P村に参加してきました。
P村とは、参加者に役職とチップなどが配られるプロデュース村のことです。
村は少しRP要素があるだけのG編成のごく一般的なガチ村になってます。
・配られた役職とチップ
【村人】 【魔術師 クロウリー】
『魔術師はさらなる知識を渇望する どんな恐ろしい伝説であっても 彼にとっては恐れるに足りない』
・簡単に付けた設定など
魔術師クロウリーのチップの元ネタは恐らくアレイスター・クロウリーであると推察してたので、魔術結社銀の星の創始者を渡して来た事から、黒幕キャラ。強者を感じさせるキャラクターを演じようとしました。雰囲気とイメージにあってるチップを選んで頂けたと思います。
動きも村人の推理を見たい企画者の意図もあるのかな?と思い、黒幕の設定と併せて本来の動きに近い、王道の推理者のスタイルを貫こうと思ってました。
・参戦までに準備してきたこと
参加COしてから1日目が始まるまでの準備期間にどういう準備をして来たか?ここの準備をどれだけしっかりやるかで?実力というのは積み重ねていけると考えてます。
RPは軽く設定したのは魔術師なので見た目本来の年齢じゃないので、ややお年寄りっぽい口調と強者感を演出したくらいです。
今回の村に向けて準備してきた事。王道の推理者のスタイルを貫くにあたって推理者も突き抜ければ、他の参加者との相互理解からは遠くなって行くことは、最近の地上参加で薄々感じてました。
推理の精度を探究する中で、探究し続け、難易度の高い推理をマスターして行く過程で、他の参加者の理解が困難になって行くことをどうやって埋めようか?考えてました。
そこで、コーチングの本などを何冊が読み、ここ数年実践で人を教える事をして来た経験を活かして、「自分の動きを理解して貰える努力をする」こと。つまりどういう意図で動いてるかを開示することで、教える技術を応用し、理解して貰いやすくすること。
そして理解をすること。こちらから理解を働きかける必要こそ、理解を得るのに必要と考え、そもそも相手の行動を変えるのは難しく、自分の環境を変えるのは、相手のせいにして変わって貰う事を期待するより、自分からスタイルを変えていく方がより現実的でかつ利益的。ここでいう利益とは勝利のことです。
特に推理者視点だと、どうしても間違ってる推理の仕方に対して「自分の推理を押し付けてしまう」ことが危険な行為であることは理解してました。
具体例に挙げれば
村人A「B君は狼だと思うよ」
私「B君は村だよ、 村人A君はなんでそんな事を言うんだ」
例えこれが実際にB君は村人で、自分の推理が当たってたとする。しかし村人A君との摩擦は生まれ、村人Aと私との隔たりは深まるばかりです。
また、B君が「実際に狼だった時に、推理を修正しにくくなります」
理由は「人の話を聞けなくからですね」
人の話を聞けなくなる最大の要因は「自分の声を聞いてること」にあります。
村人A君が、せっかく狼へたどり着けるヒントを出してくれるのに、「自分が村だと思う声が邪魔して、結局狼要素を聞いてすらいない」
まとめると、「推理力の高さは反面として、人の話を聞けなくなり、隔たりを作る要因になり得る」と思い、今までの隔たりの原因も配慮して
数か月の準備期間で「聴」に特化して準備をしてきました。
・どうしてその要素が出てくるのか根拠も含めて、自分の結論は置いといて吟味する事
・根拠や仮定が危ういと思ったら、「結論の間違いを指摘するのではなく、根拠や仮定の組み方が危ういことを指摘する」
・自分は結論を出すまでに何を要素としてるから結論を出してるかに、正しい結論を出すためにこちらから歩み寄る。
そしてこれらを実現するために特に重要なのが、相手の話に対して「好奇心」を持つこと。もっと推理を知りたいという純粋な気持ちですね。なので、偶然ではありますが配布されたチップと簡単な設定を聞いて、今回の動きのプレイスタイルのデザインは完成しました。
これが魔術師クロウリーの準備してきた事になります。
エピローグでも触れてますが >>-471 から >>-479 から >>-495
>>-471 今回は「聴くこと」がテーマだった。
>>-479 一直線に勝利を目指す上で、寄り道や脱線が多く見えた。
>>-495 寄り道をしつつも歩み寄る姿勢。大局的に回り道を選択することで本当は勝利が近くなるのでは?という研究テーマだったし、これが「勝利への最善に近かった」と思ってる。
結果だけで言えば、ほぼ最善に近い結果で6d生存勝利。
4日目には全視点詰みと、結果を出す事に繋がりましたし、内容も満足してます。
今回のデザインしてきたプレイについて、良かった点を改善点をまとめようと思います。
【良かった点】
・推理者として村同士が固まる、強い村人陣営のお手本のような勝ち方ができたこと
クロウリーの要素取り講座。先生と呼ばれたのは笑ってしまいましたが(そんなつもりはなかったけど)自分の推理をわかりやすく、そして要素を共有して推理しやすい土台を作ろうと自然に目指した結果が出たのなら、目標が出来てたので良い姿勢で取り組めたと思います。間違えにくい村要素をしっかり固めれば、結果として狼が消去法で炙られる、綺麗な勝ち方が出来たと思います。
・カニロの村視に繋がったこと(推理を間違えてる原因を知ってたから)
カニロの村を見つけるのは難しいし感覚頼りではありますが、今回の姿勢を意識した事で、失敗したり、ログの読み飛ばしする原因は、自分の推理への想いの強さが原因になると研究してた事が生きました。自分もやらかすし、頭の良い人程、理論が構築されてるせいで人の話を聞けない傾向もあるので、自分を過信し過ぎない事、聴く姿勢をこれからも継続していきたいと思いました。
・ドロシーの村の理解を共有できたこと。狼陣営の止めに繋がったのではないかと
ドロシーは今回のテーマを達成するのに、一番重要な子でした。特に1日目から推理をしていくスタイルは、周りの理解が難しい中、大学教授のような授業と評しながら、ドロシーの方から理解に向かって歩み寄って来てくれた事。 これは、こちらも歩み寄らないでどうする。と思い多くの対話と意識を使いました。ドロシーにとっての推理を理解することは、ドロシー村を共有するのに、大事なパーツでした。
結果として3日目には、多くの村人にドロシー村を共有するまで持って行けたのが、今回の研究を生かした形になり、いよいよ狼にとってSGする相手がいなくなった形になりました。
【改善点】
・聴きたいが強くて、ヤワタとミスティラの狼という結論が先送りになってしまった事
ミスティラは独特の言葉回しも、聴きたい意識が強く白を取ろうとしてました。
この取ろうとする意識が間違いの原因で、取ろうとすると採点が甘くなり、自分の都合の良い情報だけを集めそうになるので、採点が甘い自覚はありましたが(グレイス占いを優先したくなってたのもあり)小さな間違いで済みましたが、大きな間違いをするきっかけに繋がるので、気を付けたいところです。
言葉回しについては、このままでは狼では処理されてしまう。(言葉を選んでないため処理されやすい)占いを避けようとしない部分で白と断定するなと気を付けろとは言いましたが、処理を避けようしない姿勢に、やや村っぽさを感じてしまいました。
こういう事が上手い狼はかなり居て、頻出する問題なので気を付けたいです。
ヤワタは、推理が耳に心地よかったですね。聴きたいと思ってはいました。1日目から占い希望には挙げてましたが、非狼は取れない事はかなり前から自覚してましたが、聴きたい、対話したいが先行して、普段なら「占っても良い」箇所でしたが、処理が遅れてしまったこと。コアがずれたのも原因ですが、聴きたい声を優先すると、やや推理の精度は落ちる事に繋がるので、聴く姿勢と狼の可能性が高い位置は別々に持つ意識を持つこと。
今回は狼陣営に勉強させて頂きました。ありがとうございました。
・目線を合わせようとした結果。他者からは論点逸らしに見えた事。
この指摘はとても私にとって大事な視点でした。これは準備の話でも挙げたように、寄り道の一環だったのですが、周りに合わせようする姿勢が黒く見えたの事。
確かに狼が村に入る姿勢と、村と推理を共有して勝つ姿勢は似てる部分も理解できます。 寄り道や脱線する理由が明確に村の勝利に結びついてる事を証明する必要があるように感じました。今回ではドロシーに対しては出来てたと思いますが、エースやグレイスやヤワタに対しては喉やリアル都合もありましたが、実践が足りてなかったと思いますので、より改良する必要性を感じました。
またあえて寄り道する姿勢、脱線する姿勢、こちらから歩み寄る姿勢などが、底の知れなさ、容量の計れなさが、警戒を与えてしまった点についても、今後の研究に向けて考えてみたいとは思います。そこが私やクロウリーの魅力でもあるので、治したいとまでは思いませんが...
・推理者として
エースとグレイスについては判断を誤りました。
エースとグレイスはスキル想定をやや取り違えた事、思考量の多さは村と狼を見分ける重要な要素ですが、村でもリアル都合や思考量が狼に似る事や、1日目は特に思考量が狼に似るスタイルの人も居るので、村と断定できなくても、狼の可能性をより高くするには、思考量の背景(リアル事情や思考のスタイル)を加味する事で精度を上げていく。
思考量の要素取りは精度高いのですが、より精度を上げるためにバージョンアップが必要だと思いました。結果としては村と判断しやすい場所は間違えず、勝利には結びついてるのですが。
【余談】
推理する楽しさを伝えたい。相互理解するようにしたい。
これは自分1人の実力だけではなくて、村の全体レベルが高くて助かった割合も、物凄く大きいのですが、これらを意識した結果。自分の推理を伝えやすく、わかりやすく、先生を言われるまで昇華させた結果として、夜中に悩む事が格段に減りました。不理解による不安などの解消されました。
24時の決定前には喉を消化し、朝7時の更新には起きる生活リズムを構築し、夜中はぐっすり眠り、体力的に負担を感じる事なく万全、盤石のまま村勝利の瞬間を迎えました。
感覚に頼らない、推理者として1つの目標に辿り着けたと思います。もちろん他の村の助けも今回多かったので、これを多くの村で達成できるようにしたいです。
【あとがき】
今回は、この村をプロデュースしてくれたクロックにはとても感謝してます。
クロックの人柄もあり、良い村を遊ばせてくれました。楽しいとは思ってましたが、アンデルの子に楽しそうに村遊んでるの初めて見たと言われるくらい、やはり隔たりそのものは、私が作ってる原因があるのだと思いました。
異端者であっても、異端者であるからと諦めるのと、解消する努力をするのでは、成果が違う事は、今回の研究して良かった部分です。
聴くためには好奇心を持って取り組む事は重要で、やる気にさせてくれたのは、まず素晴らしい企画を考えてくれたクロックですし、長い準備期間で研究を試し、結果も内容も良い結果を出せた事にとても満足してます。
今回の成果をまた次回以降へと持ち越し、次へと繋げられて行ければと思います。また今回の同村者の方々も沢山勉強させて頂きました。
それではまたお会いしましょう。時期的にはまた来年になると思いますので良いお年を
2020/12/27 クロウリーの中の人komiyaより