2022年8月21日日曜日

62日目:長期人狼は立ち合い(初日)が勝負所である

 今回のテーマは特に狼での初日の立ち回りの仕方について

 

■1.初日が何故重要なのか?

勝負は1日目に実質的に決まってると言っても過言ではないからです。

①印象面

第一印象でこの人が白いなと思ったら、それを打ち消すくらい大きな黒印象を持たないと、その人より黒いと思われてる人が吊られない限りは最後まで効果が持続します。

②集団心理とグループ形成

集団心理とグループが形成されるからです。村の上位グループみたいなものが形成され、そのグループを中心とした議論が行われ、それ以外の人が能力処理を受けやすいからです。転校生がクラス中心のグループの輪に入るのは、難易度があがります。

③役職能力

占い判定で真が黒を引く、または確定霊能者が黒引いた時の効果は絶大で、如実に勝率にも影響します。「情報が共有されるという事は、コミュニケーションが成立する」という事になります。役職機能を有効活用させるかどうか?なので、やはり序盤が肝です。

これらの事から、1日目ほど立ち回りに力を入れるべきであり、それ以外の戦略は、白くなるのなんて簡単だよ~って思ってる人が考えれば良いです。まず初中級者が安定した勝ちを目指すには、1日目が重要だと思ってます。

④要素取りは早い者勝ちだから

例え、発言者と同じ事を思ったとしても、二番煎じは二番煎じ。発明者が特許を取るのと同じで、時間をかければより精確には、なりますが、最初に見つけた人ほど、希少性や影響力を発揮するのは難しいでしょう。

■2.立ち合い

昨今は立ち合い不要が当たり前の村が増えて来ましたが、リアル事情や仕事などを配慮して立ち合いが強制されてないだけで、立ち合いに参加できる方が良いと思ってます。

何故なら朝に立ち会って印象獲得を狙った方が有利だからです。1日目の朝は、特に立ち会った方が有利になる。この事実は立ち合いなんて強要されたくない。と思ってる人でも受け入れなければならない事実です。

立ち会えなかった不利を責めてはいけませんが、その中で発生した有利と不利。要素は当然ながら受け入れなければなりません。何故なら、寝てる間にも立ち会ってる人達で話し合い、信用を得て、信頼を勝ち取ってるからです。

■2.印象 

印象が何故大事なのか?は白い要素を探してくれる土台が出来るからです。人狼ゲームは印象ゲームではない!推理ゲームだ。だから印象を取るなんて心理ゲームではない!と思うかも知れないですが、心理ゲームである以上、第一印象がこのゲームで最も大事な事です。初頭効果の効果は絶大だからです。

好印象の相手ほど、推理してるつもりでも、村の材料を探しますし、悪い印象を持つ相手ほど狼の材料を探して狼である理由を探してしまいます。

人の脳の性質上、仕方ない事です。狼でより勝つには、心理や脳の性質を理解する必要があります。 印象の左右されず、信頼するため、または疑うための偏った情報を集めようとせず、両方の性質を理解した上で正しい決断を下せるトッププレイヤーなんて無視しましょう。事故かたかが1票です。

最多票にならなければ、勝てるのでありきたりの心理の隙をついて、まずは多くのプレイヤーに勝てるようになるべきです。

 ■3.初動

人から好印象を獲得するには、「自分というキャラクター像を作る」ことです。

自分がどういった人かを「自己開示」によって理解して貰います。人はわからない物に対して不安さを覚えます。初対面の人に対して緊張したりするのも、相手の事を知らないからこそ警戒している訳ですね。

https://komiyajinro.blogspot.com/2020/08/blog-post.html(47日目:キャラクターを作る)

の時にも語りましたが、知って貰うという事は相手に安心感を与える事が大事なので、安心感を与えないキャラクター像はあまり宜しくないでしょう。

■4.影響力を持つ

https://komiyajinro.blogspot.com/2022/03/blog-post.html(59日目:何故影響力の武器がオススメできるのか?)

影響力の武器で紹介したように、・返報性・一貫性・社会的証明・好意・権威・希少性を使って村の中での発言力を高めるべきです。

自分の投票が村に影響力を持つ事は、自らの能力処理を遠ざける事になるからです。

■5.グループの形成

https://komiyajinro.blogspot.com/2020/05/blog-post.html(44日目:狼のサポートで出来そうな事)でも軽く触れましたが

自己開示に失敗してる、初動で好感度の獲得に失敗してる。影響力を発揮していない。などスケープゴートになる条件はあり、吊られそうな人、残りそうな人。ざっくりと見えてくる筈です。

つまり白で村の中心グループになりそうな人の輪に入っていく事が大事となり。最終日までを見据えた動きになります。最終日まで残る村人に最後まで白視される事は、狼での生存確率を大きく高めます。

■6.ターゲット

最終日想定をして残る村人の中から騙す相手を決めたら、その人の白視する傾向や特徴を掴みます。

特徴を掴む理由は、似た特徴を持つ人に共感しやすく、騙されやすくなるからです。真面目な委員長キャラみたいな優等生の前でふざけた態度やノリを見せると、疑われることになりますし、気難しい事は考えず、軽い気持ちで白や黒を付ける相手には、こちらも長文で対応するより、軽さをイメージした考察を書いた方が良いでしょう。

相手が白視してしまう傾向も注視してみると良いでしょう。SG候補ではないという事は序盤である程度の情報を落としてる筈です。

面白い人を好意的に見てるかなど?誠実な人、理解者、優しい人、真面目な人、頼もしさなど対人では好きになりやすい傾向が人それぞれ違います。

迷ったら男性キャラなら、面白さと頼もしさ。女性キャラなら誠実さ理解者を目指して下さい。高い確率で好感触を掴むことができます。

■7.悩む、考える、不安を持つ

ここまでは根強く白い印象を持たせる方法でしたが、ここからが必殺技の話です。

非狼のコツは、人間に生じるバイアス(村人のミスプレイ)を理解する事にあります。思い込み、不安など。狼をやってると発生しにくい心理状態を再現する事にあります。

村人のトレースといって村人と同じ動きを目指すプレイスタイルもありますが、正しくは村人にしか発生しない心理状態を再現する事が大事です。

その魔法の呪文は「わっかんねぇ」です。どうして?何故?などの疑問に思うところ。どうして彼はこういうプレイをするんだろう?村人に警戒心や何故をぶつけてく事で、村人の心理を再現する事ができます。

確証バイアスも良い魔法となります。これは好印象を持ってしまった相手には村である理由を探し始めます。これは最終日候補の村人に対して使うと良いでしょう。砂糖のように甘く要素を取って行けば、取られてる側も悪い気はしませんし、何より村人臭い考察分が書けるようになります。

「あの人どうみても白いよな。何度見返しても村の要素しか出てこない。」

この方法は多分、二度と書きません。今日だけ特別です。人の脳に生じるバイアスを調べて行けば、応用も効くので人っぽさの演出のバリエーションとして、バイアスは覚えて損はありません。村人時のミスも減りますし。

■8.投票について

人の印象を思い出す時にイメージするのが「ピークエンドの法則です」盛り上がった話と最後の印象を思い出すという事です。初日の締めとなる投票こそ絶好のアピールの場です。

本決定前の投票する時間帯はとても大事な時間です。 

投票も疑問や不安を解消するための使い方をして非狼を演出するために占い希望を出す事はとても有効です。多くの村では上記の行動をあまりせず、印象に残ってない村人はいくらかは残ってるからです。極端の回避効果などがあり、無難な選択をする心理があるため、無難な人に選ばれないこと。そして無難な選択をすべきという事です。

気を付ける事は一貫性を保ってるか?です。自らのキャラクター設定は一貫性を持った方が影響力が持続しやすく、そのキャラにとって相性の悪い人を疑うのが自然の流れです。

また白視が多い村のグループの動向も考える必要があるでしょう。 村の中心人物が投票する場所に目線が集中するのも自然ですし(ハンドワゴン効果)、共感によって、自らの評価にも繋げられるでしょう。

■9.詭弁を使おう

もしピンチになったら詭弁を使って乗り切ろう。但し乱用は注意です。詭弁を使い過ぎては相手にバレてしまい信用を失うからです。

但し騙すのに有効な手口の1つであり、無意識に使ってる場合もあります。早まった一般化(チェリーピッキングとも言う)

ゆとり世代は仕事ができないなど、1人や2人という少ないサンプルで決めつけてしまう事です(サンプルとして少なすぎる)しかし、どの世代であっても仕事ができない人はいるので、言ってる事もある程度の正しさがあるため、一見正論のように聞こえるのが詭弁論の特徴です。(少数の人との付き合った経験から、男は浮気する生き物とか)

相手の推理発言が全て正しいとは限りません。そこで間違った発言や自分に有利になる発言だけを取り上げて、自分の正しさを主張して相手の信用を落とす手法です。

対人論法や藁人形や論点のすり替えなどもよく使われる詭弁論です。乱用は注意ですがピンチになったら使っても良いでしょう

■10.相手を動かそう

相手を動かすキーワードは「EAST」です。

Easy:簡単である事。難しい言葉より簡単な言葉を使ってわかりやすく説明

Attractive:魅力的な提案であること。皆の視界が開けるとか、メリットの説明

Social:社会性がある。みんなこうやってる。

Timely:タイムリー。話題には鮮度がある。

これら4つ要素が含まれてる事が人の心を動かすことになる。

■11.ゲイン効果

これらの武器を駆使して立ち回れば、勝負所である立ち合いを制し

生存率の高さを十分に期待できるが、やはり人の印象というのは、ギャップや思ってた印象が変わってくると、相手の心理にも変化が訪れる。

これがゲイン・ロス効果である。

もし、序盤上手く行かなくても、ギャップにより、思ったより良い人じゃんと思ってくれるとこれまでの状況が一変するし、今まで抱かれてた悪い印象までどっかに飛んで行ってしまう。この効果を狙う為、あえて初日に白印象を稼ぎ過ぎないのも、白を貰えるのが簡単になって来たら狙って良いだろう。

ロス効果の通り、白すぎると1つのスキャンダル(黒要素)で信用が失墜するからである。

同じく黒くみられても、この人なら仕方ないよね。って思ってくれる技術も大事だからだ。

■12.初日さえ乗り切れば

初日さえ乗り切れば、あとの障壁は真役職くらいである。

その機能を破壊してしまえば、村人は何もない情報を頼りに推理を進行しなければならないし、もし疑いそうな人がいるのならば、襲撃で削って逃げ切りを目指すと良い。

一見襲撃する事で、怪しく見られる事が怖いのは勿論あるが、既に確実に疑ってる人よりは、全然違う方向を向いてくれる場合も多いし(いくら襲撃された人がいても、自分の推理を捨てて襲撃された人の意見を重要視するのは難しいからだ)

終盤に向かえば、村人の人数が減り、立ち回りやすくなるので、その状況を作って行ければ例えその村で勝つ事が出来なかったとしても、狼勝利は何度かやってる内に達成する事ができるだろう。 

初日を特に集中して人狼ゲームを遊んでみて下さい。それではまた

記事作成日:2022/08/21 

77日目:白取り推理はあまりしない。

 あえて使わない用語の続きにしても良かったのですが、白取り考察自体は普通にするので、あまりしないという題にしました。 ■1.前提として ■2.白取り考察の危うさ ■3.影響力の考察 ■4.ゲイン・ロス効果からの観点  ■5.黒取り考察しても必ずしも吊られる訳ではない  ■6.確証...