2019年8月18日日曜日

32日目:ロックをしない方法について

ロックとは?

一度黒(狼)視した思った人を、ずっと黒視して決め打ちすること。ロックオンとも(誘導ミサイルの標的固定を意味するロックオンより)。考えが固定化されてしまっていて猪突猛進していること。ロッカーはそれをする人。具体的な理由と考察をあげないと好まれず、スイカ割りなどと揶揄され取り合ってもらえないこともある。(人狼BBSまとめサイト用語集より引用)
要するに、「ロックとは考えの固定化」
先入観、固執、固定概念、思い込みなどがロックと呼ばれるものと考えます。

ではずっと同じ人を黒視しては行けないのか?
決め打ちは良くない事なのか?
そうではなく、1つの情報に引っ張られ過ぎること(最重要)」が良くない事である。と考えます。

黒ロック・白ロック共通で。
どちらの場合も、大事なのは一点ではなく「積み重ね」です。
相手を「こう」と決めつけず、慎重に精査し直すこと。それが大事。
(月狼国の管理人様のブログ、ロックの解除についての記事を引用させて頂いてます。オススメの記事も数多く書いてあるので初心者の方にもオススメできるブログです。正直ここまで丁寧に書けないので羨ましい)
(月狼国の管理人様:ロックの解除について)

ロックは人狼PLの永遠の命題であり、他の人も様々な記事を書いてくれてるでしょう。
強豪PLの共通する見解としては、やはり「積み重ね」を大事にしていることです。
色々な方がロックについての事は触れてると思いますで、私はこの「積み重ね」に重点を置いて考えてみたいと思います。(積み重ねを意識できてる人への話はここで終わります)

つまり、推理とは?「例え正解だった当たってた。としても、1つ(少ない)の要素でしか捉えきれてなければ、不正解」偶然当たっただけ。まぐれと捉えるべきである。

強豪PLであるほど、「私だって結構推理外している」と言うものです。
それは当てる事より、拾い続ける事、「積み重ね」を自然と意識しているからです。

ロックとはどういう時に起こる?
かなり悪い例をあえて挙げよう。ある1人の上司が「部下は仕事ができない」と言ったする。
かなり残念な発言です。でも世の中居ますよね。
では何故こういう発言になるかと言うと、恐らく仕事に不満を持つ部下が居たのだろう。
「できる」と「できない」の基準は曖昧な以上、できる基準をかなり上げた場合
恐らく多くの部下が仕事が出来ないと定義する事は出来るだろう。
だから一見、とある部下に対しては事実にも聞こえるが、一部の部下の仕事に不満を持っただけで、全ての部下や世の中を知ったつもりになるのは片腹痛いし、一面として一部の部下に当てはまるだけであって、不正解の例のが圧倒的に出て来る。故にこの事実は間違いである。(個人差による個人要素でしかない。)

①「自分は有能である(思い込み)」という思い込みから
②「他の人は仕事できない(①の思い込みのレッテル張り)」
③「そして一部の仕事の出来ない部分の事実から」先入観と思い込みを膨らませて
④他人は仕事が出来ないという先入観から、仕事ができる人にも「仕事を出来ない(ロッカーの誤信)」という結論を出す。

と、1つの思い込みから片腹痛い結論を出してしまう。これがロックの正体であると思われる。しかし厄介なのが、いわゆる1つの面で狼の要素とも捉える事も出来てしまう
(仕事できない人が絶対に居ない訳ではないので)ことである。

この上記の例をあげるならば、出来ない部分(要素の掘り下げ)をピックアップして
出来るように指導すれば良いだけである。この発想に至らないのは、
自分が有能という先入観のロックによる、どうせ教えても出来ない。教わり来ない。という誤った結論から「思考停止」になっているからです。

1つの要素に拘って推理が当たった!外れた!で考えてる限り、偶然当たってしまう事もあるので、思考を拡げる発想に至らず。ロックに陥りやすい思考傾向だと思われる。

私の定義するロックとは「偏見や先入観。固定概念に囚われ、最終的に思考停止に陥った状態」のことを言う。

今回の例で1つの事実にも見える側面から、偏見や先入観が増幅され
最終的に思考停止へと行き付いた。これがロックの思考回路である。

人狼での状況に当てはめる。
・偽ロック
片方を真視してしまい、とりあえず他は偽で良いだろと考えてしまう。
(片方の情報に引っ張られてしまう)
・黒ロック
例えば、盤面から排除したくて(自分を狼と疑う)(この人が狼なら勝てない等)
狼だと思い込んでしまう。単に盤面から排斥したいだけですよね?
・白ロック
共感や好みの印象を受けてしまう。好意による村人だという思い込み

これらは、数多くあるロックの1つの要因でしかない。
しかし共通するのは、「1つの考えに囚われてること」です。

ロックをしないように客観的に考える方法はいくらかあるのですが
あえてあまり言及しません。それが簡単にできるなら、初心者しかロックしない事になってしまうので、「私は物量で積み重ねを意識することでロックをしない」というアプローチを提案します。

当てる方法、精度をあげる方法も当然ありますが、
数打てば当たる。量を持って当てながら、当て方を身に付ける。を提案します。

実戦でロックしないようにする。
だからといって、いきなり実践で「積み重ね」をしろと言っても難しいだろう。
そこで実践する方法として、いくつかの案がある

・人の意見を参考にする。
恐らく一番あげられてる一般的な意見だろう。
ロックの自覚があるなら、その要素について他の人がどれだけの賛同を得ているか?
というのは客観的に判断しやすい部分である。
賛同を多く得られている意見を多く取り入れることも「積み重ね」る方法の1つだろう

・3アウト制にする。
これも私の意見ではないが、これも1つの方法であると思われる。
特に重要な判断を下す場合(役職な決め打ちなど)これは偽だ!と思われる要素を
1アウトとして3アウト以上揃ったら、決め打ちにするという方法。
ロックをしにくくする方法の1つとして挙げられるだろう。

・裏付ける
偽ロックで挙げられた通り
「偽の理由を、もう一方の候補の真としてないか?」である。
勿論それも要素の1つであるが、その前提が崩れたらあとは外れるだけである。
役職真贋の方法で度々アドバイスを送ってるが
「Aが真占い師であるならば、当然Bは偽占い師の要素が落ちて然るべきである」
比較だけで判断しないこと
×Aが真だからBは偽である。
○Aに真要素、裏付けとして偽に偽要素がある。なのでAは真である。
また真占い師の場合は「判定を裏付ける」事ができる。
真占い師の判定は真実である。判定が割れてる時は、「割られた人の要素」も裏付けになる。
真要素、対抗の偽要素、割られた人の狼要素。これだけで3つの裏付けと積み重ねを行う事できる。全てが揃って決め打った場合は、ロックとは言わず、精度の高い要素となる。

・消去法で判断しない。
消去法は、当たりやすいと勘違いしやすい。
何故ならば、縄に余裕がある場合、1人でこいつが狼だ!ってより
消去法でここから3人の中に1狼はいるだろう。当たりやすさ3倍である。
それは確率の問題であって、決して消去法が優れている訳ではない。

ただし村要素の「積み重ね」を例えば、人の意見を参考にしながら共有していったりと
他の要因と消去法を組み合わせた場合に、消去法という手段が正解となるケースはある。
あくまで消去法は、「読み取りやすく、要素を積み重ねられる相手がいて、きちっと村要素を取れてる相手がいる場合に有効

・推理は外れるものだと認識する。
1つ1つの要素では、外れる事だってあると思いながら
推理を進めて行く。ロッカーの人は、ここで当たってるか思い悩んで足を止めて
思い込みや先入観を増幅して外して行く印象があります。
強豪は要素は何度だって拾っていけるから、序盤から軽々しく拾っていけるのです。
当たってるかも重要ですが、それ以上に数や積み重ねの重要性を知っているからです。

要素を軽々しく拾うだけなら、狼要素でもありますから
「これは色が視えてる側の赤窓視点」の挙動にも見えますからね。
違いは「積み重ね」を意識しているのなら、その後の行動に違いがあるでしょう。

・1回の白要素にむしろ警戒心を持つ。
狼だって勝とうとしてる訳ですから、1回や2回くらい嘘を付いて
なんか上手に白を取らせてくる!くらいに思った方が良いです。
そんな狼の1つや2つの白要素を拾ってしまうなんて日常茶飯事です。
重要なのは、白要素を取り方を間違えた!のではなく1つや2つしか拾わなかったのに判断してしまったこと!」です。

狼を舐めない方が良い、しかし警戒し過ぎても行けない。
皆が白要素を拾って村人と認識されてる狼は、あまり必死に白要素を稼ごうとはしません。
稼ぐのは、拾えて貰ってない(序盤)や疑われてる時や疑われない為(終盤)などです。
白要素が拾われてるのに、白要素が積み重なっていくのは、ただ村人だからでもあるケースが圧倒的に多いです。

少し話が逸れますが、狼にとって厄介な村人というのは
ロックして疑い先がある程度読める相手より、疑い先がわからない相手です。
終盤の特に安定を好む狼は、疑ってくるかもしれない村人を襲撃したがります。
狼にとって厄介な村人になることは、村を有利にする事が多いのです。
(狩人の場合の噛み防御は、行動を読みやすく、ロックっぽい思考を見せとけば襲撃率はさがるでしょう)

・数と量に拘り、クオリティをあげる
27日目:成果を出せる人の考え方は100点ではなく30点を目指す
過去の私の記事でも取り上げたように、
数多くの作品を出す人は、それだけで評価をされるので
修正してクオリティをあげやすい。この発信する力を意識することで
要素を積み重ねる事に繋がる訳です。

・全員を見る事に拘らない
無理に全員を判断しようとして失敗してるようにも思えます。
わかりやすい所から、順番に見る意識を付けると良いでしょう。
灰雑など持っての他で、無理に見る意識を持つと、少ない判断で結論を出してしまいます。縄に余裕にある環境では、わからないとこは、わからないという結論を出す事も時には大事になるでしょう。(霊ロラや寡黙吊りなど)

余談ですが、ロックの傾向のない人が少喉をやるのは構わないのですが
ロック傾向の人が少喉をやると、要素の積み重ねがしにくい環境になるので
余計ロックと妄想で補い、思考負荷をかける癖が付き、ロック傾向が強くなるのでは?と思います。多喉で「要素を積み重ねる」ことを意識してみると改善するのでは?と仮説を持っています。
(多喉でも積み重ねるを意識しないで多喉をやっても意味は薄れるとは思いますので、あくまで色んな事をやってみる場所として、見物席や多喉村で発言をしてみると良いでしょう。その中で良かったと思うとこ、再現性の高いとこを厳選していき、無駄を削ぎ落して少喉で戦っていくようにする)

仕事で忙しいのは承知してますがね。楽に逃げて思考停止するようになっては
いけないと思います。思考をやめたら村人やめたと一緒です。

・確率のゲームと捉える。
これはあくまで私の持論が強いですが、
「色が視えてる結論を出す狼」と「色を軽く出して積み重ねて結論を出そうとする村」
「狼というゴールに辿り着かない狼」と「考えることをやめた村人」
ちゃんと確立した狼要素でも、似た行動をする村人はいます。
100%はない。と考えて、あくまで村の勝率をあげるために考察し続ける。
確率をあげる方法は、「積み重ねという行動を見る」「結論を出してて考える事を辞めた村ではないか?」間違ってる可能性を追って検討していく。
それとは別に、違う要素も検討してみる。小学生並の単純な考えですが
90%の要素と90%の要素が組み合わさったら99%の精度とも考える事が出来ます。
そうやって総合的に見て判断を下す癖を付ける事でロックという概念をそもそも持たないようにする。

・見直すの注意点
ログを見直す事も積み重ねる上では重要な事の1つですが
同じ要素について考え続ける事は、見直すとは言い切れず、同じ結論にしかならないので
違うアプローチで要素がないか考える必要がある。人狼のログを読む時も
同じ考察方だけではなく、当たってる人の考え方も見てみる。
それを繰り返す事で自然でロックを解消することにできるでしょう。


まとめ
といっても、先人達の意見を見ても
「積み重ね」や「数多く拾う」ことを重視してますので、
私も同じ結論という事に帰結する訳です。
方法論については色々あると思いますので、良い方法がある方は教えてくれると嬉しいです。
8日目:騙されやすい人の特徴(再掲&追記)でも「情報の更新」で騙されるな!と書いてあるように、騙されにくくなるにも、有効な手段です。

自分がロッカーで困ってる場合は
・推理が当たった外れたに拘らない。要素の数や種類を重視する。
・人の意見を取り入れて、種類を増やす事を意識する。
・数多くを発信して、評価されてクオリティをあげることを意識する。
などでロックをしない方法を見つけて改善を目指してはどうだろうか?

もう1度書きますが、良い方法があれば、教えてくれると嬉しいです。
それでは今回はこれにて

最終更新:2019/08/18





0 件のコメント:

コメントを投稿

77日目:白取り推理はあまりしない。

 あえて使わない用語の続きにしても良かったのですが、白取り考察自体は普通にするので、あまりしないという題にしました。 ■1.前提として ■2.白取り考察の危うさ ■3.影響力の考察 ■4.ゲイン・ロス効果からの観点  ■5.黒取り考察しても必ずしも吊られる訳ではない  ■6.確証...