2021年11月29日月曜日

57日目:中立的な思考を持つ(白も黒も打たない)

 今回は村側の目線に立って、考察をする上でのポイントを掲載してみようと思います。

1.今回のテーマについて

長期人狼のような1週間以上の長いゲームをプレイをする上で、悩みを抱えた睡眠をすると思った以上に疲弊し、疲れすぎてしまうからです。

長期間プレイをし続けるゲームでは、悩みを抱えると、メンタルがおかしくなり、序盤が良かったプレイがどんどんおかしくなります。特に地上参加の場合、ログを読み込み過ぎて、どうやっても寝れない日々を迎えてしまうと、後々の戦いに影響を与えます。

そんな中で、今回のテーマが中立的な思考を持つことです。

2.危険な白黒思考

0か100思考。完璧主義とも言いますか、「全員の白か黒を判断しなきゃいけない」と思ってプレイしてないでしょうか?

確かに、積極的に推理に取り組む姿勢は良い事だと思いますが、 「無理して要素を拾おうとしてませんか?」という事です。

白と黒と、そして灰の選択肢を持つ事がとても大事なのですが、灰という結論に出す事が苦手な人が居て、その思考は危険だという事です。

要素は拾いやすい相手と拾いにくい相手が居ます。例えば、寡黙などの村人に対して、白いけど吊る。黒いから吊るみたいな判断は危険です。正しくは白黒判断しにくい灰色だから吊らざるを得ないです。通常編成の16人村では吊り猶予があり、その縄余裕を上手く利用することが大事な事になります。

 3.危険な理由

ログ読みをして白と黒と簡単に判断できる相手なら人狼ゲームは、闇のゲームなどと言われないでしょう。(人狼よりもハードなゲームも世の中には沢山あります)

情報量の少ない灰、目立ったイベントが起こってない灰、単に拾う要素のパターンを熟知してなかったり、「要素を拾うのが難しい相手なんていくらでも居ます。」

判断が曖昧になるほど、睡眠にまで思考を持ち込みます。白黒で悩み、ログを何度も読み返してしまうと、疲弊する大きな要因になります。

睡眠時に、脳は待機モードになり情報を整理したりする訳ですが、※その時の脳へのダメージが大きくなり、睡眠中なのに余計に疲れる事になってしまいます

※(間違った情報かも知れないので詳しい事をご存じの方が居たら、教えて下さい)

疲弊しきった状態では、まともな判断力は残っておらず、決め打ちする理由を探し始めて、勘に近い情報を決め手にして、悩んだ事を理由にしてロック思考に陥ります。以降、その勘に近い情報を頼りに最後まで突っ走ってしまいます。

4.悩んだ時点で

悩み過ぎた時点で、精度はあまり高くありません。

難しい判断、間違えやすい判断をこの時点でしてるのです。しかし白黒思考のプレイヤーは無理にこの情報を追ってしまいます。

基本的なプレイである。視点の話だったり、村行動をしてる人は誰かだったり取りやすい要素を突き付ける行動から離れてます。(離れてないので、あれば間違えてる事はあれど、あまり悩みませんし、正しい要素の取り方をしてれば、精度はある筈です)

無理に追う事が癖になってる人は、ログを長時間追ってしまったり、睡眠の時にまで悩んでしまってロクに眠れない。食欲がない。健康が崩れる。

そしてその状態でなお、決断をしようとします。(白黒思考は元々そうしなきゃ気が済まない人であることが多いので)

その結果、悩みを打破するのに、最終的には自分が好みの部分だったり都合の良い情報を集めやすくなり、確証バイアス(自分の都合の良い情報だけを集めて、自分に不都合の情報を無視する状態のこと)によって、悩みを解決しようとします。

その行動によって、精度の低いまま確証バイアスに心中し、ロッカーの行動を取り、最後まで突っ走って村によっては致命的なミスへと繋がります。

 「どうやっても判断できない人、要素を取れない人は存在します。 」

5.自分に対しても

完璧主義、白黒思考、0か100かの思考は人狼ゲームだけに限らず、日常生活や人間関係でも非常にまずい考え方です。

まず、自分にできないと思った事に対して全く挑戦しようとしません。0のままで居ようとします。やれば出来る事に挑戦しないのは、とても勿体ないと思います。

また、やろうと思った事に対しては100で挑むので、倒れやすいです。時に自分が100であろうとする事で、いわゆるナルシストの傾向に陥りやすく、中立的な思考を持つ人間と上手く行かないケースがしばしば発生してしまいます。

判断が難しい灰の出来事に対して、無理矢理に白黒を決め付けてしまうので判断を誤りがちでトラブルの元になります。

極端な考え方が上手く行ったケースは歴史を見ても殆どありません。

6.中立的な思考を持つ

わからない事は、わからないで割り切ってしまう。

0か100ではなく、50くらい?60くらい?と中間を判断をする癖を持ちましょう。

人狼でも「突き詰めて考えても、絶対に推理を当てる事は不可能でしょう。」

わからない部分は、明日の判定が出て情報が増えてからでも間に合います。「わからない物はわからないから、寝てしまおう」と、推理も程よく妥協して、縄の猶予を手順の範囲で上手く運用している人が、なんだかんだ人狼上手だと思います。

難しい難題を解決したいのなら、勉強するしかありません。専門知識を多く持ったスペシャリストでようやく、難しい難題に対して適切な解答を用意する事ができます。

なので、常々言いますが、無理し過ぎてもどうにならない事は存在するので、休むべきところは休むべきです。

7.より精確に判断する。

中立的な思考とは、「推理を諦めろ」「どうせ当たらないんだから諦めろ」といったものではありません。

あくまで、「正しい判断。正しい推理をするのに集中しろ !(最重要なポイント)」

だということです。難しい判断を迫られる相手を諦めて、「判断しやすい相手を探して、精確に見極めろ」と言ってるのです。

人の体力、リソースには限りがあります。そのリソースを必要な部分に注いでください。という事です。また悩みを減らす事は良い睡眠をする秘訣にもなります。

脳を適切に休める事で、判断力を保った状態で人狼に取り組む事ができて、良いパフォーマンスを発揮します。

 8.脳を休める

※デフォルトモードネットワーク(DMN)という言葉あります(専門家ではないので、間違った情報だったら訂正してくれると助かります)

脳を休める事が大事で、脳を休める事が集中力アップに繋がります。中立的な思考を持つ事は脳を休める事に繋がります。

逆に脳は待機モードで思った以上にエネルギーを使っており、悩みなど創造力が働きやすい環境では、休んでる筈なのに、脳は疲労してるという事になります。意外かも知れませんが、単純作業や簡単な算数の計算などをしてる方が脳は消費せず、何も作業してない時の方が創造力や悩みなどにより脳は疲弊するのです。

これらは寝てる状態でも起こり、ベッドに入っても悩んで寝れない。むしろ疲れる。という現象が発生しやすくなります。

なので、私は本決定以降は、あまり作業せず寝てしまおうと思ってますが、悩みをベッドに持ち込まないように気を付けてます。

9.寝る前にやること

 ・白い人、黒い人、判断付かない人(灰の人)を区別する。

そして、灰の人は「白と黒と判断するのでなく、諦めて明日作業することにします」もちろん最終日なら判断するしかありませんが...

わからない事をわからないと要素を捨ててしまうのも大事です。中立的な考えがあとになって生きてきます。

・何故悩んでしまってるのか?理由を独り言に残す。

悩みの由来をその場でまとめてみます。書いてる間に解決するかも知れませんし、解決しなかったとしても、明日確認する作業内容となります。中途半端にベッドに持ち帰るような真似はしません。

・達観する

どうせ絶対に当てる事は無理です。人の嘘を見破れる確率は大体警察官で60%くらい。訓練された心理学者でも75%くらいが限度だったりします。

それなのに、ここで悩んでしまってもしょうがないじゃないですか。という心を持ってします。わかんね。寝る。で良いと思ってしまう

10.まとめ

中立的な部分を判断力を磨く事が、逆にこの人は確実に白い、黒い。という判断力を磨く事にも繋がります。これらの作業が苦手な人は、無理に白か黒かの判断に持って行き、それらの考え方を他人に押し付けてしまい失敗します。

これらを改善して、中立的な思考を持つ事がとても大切です。中立的な思考が色んな物事にとりあえずやってみようという気になり、視野が広くなります。

もし、無理に判断してる傾向がある人は、中立的な思考を持ってみる事。その結果何もわからないってなってしまう人は、勉強して、着実に判断できる場所を増やして行く事が課題となるでしょう。

 

今回はここまで。一部デフォルトモードネットワーク(DMN)について触れましたが、まだ未解明の部分も多いため、情報には自信がありませんが、悩み過ぎると脳は疲れる経験は私自身も経験があり、それなりに信憑性のある研究だと思ってます。それではまた

最終更新日:2021/11/29

77日目:白取り推理はあまりしない。

 あえて使わない用語の続きにしても良かったのですが、白取り考察自体は普通にするので、あまりしないという題にしました。 ■1.前提として ■2.白取り考察の危うさ ■3.影響力の考察 ■4.ゲイン・ロス効果からの観点  ■5.黒取り考察しても必ずしも吊られる訳ではない  ■6.確証...