2021年7月17日土曜日

55日目:初心者向けの素村の立ち回り方

今回は主観の多い話ですが、私個人から見て、こういう動きが出来てるプレイヤーは上手いなと思う部分の話を簡潔にまとめました。ある程度慣れてる人にとっては退屈な話だとは思いますが。多分思ってる事の一部に過ぎないので思い付いたら、継ぎ足します、

 

全役職共通 

・序盤は特に発言ポイントを使い切る事を前提に行動する

相手が自分を理解して貰える機会を損失します。またおかしかった発言を反省する機会も損失します。何を喋れば良いかは別の話で、そして喋らなければ印象に残らず負けに繋がります(誰が村人っぽいか狼っぽいか感想から喋ってれば十分だと思います)

・ただし、決定周りなどもあるので最後に向けて1発言2発言分残すようにする。

 特に2日目以降に狩人回避ある場合など、非狩を晒さない行動は大事

・決定時間を把握すること

決定時間の前に考察を出して、おおよそ誰が能力処理にかかるか決まるので、その前までに行動する必要があります。 また決まった時間でしっかりまとめる事で負担を軽減することにも繋がります。

・自分の見られ方はあまり気にしない。(結構重要)

村に見られやすい方法(確率が高い行動)はありますが、人によって見方は違う物なので、ここに明確に正解は存在しません。

特に正しい推理をしてて、偽視や狼視を浴びても、見る側の知識の問題と捉えて、自分が正しく見る事に集中しましょう。どんなに的確な行動をしてても、見方を誤る人は絶対に存在するので(存在しなかったら人狼ゲームにならない)ここで気に病んでも仕方ないです。

 ・話しにくい雰囲気を出さない。神経を逆撫でしない(かなり重要)

暴言などルール違反をしてはいけないのは、当然の事なので、あえてここで言及しません。

例えばですが、いきなり怒鳴ってくる人と話してみたいと思うでしょうか?人に与える印象は心理ゲームの最も基礎的な部分であり、印象で損すると、あまり良い結果を望めません。

特に神経を逆撫でした場合、正しく判断するのは困難になります。自らの行動で相手の判断力を奪っておいて、真や村を見ろ。というのは、わがまま過ぎます。

相手が冷静ならば、正しく見てくれてた場合、損する行動になります。不安や恐怖を煽り、判断力を奪わせる行動は人外利です。人外以外で使うのは得策ではないでしょう。

 ・体調管理(かなり重要)

長期人狼は1週間以上、何時間も時間をかけて議論をする遊びです。

仕事や家事などに加えて、更なる議論。時には感情的になり、睡眠時間は削られやすくなり、 残業祭りのような過酷な1週間を過ごす事を予想されます。

健康や睡眠を意識的に取り、万全の状態をキープするのも、戦いの1つです。 食事が喉が通らないから食べない人などもいますが、意識的に朝食を取ったりするべきです。

村人の場合

・推理を楽しむこと(最重要)

折角人狼ゲームで遊ぶのですから、ここが一番大事です。

最初の内は外れる事の方が多いですが、めげずに続けて行くしかありません。 村人を見つけて楽しい気持ちや、狼を当てる楽しみを感じて下さい。

外れる事を覚えると、推理は他人任せで傍観者となりがちです。しかしそういったポジションに狼が入り込むと、どうしようもなく負けます。

上級者、初心者関係なく議論を楽しんだ人が主役です。また例え間違えてたとしても、議論することで他のみんなが自分を理解してくれます。

・必ず占い希望や吊り希望を提出する。(かなり重要)

狼を処刑する唯一の手段です。ログが読み込めてない等の理由も理解しますが、唯一の勝てる手段は捨ててはいけません。

・発言力が高い人、強そうな人を見かけたら放置しましょう。

この人が狼なら負けそうで不安が先行して狼視に走りますが、仮に味方なら心強い味方ですし、自分が出来ない勝てる手段を持ってるかも知れないので、仕事してくれるか確認しましょう。噛まれなかった。村が不利になってると感じた中盤から後半以降に警戒しましょう。

黙ってれば、勝たせてくれる人をサポートするのも強い戦略となり、それと反対の行動をするのは、自滅へ向かう事ばかりです。

・勝利条件が違うこと (最重要)

最も見やすい要素として、「狼は生き残る事」「村は全員狼を吊る事」が勝利条件となり、それぞれの目的や欲に沿って行動します。また自らを読み取って貰う手段としては、狼を吊る事を目指して下さい。最初は上手く行かなくて当然です。

・視点が違うこと(最重要) ※村役職全般

狼の視点はカンニングペーパーから導き出された答えです。村人と大きく異なるのは、過程で答えを導くまでに迷走しにくいという事です。

(村を不利にするために)間違えるにしろ、(自らの白視のために)正解するにしろ。狼にとっては必然なのです。

これらは狼は既に誰が村人か知ってる事で生じる視点の差であり、この差を埋めるのは熟練の狼でも簡単ではありません。3狼居たらほぼ確実に2狼以上は、どこかで視点の違いを出してるので、注意深く見極める事。

この事実を完全に習得したなら、どこの村でも通用する推理者になるでしょう。

・狼を探す事だけが、狼を吊る事に繋がらない。

思考変遷が複雑化する程、狼での再現が不可能となり、村人の可能性が高くなります。

村人を見つけ続ける事も、狼を吊る事に結び付きます。それだけではなく初心者も上級者も1票の価値は同じです。例えば上級者に狼を見つけて貰う事も、見つけた事と同等(同じ1票なので)の村の勝利へと貢献した事になります。

自ら狼を見つけ出す以外にも手段はある事を覚えると勝てる道が開けます。

・勝利への最短ルートは占い真贋

長期人狼の通常編成では真役職が必ず生存していて、判定は必ず正しい物となっております。真占い師を見つけるだけで、判定まで信用することができるため、灰考察の技量に苦手意識を抱えていても真占い師が生存していれば自動的に狼も見つかるため 勝利の最短ルートとなります。灰の扱いに困ったら占い師決め打ちを狙ってみましょう。

・発言以上に大事な行動力(かなり重要)

発言では綺麗ごとは誰にでも言えます(むしろ狼の方が言います)

この人が村だと思います。狼だと思います(発言・考察) 

この人が村なので吊らないで欲しい。狼だと思うので吊ります。(行動)

似た意味でも全く意味が異なります。村利行動と狼利行動はその人の陣営を表す大きな要素となります。ただし狼も自滅しない程度に村利行動を起こす場合があります。

・俺は止まんねぇからよ(ゴール地点の違い:勝利条件の違いの亜種)

これらを見極める術として、村と狼ではゴール地点が違う事です。村のゴールは狼の全滅にありますが、狼のゴール地点は信用や白視だったりします。なので白視されると伸びが鈍くなる傾向が狼にはあり、村人は白視されても、自分が狼を吊らなければ意味がない事を知ってます。

・反証を入れる事。

推理を誘導してるから狼→推理してる村人かも知れない。

吊り逃れをしている!狼だ!→村人も吊られて良い訳ではない(縄損)

狼だ!!!と思い込んでも普通に村人やってるだけの場合もあるので、片方の考え方で決めつけない事。狼として理屈が通り、村としておかしい事が狼要素であり、また逆から見て狼としておかしい動きで村として理屈が通る事が村要素の基本的な考え方である。

・判断しにくい箇所は吊る(そこそこ重要)

判断しやすい場所の情報を集め、判断が難しい場所は間違えやすいので吊って対処するのが基本的な考え方です。寡黙吊りなどが肯定されるのは、これが理由です。残したところで判断が容易でなく、安易に村打つことはミスリードや村の滅亡に繋がります。

ミスの猶予を有効活用しましょう。同様に霊能の決め打ちも難易度が高いため、霊能ロラも肯定されやすいです。

 

G編成に出てくる役職それぞれ簡単に書こうと思ってたら、案の定長くなってきたので、他の役職については次回以降のネタに使います。それではまた

2021年7月7日水曜日

54日目:見極めて貰える権利

1.まえがき

真占い師などが持ちやすい心理として、「自分が真なのだから村人ならば、適切に見極めて貰える筈」という心理が働きやすい。

また信用される事が勝敗に大きく関わるため、信用される事やされない事に敏感になり、時には村人同士と言い争いになり、狼の思う壺になってしまう事がある。

それらのミスプレイを防ぎ、勝利へ利益的なプレイングを目指すために考察していきたいと思う。

2.正当(過剰)な評価

役職に関わらず、自分が行った行動は評価されるべきと思い込みやすいです。 特に占い師は仕事をして狼を見つけた訳でもなくとも、「真なのだから村人は真だとわかる筈という過剰な自信を持ってしまいます。

過剰な自信を持つ事は、かなり危険な精神状態です。

村人に過剰に「何故わからなかった?」「真だと理解されて然るべき」という感情が沸きます。これは自分が真だと思ってると、敵の偽要素や自分の真要素が落ちてると過信して、「これがわからない村人は下手くそ」という意識を持つからです。

村人も自己評価では村に貢献してると自覚してても、周りの評価は一向に伸び悩み、疑われ出すと、「どうして理解できないのか?」という意識を持ちます。

これらが蓄積されると、イライラが貯まりストレスを感じると、長期村での1週間はかなり厳しい戦いを強いられるだろう。そこにまともな精神状態はなく、時に感情むき出しの言い争いがはじまります。

 

3.相手への過剰な過小評価

自身が正当な評価をされない事で起こしやすい代表的な行動として、相手への過剰な過小評価が起こります。

「自分の真さえ見極められないなんて、こいつはなんて下手くそなんだ!」(常に見極められるのならば、推理のゲームになりません)

「こいつが村を滅ぼすだろう」(村人のたかが1票で滅びに繋がるなんて、普通はありえません。そう思うなら周りが仕事してないだけです)

時には相手の考察を貶したりします。しかしこれらの行動は、相手への不信をより強めるだけで勝利へは一歩も進みません。

過小評価されたと感じた村人も、同様に相手への過小評価へと繋がります。

それは真要素、村人要素、時々落ちてるこれらの要素を見落とす大きなきっかけとなります。

4.対処方法

この状況に陥ってしまったら、速やかに落ち着いて普段の状態へ戻す努力が必要になるだろう。発言ボタンを押す前に発言を見直したり、時には村から離れて精神のリフレッシュを図ったりするべきだろう。

他の対処方法としては

・客観的な視野の自分を持ち、相手を過小評価してないか?注意する 

占い師の真視点(主観)「俺の真を見極められないなんて、相手はなんて下手くそだ!こいつの考察なんてアテにならない。何一つ信用ならない相手だ!」

客観的な村人視点「自分が村人の時を考えてみよう。自分も毎回占い師を当ててる訳ではない。村人、いや村人だからこそ、間違える事もある。

・狼を吊り勝利を目指すべき

過小評価した状態「相手の言う事なんて信用ならない。だから話も聞かないし、どうせ間違ってる 」

狼を吊り勝利を目指す行動「相手は間違う事もある。その中でも大事な要素が落ちてないか探してみよう。何もかも間違える人は少ない、この中から有用なものを見つけ出そう

・色んな人が参加してこその人狼ゲームである。

君は確かに上手くプレイしてるかも知れない。しかし、違う価値観を持った多くの人が参加している。例え実力者であっても優位なだけで全ての理論が正しい訳ではないし、伝える方法が正しいとは限らない。

相手が初心者だからと言って、自分が伝えやすくする努力を怠る理由にはならない。むしろ成長の機会を与えてくれた相手に感謝するべきだ

と自らに強く言い聞かせるべきだろう。 


5.相手への対処法

自分だけでなく、相手も陥ることがあるだろう。

真贋などで相手の評価を下げると動きが鈍くなるので、あえて泳がせてみるのも手だろう。しかし相手への気遣いだけでは、勝つ事は難しいだろう。

いつかは誰かを疑い、狼を見つけ処刑しなければならない。相手の配慮が遠慮に繋がり勝ちから遠ざかっては本末転倒だ。

もし、自らが真贋などを取り違え、相手が過小評価をして来た時は、むしろチャンスと捉える事も1つの手だろう。

何故ならば、相手がもし偽であるならば、自分の疑い方は真実であり、人外目線正しい事をしているからだ。その真実を喋る相手を過小評価する事は、視野的に難しいし、偽であっても真になりきろうとする彼らは、怒り狂い、相手の指摘する偽要素を否定しようとするが、これらの感情は全てなりきりだからである。この偽物の感情は一瞬で終わるだろう

その事を意識して、真贋を間違えた時に、反応から真の可能性を追う事も対処方法となるだろう。しかし取り扱いは非常に難しい。感情的な行動などは、偽占い師であっても再現しやすい行動だからだ。

最大の対処方法は、「一緒に狼を探し続ける事だろう」相手が初心者であっても狼を探すためのヒントは落ちている。真視や偽視とは別の部分で相手を評価(リスペクト)し

視点狼を全力で見つける事に集中を促す事だろう。偽や初心者であっても良い考察やヒントは落ちてる。それらを評価し、お互いに真実を探し、それらの作業を共にする事で、お互いの視野を狭める行動を解消する事ができる。

最悪の場合は、評価しないのも最終手段として用意しとくと良いだろう。過小評価してしまい、正しく判断する能力が著しく下がった状態だと自己認識できるのならば

役職ならば「ロラする」。村人ならば「能力処理にかける(占う・吊る)」ことも最終手段だ。「判断できないので違う場所で判断する」 幸い、村人にはミスする猶予が与えられてる。勝つ為に難しい判断を避けるのも1つの手段と言えるだろう。

 

6.さいごに

人狼ゲームでは、やはり占い師などの役職の力で村の勝敗が大きく関わるため、花形だと思い、その見極めて貰える権利を求めてプレイしたく人もいるだろう。

しかし、それらを見極めて貰える権利は、無償で勝ち取る事は難しく、時に村人など他の人へ不満をぶつける事もあるだろう。

不満を持つのは、仕方ないとして、 その中でも勝ちに向かって行かなくてならない。

ないものねだりしてる暇はないので、自分のプレイに集中するのが一番勝ちへの近道となるだろう。「自分が強い、正しいと感じるのではなく、それを考察などで狼を見つけて勝利によって証明していく」 

また「相手は下手だという信念に捕らわれないようにする」自分が常に上手いプレイヤーのままだと限らないし、相手が下手のままだとは限らない。自分の考察がミスリードをして、相手が正しい事を言う事だってある。

それを信念によって見逃していては、自らの上達の機会を損失し、勝ちも逃す。 

最も大事な事は、自分のベストのプレイを心掛ける事で、相手を見続け(要素は積み重ねるもの)勝利への要素を見落とさない事である。


余談だけど、特定の誰かという訳ではなく、自身の評価されなさに苛立ちを覚える事はあるよね。って思いながら書いてますので、自戒も込めて(そして時々誰を刺してしまうが)書いてます。それではまた

 

更新日:2021/07/07

77日目:白取り推理はあまりしない。

 あえて使わない用語の続きにしても良かったのですが、白取り考察自体は普通にするので、あまりしないという題にしました。 ■1.前提として ■2.白取り考察の危うさ ■3.影響力の考察 ■4.ゲイン・ロス効果からの観点  ■5.黒取り考察しても必ずしも吊られる訳ではない  ■6.確証...