4.影響力
影響力を持てば、村の議論の中心に立てる。自分が村の投票に大きな影響力を与える事が出来れば、狼で負けるような事はなくなる。 ただし影響力を持つ人になるのは難しい。オール『5』を取れるなら、もう何もいう事はない。
・返報性『2』
あなたは、自分を拾い上げてくれた人を疑う事はできるだろうか?
狼にとって誰を村視させることはデメリットではあるが、それでもやるメリットがある。それは、その村視が自分へ返ってくるからだ。
3日目のミュリエルのライン考察を手伝ったりと動けてはいるのだが、誰かに白を与えたりギブアンドテイクのギブの部分を果たせてるかと言うと全体的には果たし切れてなかったと思われる。前半戦の技術を応用すると、大体残る人は予想できるようになるので、懐柔したい相手には、喉を使ってでも持ち上げてやるくらいの気持ちで動くとなお良し。
・希少性『1』
独自の視野や、村に足りない物をもたらす人は貴重な人物だ。
こちらも独自の要素を村に提供したかと問われると、この点も加点要素は少なく感じました。村に新しい視点をもたらす、先手は常に強い。
狼だからこそ見えてる視点を使って疑われる事も注意したいが、使いどころさえ間違えなければ、情報のアドバンテージを活かした部分を村に提示できると、この項目で注目されやすくなる。 この村では前半の印象点で大きくアドバンテージを得られていたので重要度は低かったが、ポイント数が多い村や、前半に大きく白位置に行けなかった時に、逃げ切る場合は村人より先に要素を見つける意識を持って工夫すると、より他の村でも勝ちやすくなりそうだ
・権威『1』
この考察ならこの人に聞いてみよう。と思われる人になると吊られにくい
特技の1つがあると加点しやすい。そうでなければ、最も自信のある考察を書きあげるなどやれる事は多いですね。占い真贋やライン考察などが特に得意としているものがないのなら、「特定の相手」に絞って考察を書きあげると良いでしょう。
書かれた本人の返報性や(前半で触れた相手の関心など)、この人の事なら聞いてみようと周りから聞かれるくらいになると、村に影響を与えられてるという事になります。
第一発言の一貫性にも繋がるし、今のマニュエルの即座に強くするのであれば、灰雑と誰か1人の考察を分けて書いた方が、好きを見つけて掘り下げて色に繋げるを実現しやすいし周りのもっと考察を読んで貰いやすくなる。
・一貫性『4』
キャラクターがブレると信用できないし、意見がブレブレの人に喋りには信用が得られない。意見を覆すなら理由が必要だ
前半の第一印象が崩れる時というのは、印象が変わるイベントが発生した場合だ。 その点マニュエルは最後までマニュエルらしさを残す事ができたのは勝利への要因となっただろう。しかし、権威の枠でも触れたが、よりキャラクターと影響力を強い物にするためには、どこかで誰か1人に絞って300PTの内の1つの考察を振り分けることが出来れば、よりよかっただろう。
灰雑だけでは影響力が分散しがちで、全く必要ないとは大げさだが、考察や発言力でもっと輝くためには意識して欲しいポイントだ
・好意『5』
好かれてると思う人と嫌われてると思う人、どちらの意見を参考にしたいですか?
好きを見つけていきたいというスタイルは大当たりだと思います。マニュエルの得意な部分だと思いますし、興味を持ったところも評価されてたので、とても良かったです。
より脅威を持たせるためには最終日の村人と友達になる事です。これを実践で普段から行えるようになれば、勝てる可能性はグっとあがると思います。
・社会的証明『4』
村の輪に入ってる人ははじかれにくい、みんながやってる事は賛同されやすい。
協調性など、村の輪から弾かれる行動はせず、議論の中に入っていられたかと思います。積極的に加点を狙うなら、意見に同調したりすることだ
この点は文句なしに、意識して出来てたポイントだと思います。村の輪から弾かれる事は影響力が薄まります。SNSの世界ではフォロワーの数がそのまま影響力となるのは、このためです。どれだけ村に友達を作るかも大切な事ですね。
とはいえ誰かは吊らなければならないのが狼なので、赤窓などにしっかりと話し合えればより得意な分野を伸ばせるのかと思います。
・総合評価『3』
影響力はポイントの少ない村でしたから発揮し切れない事も多いのですが、村の議論を支配して勝ったというよりかは、前半の白印象を稼ぐことが上手く行って逃げ切ったという印象を受けました。
ポイントが多くなったり、白印象が思ったより得られなかった場合には、議論をリードできる影響力の重要性がより増して来ます。
今後更に勝ち続けるためには、もっと影響力のあるプレイヤーになって欲しいかなとは思いました。現状としては長所をより活かして行く形で、興味のある相手に関心を寄せて考察を書きあげる意識を持つと、更に勝てると思います。
灰雑を全員にやるより、誰か1人の深い情報の方が遥かに読まれるし影響力も強いからです。
そしてそれを最後まで手繋ぎする村人に対して実践できれば、かなりの村で活躍することができると思います。前半と後半の事を意識すると誰が村人の中でも長生きして、どこで好感度を稼ぎやすいか見抜くことが可能となります。
推理力の高い人もいるかも知れませんが、襲撃で間に合います。
5.戦術
例え白視を得られてたとしても、占い機能が破壊できなければ勝てません。
・襲撃先『2』
襲撃先の基本は役職破壊が優先されるので、5日目まで引っ張る形になったのは、率直に申し上げて狂人頼りになってしまったのかなと。
狼が勝つパターンは、真占い師を初回に襲撃するか、真占い師を処刑するか、4日目以降の襲撃は、村に必要な情報が落ち切ってしまい負ける確率が高くなる。
また狂人が今回は貢献してくれたので、勝利の結びついたが、毎回狂人の引きが良いとは限らない。狼でまた勝ち続けるには、真占い師を処刑するか襲撃するかはしっかり仲間と話し合って方針を固めると良いだろう。
とはいえ、必ずしも合理的な決断が最善とは限らない。時には狼欲を出さない事が村側の推理を鈍らせるからだ。役職破壊では狼の利を追求しながら、灰襲撃ではやや欲と結びつかないくらいの塩梅が丁度よいだろう。
・赤窓の利用『3』
勝利への方針など、上手く活用できてたかは微妙なところではあるが、人狼ゲームがメンタルゲームでもある以上、良い精神で臨める狼陣営であったとは思います。メンタル面で加点。戦術の話し合いなどの活用などでは減点になるのかなとは思います。
相方のグラディスが黒引かれても、ラインに辿られないようにアドリブでの工夫など彼個人に助けられた面もあり、良い仲間を持てた事には間違いありません。
霊騙も最初に吊られずにしっかりと縄消費もさせたし全体的に良い雰囲気のチームではありました。
しかしながら、より勝つことを意識した場合は仲間に恵まれなかった時の事も考えなければなりません。毎回こうとはなりませんからね。
その時はもっと占い師をどう処理するか?誰をSG役で誰が懐柔役なのか?誰は襲撃して構わないのか?とかその場の雰囲気にならず、もっと話し合えれば狼として安定するのではないかなと思います。
6.まとめ
『第一印象』『影響力』『戦術』で考えた場合、第一印象の加点が大きく序盤に白視を稼いで逃げ切れたという分析になりました。
特に人柄面での加点が大きく、疑いにくい位置に行けるのは凄いところです。
議論をリードする。赤窓でブレインをやるという点を磨くことは更に勝利する上では必要かなとは思いますが、LWを演じ切り初勝利を挙げたというのは、私は納得の行く結果だと感じました。
特に最初に稼いだ白視を最後まで維持するのは、中々簡単ではなく、もし3つの項目以外に重要な事は何ですか?と聞かれた場合の1つには『精神』と答えると思います。
マニュエルのイメージを崩さず、8日間白視を維持しきっての逃げ切りは、安定して戦えた証明だとも思います。疲れたところもあるかと思いますが、一度勝てたという自信は更に次の戦いでの安定さに繋がるかと思います。
勝利おめでとうございます。またこれからのご活躍を期待しています。