くらい)

わかりやすく言えば、数百戦程度の人狼生涯ならほぼ自分の成績に反映されない。 という事です。しかも数百戦を行って仮に勝率が上昇したとしても、〇〇占いのおかげって実感するでしょうか?これもずっと同じ実力だった場合です。普通に強くなったと考えた方が精神的に心地よいです。

多くのゲームで色んな意見が飛び交い、論争が起きれば起きる程、数学の上ではどっちでも良く、恩恵とメリットが少ない事象になります(ここ最重要)。それよりも誰も間違えないような大きなミスを1つ減らす方が、遥かに効率が良く。いちいちデータを引用しないのも、筆者が不毛な議論と思ってるからです。

(ここは完全に蛇足ですが、麻雀の何切る問題もプロでも意見が分かれる問題は実際にどちらを切っても成績にあまり影響ありません。プロだから何戦も戦うから議論しているのであって、趣味で打つ程度では全く意味ある議論ではありません。しかしプロが全員その打牌は間違いと断言するのは大きな間違いであり、これは成績にかなり直結します。意見の割れる問題ではなく、上手い人が同じ事を言う問題を間違えない方が上達は遥かに速いです)

結論:(どうせ成績に反映されない微々たる事なので)どっちでも良い(どうでも良い) 

とはいえ、たけのこきのこ論争のように自分の好きな事を語るのは自由なので、筆者の戦術としての好みは、真占い師が白を引くか黒を引くかならば、黒引きの方が強いと思ってますので(共有ありのF編成なら白に傾くが)筆者の意見が反映されやすい灰の立場なら統一。占い師の立場なら自由を好みますかね。


これだけで思った以上に文字数を使ってしまったので、ほぼ自由統一についてしか語ってないですが一旦分けます。(つまりどうでも良いと思ってる事を長々と説明したということ。たまにはそういうブログ書いても良いですよね)

77日目:白取り推理はあまりしない。

 あえて使わない用語の続きにしても良かったのですが、白取り考察自体は普通にするので、あまりしないという題にしました。 ■1.前提として ■2.白取り考察の危うさ ■3.影響力の考察 ■4.ゲイン・ロス効果からの観点  ■5.黒取り考察しても必ずしも吊られる訳ではない  ■6.確証...