2018年11月29日木曜日

10日目:ポジティブ変換と合理的な思考(前編)

メンタルの話でポジティブ変換をしろと言いました。

これがどう人狼に関わって来るかと言うと
「人狼は議論のゲームであり対人ゲームである、精神面で体調を崩す人も珍しくなく、体調と思考能力に繋がってる訳である」

要約すれば、「体調管理も実力のうち」だからである。

これを悪い事を良い事に置きかけて考えろ!と話したが
これをもっと掘り下げて考えて行こうと思ったのが今日の記事だ

よく私はネガティブな考え方から体調を崩す人に
「お前が思ってる程、事態は深刻でない」
「ネガティブは悲観的な勘違いだ!」などと言ってきたが
これが「認知の歪み」である。

認知の歪みとは「非合理的」な考え方で「現実を不正確に認識する」ことで
「妄想や誇張」により「精神的病理状態」とさせうることである。

(誰からみても現実がやばい状況ならともかく、普通の人が人狼をした程度で体調が崩れる要因は、ほぼ「認知の歪み」による精神的病理状態と仮定する)

精神的病理状態とは、つまり強い不安や鬱などの症状のことである。

とても失礼な言い方になるが、
人狼ゲームに於いて、体調崩しやすい人は、推理での失敗が多い印象がありました。
そこを元々は失敗が多いから、気にする要素が多くて体調を崩すものだと思いましたが

そもそも「認知の歪み」があるから
推理が間違えやすく(非合理な考え方や現実を不正確に認識する傾向)
精神的病理状態になりやすく(正確に状況を認識できずにネガティブになるから)
体調を崩しやすい(精神的な負担から)

ということではないだろうか?という考えになった。
つまり「認知の歪み」を修正し「合理的な考え方」をすることで

人狼は強くなるし、体調を崩さなくなるのでは?(結論)
という結果になった。
つまりポジティブ変換のやり方の1つとして「認知の歪み」を修正しよう。
(ついてに人狼も強くなれるといいな)ということです。

(ここまでが本題です。あとは蛇足)

なのでざっと認知の歪みについて人狼に
当てはめて考えてみようと思う。

認知の歪みについて研究したバーンズ氏によると以下の10パターンがあるという
全か無かの思考(スプリッティング)
すべき思考
行き過ぎた一般化
心のフィルター
マイナス思考(認知障害で一番性質が悪いとのこと)
論理の飛躍
拡大解釈、過小解釈
感情の理由づけ
レッテル貼り
誤った自己責任化

ここで私が言ってたのだと
心のフィルターマイナス思考の
認知の歪みについて指摘してたのだという事でした。

1つずつ考えて行こうと思う。
あくまで例であって、色んな事象で認知の歪みというのは
当てはめて考えていけると思う。

①全か無かの思考(スピリッティング)
簡単に言えば「完璧主義者」です。

非合理的な考え方
・1つ推理間違えたら、もう全部ダメ、最悪だ
俺のせいで負けた。人狼もうやめた方が良いんじゃないかな?

合理的に直してくと
・この推理は8割くらいの精度、1つは間違えたけど、こっちはあってた良かった。
良かったとこを生かして、間違えた部分は修正しよう。

特に「推理は外れてあたり前」誰もが全部当てれたらゲームにならないよ!
また○割くらいという考え方は全か無を否定する考え方なのでオススメです。

②すべき思考
これは占い師は○○すべきといった
村でもよくある「占い師像の押し付け」で失敗する人達は
このすべき思考の認知の歪みが発生しているのではないだろうか?

非合理的な考え方
・占い師ならこういう動きをすべきだ!だからそれが出来ないお前は偽だ!
・俺が占い師ならこういう動きをすべきだったのに出来なかった。俺は最悪だ

合理的な考え方
・占い師も人によって考え方が動き方が違う。まずは本人の主張と動きを合わせて考えてみよう。
・理想はこういう動きをしたいけど、中々上手く行かないけど、ここは上手くいったとこだと思う。(理想的な動きは簡単に出来ないから理想なのであると知っておく)

すべき(するべき)だったと思った時は、本当にそうなのか?
考えてみる必要がありそう。

③行き過ぎた一般化
根拠や経験が不十分なまま結論を出してしまう事。
「そしてたった一度の問題で、その問題は何度も繰り返すと結論してしまうこと」

非合理的な考え方
以前に参加した村のロケットCOした占い師が狼騙りだった。
・ロケットCOは絶対に狼騙りだしロケットCOは狼要素である!
(1度の経験と問題だけで、これからの村も同じことが起こると決めつけてしまう)

合理的な考え方
・一般的には(相談時間なしの)ロケットCOは狼騙りなら相談したいだろうし、相談しないで出て来たなら真狂要素だろうけど、それを利用して独断で騙ってくる狼もいるから、ロケットだけで真狂と決め打つのは危険だよね。

安易な決め打ちをしない。にも繋がると思います。
1つの根拠や要素くらいで、全てが偽の要素として見て行くのはとても危険な行為であると思います。「1つの要素でしかない」という見方が大事になるだろう。

④心のフィルター
良い事と悪い事があったら悪い部分にしか注目しない事。
(感覚としては完璧主義に似てるが、完璧主義の場合は完璧に行ったらちゃんと良い事に目が向くので別枠なんだと思われる。完璧になんて行く訳ないのだが)
いわゆる「粗探し」

・非合理的な考え方
あの人のこの推理は納得がいかない。だからあの人は狼だろう。

・合理的な考え方
あの人のこの推理は納得がいないけど、同意できる部分や
良い推理も沢山あった、だからあの人は村人だろう。

悪い部分だけを見つけて評価する。減点方式とも取れるかと。
自己評価も悪い部分だけを羅列して行って誤った評価をしてしまい
精神的に脆くなる要因の1つかなと思われる。

「良い部分を相手にも自分にも認めるだけで改善される」と思われる。

前半・後半で分けたかったが
⑤マイナス思考が一番の重要点なので、続きは次の日記で
(本題としては書きたい事は書き終えましたが)

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