2019年2月17日日曜日

21日目:狼でラインは切る?切らない?

今日は狼視点からラインを切るか?切らないか?
について私なりの考え方、持論を展開する日

まずライン切りとは?
狼の仲間を吊ったり占ったり、または発言で疑いあうことで
露出した狼の仲間でないように見せて白アピをすること。


問.狼で仲間狼を占い先にあげたり、吊り希望を出したり発言のやり取り等でラインを切るべきか?
答.基本的にはラインは切るべきではない。

理由はいくつかある。
・仲間だから。単純に味方が多い方が良い。
・投票で有利だから
赤で連携が出来るなら、投票も組織票を投じる事で積極的に村人を吊ることが出来る

例えば、短期人狼では7人3人外は、十分にPP(パワープレイ)を行う事が出来ます。
短い時間で残された村側4人が全員票合わせで適切な投票を行う事が難しいので
組織票の3票を合わせれば、十分にPPが出来る可能性が高いです。

また長期でも「1人騙せば勝てる状況」というのは、かなり有利な状況。
例え墓下の殆どが疑いをかけたとしても、1人のミスにより狼側に有利な票が4票、不利な票3票みたいになり、「狼として大部分に補足されてるも吊られずに勝てる状況」を作ることが出来ます。

原則として、仲間が多い方が強い」
基本を考えれば、こういう考え方になると思います。
では、何故それなのに「ライン切り」は発生するのか?

・ラインを切ることで自らの白をアピールすることが「できたから」(過去形であることがあくまで重要

「狼は仲間を吊ると不利になる。だから狼を吊り上げたあの人は村人だろう」
これが以前までのライン推理の基本だった訳です。
これを逆手に取って、狼が自らの仲間を吊るしあげることで自らの白をアピール。
また「正しい事を発言したと証明すれば、自ずと発言力と説得力は増します」

終盤に来て、推理を外して来た人と、当てた人。説得力は当然当てた人の方
最終的な誘導もしやすくなります。

以上の事で「ライン切りという戦術は有用であったと言える」(過去形)と思います。
では、何故?過去系だという話かというと

「ラインは幻想」「ラインは見れない」という村人が増えたからです。
「ライン切りという戦術はありきたりの戦術」となってしまい。
むしろライン読みは危険。ラインは当たらない。となってしまい学習した村人の多くは
「ライン考察なんてする必要ない」となってるのが現在のトレンドだと思ってます。

つまり、ライン切りの戦術を使っても有効な白アピにはならない。
ということです。

ライン切りが白アピにならないなら、戦術としての威力は半減です。
奇策というのは、相手にないと思わせた時に有効となるのです

そして、トレンドとは流行のことです。
この手の戦術論は、歴史として周回します。
私の影響力なんて微々たる物ですが、仮にもし私が
「ライン切りなんて戦術、今どき狼でやるもんじゃないよ」というのが広まれば
今度はライン切りしない狼が増えて、ラインが切れてることが村人の証明となることで
再びライン切りはとても有効な一手」という時期、トレンドが来るかも知れない。

なので、この話は今はこう。って前提で話を進めます。


本日の本題。「何故ラインを切ってしまうのか?」
ライン切れが幻想になる仮説として、ライン切り戦術をよく見るからが挙げられる
しかし、だからといってライン切りで白アピが成立しない昨今
積極的にラインを切りあって自分が生き残ろう!とまで考える狼はそんなに多くない筈。

そこでライン切りをする理由として以下の仮説を考えてみた。
・仲間の狼が見えてるから、どうしても黒く見える。
・嘘が苦手だから、仲間を白と言えない。
・心理として、庇うことで自分が疑われる状況になるのが怖い。

仲間が黒く見える。よくあることだと思います。
あとは、個人的に注目してるのは、庇いすぎると自分が黒く見えるので
「捕まりそうな仲間は切ってしまう」のではないか?

また、捕まりそうな仲間を見て、ライン切りすることで
「仲間を勝利に活かそう」という心意気もあるかも知れません。

この仮説から言うと
「序盤で狼が見つかった時は、むしろラインを切られてる(切られてる中に狼がいることは十分に考えられる」と判断し、個人の感覚なら投票した人の中から狼がいるのではないか?と探ることもあります。

この辺の話はライン考察に繋がる話であります。
ライン考察は狼を探したり村を探したりに使ってます。

他にもライン切りの手口としてはもっとシンプルに
・単体発言では白くなるのが得意ではない(手段や方法がわからない)も挙げられます。

これは「村で白くなるってどうすれば良いんだろう?」という狼がよくやる手口として
「捕まりそうな狼を吊る」というのが「簡単に思いつく白アピの1つだから」です。

私が以前とある村(もしかするとツイッター)で話してた
「狼はラインが切れてるくらいが普通」
「単体白くないけど、ラインが白いのはむしろ狼の生存戦術を疑う」
「嘘付くのが苦手な人は、素直に狼に投票しやすい」
はここからの話に通じてる訳ですね。

状況と、相手の性格」も考慮できるとより一層正確に判断しやすいです。
嘘付くのが苦手な人はライン切ってるとかはそうですね。
(もっとも性格を見抜くのが、簡単じゃないんですがね)


本日のまとめ
やはり狼では、ライン切りの効果は薄いので個人としては切りたくない。
庇えて生き残れるなら、出来る限りはラインを切らずに行きたい。

逆に切るタイプの狼はライン考察で見つけて行きたい。

ただ結局のところ、仲間狼を庇えば疑う人も出て来るだろうから
庇いきれない場合は、吊ってしまうのも仕方ないかな。というのが
私の考え方です。「灰の複狼生存は強い」です。
(この話もまた今度できたら)

ライン考察で白を取る方法はまたやります!
※今日は狼視点でラインを切るか、切らないかの持論をまとめたかったので
ライン考察の話はまた別の機会で


こうして書く書く詐欺で大したこともない内容ばかり
増えて行くのであった

最終更新日:2019年2月17日

2019年2月9日土曜日

20日目:成長する最も有効な方法は教えることである

これは人狼に限った話ではありませんが、
物事を学習し、理解を深めることで成長をするにはアウトプットが重要となる。

・アウトプットとは?
「出力のこと、入力のことをインプットという」
インプット:聞く、読むが入力
アウトプット:話す、書くが出力

アウトプットに関しては色々調べていずれ記事にする予定ですが

「成長の秘訣はアウトプットにある」ということです。

学校の授業では先生の話を「聞く」よりもノートに「書く」方が覚えやすい筈です。
これがアウトプットの重要性です。

人狼に限って言えば、
「ログ読みより(インプット)<考察を書いてみる(アウトプット)」です。
過去ログを読んでも地上参加した方が身に付くってのも一理はあります。
これはアウトプットの方が身に付く事を彼らが本能的に知ってるからです。

ですから、「ログ読みで重要なのは、考察や感想を書く事です。
見物者でも、積極的に発言してみて下さい。ただ読むよりは遥かに上達すると思います。

例えば、このブログ。
これを書いてる理由も、より人狼の理解を深める為にあります。

私事ですが、人狼でも弟子を持つようになりました。
人に教える機会が増えて、自分の理解は正しかったか?
またわかりやすく教える中で、疑問だったもやもやを再勉強し
新たに理解を深める事が増えたなと強く実感してます。

職業柄、師匠や弟子がいる業界に携わってまして
弟子や研究会などのおかげで理解を深めた経験がありまして
人狼でも同じような経験が出来た訳です。

この経験から私から伝えたいのは
「教えるというのは、最強の成長法である」ということです。
何も知らなければ、教えるもありません。
ですから、当然ある程度の実力を付けて知識を得た上で
それらをわかりやすいように、また抜けた部分があれば勉強して補強し
質問された内容には答えられるように勉強し、また間違った事を教えられませんので
間違いがないか再認識し勉強した内容を即座に伝えて、自分のものにも弟子のものにもして行く訳です。

アメリカ国立訓練研究所の研究だと
「ラーニングピラミッド」という言葉があります。
これは学んだものをどれだけ記憶しやすいかを方法別に調べたものです。
・講義(5%)
・読む(10%)
・視聴覚(20%)
・実験(30%)
・グループ討論(50%)
・体験学習(75%)
・他人に教えた経験(90%)
のパーセント学習が定着(つまり記憶)するということです。

個人的にはパーセントそのものには諸説ありそう?な気もしますが
下に行く方が覚えやすいというのは感じます。

ちょっとわかりにくいかな?と思うので
自己解釈して学校での体験に置きかけて考えてみます。

・先生の話を聞く(5%)
・教科書を読む(10%)
・黒板や映像を見る(20%)
・ノートに書き写す(30%)
・グループで発表用にまとめる(50%)
・テスト問題を解く(75%)
・勉強を教えてあげる(90%)

こう自己解釈すれば、まぁわかるような気がします。
※自己解釈だよん

特にテストがないとノートを書いただけでは理解がないように
「問題を解く」「人に教える」が特に成長に重要だと感じます。

私の言葉ではないですが、「理解を深めるには生徒同士で教え合うのが一番いい。」
なるほど。すぐ先生や教師になれる訳ではないですから友人同士で教え合うというのはとても良い方法だと思います。

人狼でのログ読みに置き換える。
・とある村のログを読む(10%)
・村要素や狼要素の拾い方を見る(20%)
・良かった考察や考え方を書き残す(30%)
・村の考察のまとめてみて自分で仮決定、本決定を出す(50%)
・実際に自分で考察して村か狼を解いてみる(75%)
・村の内容や感想を人に教える(90%)
※自己解釈です。

特にログを読む時は「自分で考察をしっかり書いてみる」を意識すると
成長をしやすくなるでしょう。
理想は書いた考察を「教え合える環境」かも知れません。


今日のまとめ
聞く見るより、話す書く事が大事で
教えるというのは、話す書くを行うので最強の勉強だよ。

改めて横の関係の大切さを実感します。
自分も色んな人のおかげで成り立ってる訳です。

アウトプットを大切にしよう。
(アウトプットについてはまた掘り下げる予定です)

2019年2月7日木曜日

19日目:人狼でかかりそうなバイアスについて

昨日バイアスについて触れる機会があったので
記事としてもまとめとく方針に。
もっと詳しい事が知りたい人は本を読んだり
調べてみたりするの良いと思います。


  • バイアスとは何か?

バイアスとは偏りの事であり

意味としては「偏見」である。
(あとは先入観や固定概念だったりとか)

偏見を持つと誤った事を正しいと思い続け、人生を失敗を繰り返したりとか
人狼で言えば、偏見を多く持つ人ほど、村を滅ぼし続けるでしょう。
いわゆる「妥当ではない意見」「誤謬のある発言」を繰り返す人になりやすくなる。

特に偏見や先入観は新しい発見を見落とさせ
人狼の発見だけでなく、成長する方法も見落として行くでしょう。

まとめ:基本的にはバイアスがかかる。というのは
悪い意味としての言葉であり、偏見、正しくない見方であるよ。って意味である


  • どういう人がかかるの?

人間の脳、考え方の問題なので、基本的には誰でもかかると思います。
私も例外なく。ただし、これは偏見だったね。間違いだったね。と
気が付ける事でバイアスを治して、正しい知見を得らえるようになったり。
こういった考えは、偏見では?と疑問を持つ事により
バイアスがかかるのを予防して、正しい判断を下せるようになったりします。

バイアスを知識として覚えておくと
バイアスがかった人だね。と軽蔑される事は
かなり減らせるのではないかと思います。
また偏りをなくすことで真実に近付きやすくなり、成長にも繋がります。

まとめ:バイアスは誰にでもあるよ、だから改善する方法はあるよ。
改善すれば、偏見に囚われず、正しい見方がより出来るようになるよ。


  • 例えばどういうのがバイアスか?

バイアスには色んな種類のバイアス。
人狼に関係があまりなさそう?なのを1つ紹介すれば
サンプリングバイアスというのがある。これは不適切な統計の取り方を
行ったが為に誤った数値が出てしまう事。

例えば、ラーメンとお寿司どっちが好きか?って質問をしたとする。
通常の場合なら人それぞれ意見がわかれるだろうけど、もしこの質問を
人気ラーメン屋で行ったとするだろう。そしたら当然ラーメンの方が有利だ。

この実際の質問では意見が分かれたのに、ラーメン屋で質問したら
ラーメンの方が有利になってしまう。この偏りの部分がサンプリングバイアスの効果である。

まとめ:バイアスには色んな種類があるよ


  • 認知バイアスについて

その中でも認知バイアスは日常的に起こりえるバイアス、つまり偏見であり
私自身、人狼ゲームでも度々発生していると思っており
基本的にバイアスを指す場合は、この認知バイアスのことについてだと思います。
また認知バイアスの中でも種類があるので有名なのを軽く触れてみたいと思います。
(詳しく知りたい人は、文献なり調べて下さると)

1.後知恵バイアス
後から知った情報を事前に知ってたと思い込んでしまうこと。
例えば、エピローグで役職が出て真実を知った時に
あの時こうしてれば~と考えてしまうこと。
当時を振り返れば、その情報を知ってなかったから、失敗したのであって
当時の考察や、結論などから振り返って考えてみるべきである。

2.保守性バイアス
新しい考え方に直面した時、それまでの考え方に固執してしまうこと。
新しい事実があっても、俺は今までこのやり方でやって来たからこっちの方が正しいと思い込み、「新しい考え方<自分の今までの考え方(バイアス)」という傾向のこと

「(根拠もなく)昔の方が良かった」とかもこの傾向の1つだと思われる。
新しい考え方に耳を傾けたり、自分の今まで考えだけに固執しないように気を付けてみるべきである。

3.根本的な帰属の誤り
気質や個性を優先して状況を軽視してしまうこと。
人狼で、もの凄く単純に説明すると「チップ補正」などが、これに関連するかと
個性や気質、つまり好きなタイプのプレイヤーが
村人や人狼という状況にあまり大きく関係しないということ。

態度で損してるとかもこの分類かと思います。
それら、個性や雰囲気である気質が例えば好かれにくいものであったとして
実際に吊られやすくなってしまうのがこのバイアス。

相手を判断する時には、気質や個性は村・狼の判断へあまり影響を及ぼさないようにすること。

4.正常性バイアス
自分にとって都合の悪い情報を無視あるいは過小評価すること

例えば、旅行に行く場合、観光や食べ物や楽しい事には目を向けるが
治安が悪いという情報は無視してしまう。

村が滅びる、または狼が全滅する情報を無視したり過小評価して
対策を練らないまま負けてしまうなどはこの分類だろう。
自分にとって都合の悪い情報も耳を傾けて対策を立てる事が大事かな?

5.アンカリング
ヒントなどの情報に引きずられてしますこと。

★あの人、黒いと思うんだけど、どう思う?
★あの人、白いと思うんだけど、どう思う?

仮にこの質問をした場合、同じ人に聞いてるのに
黒いと思うというヒントを与えた時の方が、黒いという解答を得やすいのが
このバイアスである。

お察しの通り、これは狼で応用することで、ある程度村を操作することが可能になる。

ヒントを与え過ぎてしまうと、それについて意見を求めても
実際にはその人の考えではなく、アンカリングに引っ張られた
偏ったバイアスの解答が得られる傾向にある。

良い使い方としては、自分に対して良い情報だけを与えて
感情や精神状態を良い方向に持っていく!などの使い方も出来る。

ただし、物事を正確に把握したい場合は
「事前情報」に気を付けて、事前のヒントに囚われる事なく
自分の結論で判断を下すように心がけること。

6.確証バイアス
一旦決断を下してしまうと、その後に得られる情報を
決断を下した内容に有利に解釈してしまうこと。

人狼PLの天敵と私は考えてます。
ロッカーと呼ばれるPLはおよそこれを患ってると思われます。
一度、例えば村と自分が思い込んでしまうと、その村を補強する内容ばかり集めて
逆に反対意見は無視あるいは軽視する傾向にあります。

村を滅ぼす原因として一番個人的に挙げられる傾向であり
偏った妄信、偏った確証バイアスによる、狼の吊り逃しが
人狼でよく起こる現象だと私は警戒してます。

特に、序盤は村の人数が多く、「村要素を多く取る傾向」になり
狼の可能性を検討されず、村と思い込み、最後まで村と判断する情報のみ集めてしまうのが原因ではないかと仮説を立ててます。

これらをなくすには、反証する情報を自ら取り入れて考える習慣を持つ事(最重要)
村っぽく見えても、その行動は狼では通らないか?
逆に狼と思っても、村で通らないか?考えたり
それこそ色んな人と検証していく事が、村勝利へ近づく方法と考えてます。

確証バイアスにかかりやすい人は、人狼PLとして成長しないと
考えており、今回はここを最重視して記事にしました。


  • まとめ

これらをまとめて「認知バイアス」です。
人狼に当てはめて考えてみましたが、人狼をやってれば
色んな箇所で偏った見方。つまり偏見で判断してしまいがち。

それを少しでもどういったバイアスで見てしまったを上記のパターンから知ることで
バイアスを減らして正しい決断を下せる材料の1つになればいいかなと思います。

認知バイアスのほかにも、サンプリングバイアスであったり
・サンプリングバイアス:サンプル対象が不適切で偏った統計。
・感情バイアス:感情を優先して判断を鈍らせる(冷静じゃない)
・自己奉仕バイアス:自分の成功は自分のおかげ、自分の失敗は他人のせい
などもバイアスとして取り上げられてる。

「誤った判断を下さないよう、偏った見方。
つまり偏見で物事を判断してないか、気を付けよう。」

・あとがき
わかりやすく簡単に説明できてたら嬉しいですが
わかりにくかったらごめんなさい。
間違いや、誤字や加筆することがあったら修正します。
最終更新日:2019/02/07

77日目:白取り推理はあまりしない。

 あえて使わない用語の続きにしても良かったのですが、白取り考察自体は普通にするので、あまりしないという題にしました。 ■1.前提として ■2.白取り考察の危うさ ■3.影響力の考察 ■4.ゲイン・ロス効果からの観点  ■5.黒取り考察しても必ずしも吊られる訳ではない  ■6.確証...