2020年10月28日水曜日

49日目:思考の重さを軽減するために

思考が重い。発言するまでに時間がかかる。など

どうしても村の流れに乗り遅れて、灰吊りや占いの対象にまたは偽視を浴びるなどの経験をする。といった場合に

思考の重さを軽減する方法について考えていきたいと思います。

(ブログの仕様が変更になり、改行の文字間隔が開いてますが、毎回設定を変更するのも面倒なのでデフォルトのままの予定です。変わったせいで慣れないのか見にくい気がする。)

 

1.読むべきポイントが定まってない

全発言を読み込んで、1人1人誰が村か狼かを一生懸命考えてると、時間がかかり過ぎる上に、灰なら10人。つまり10個の仕事を同時に請け負ってる状態になっているのです。

(実際には真贋などもあり、もっと仕事量が多く、全部やろうとしたら体力と時間が足りなさすぎます)

わかりやすい人、自分から見て村か狼の判断が付きやすい人から読み込んで行きます。1個ずつ仕事を片付けて行く方が、多くの人にとって情報の処理がしやすく、また1つの仕事が片付いた時点で発言できるので 、思考が軽く、発言までの時間が短くなります。

1つの仕事で村に貢献できてる事を示せば、2つ目の仕事などこれからの発言に期待感を持たせる事ができ、処理されにくくなります。

10個の仕事を全部同時にやろうとして全部未完のまま処理を受けるより、1個ずつ仕事を片付けて継続して評価され続ける方が良いのです。


2.読むべきポイントを見つける

自分の中で得意なタスクやテーマや軸(言い方はお好みで)に絞ってログを読むことで、あまり重要でない情報を流し読みする事ができます。

中でも「思考変移(思考過程など)」のテーマは、オススメのテーマです。

村と狼の違いについてのテーマで喋るとまず、赤視点と村視点が違う物だとわかります。狼は仲間が誰だか知ってて、村人は知りません。

答えを最初から知ってる者の、村視や狼視に至るまでの過程は作為のあるものですが、答えを知らない村人は、突飛な発想をしがちですが、これをおかしな発言と片付けてはいけません。例え自分視点でおかしくても、発言者にとって特にその人が村人である場合は、答えを見つける為に色んな考えを巡らせて、その発言に至ってます。

村人は相手の正体がわかっておらず、狼はわかってる。これは多くの村で共通するルールそのものであり、多くの村で通用するタスクです。

(余談ですが、この視点を自然と回避するために、赤潜伏という奇策が存在します。赤潜伏をする理由としては、仲間を知らない状態の方が喋れる。または知らない視点を出せることが理由になります)

「思考変移」というテーマに絞ってログを読んでみる。特に灰考察で思考を巡らせてる人を見かけた時がオススメです。

 

3.あえて最初はログを読まない

 読むべきポイント、タスクやテーマを絞れたら、そのテーマに沿ってログを注目し、それ以外の情報は一旦スルーします。「思考変移」から見ていくなら、例えば「進行論」などのテーマは無視して良いでしょう。さくさくと読むべきポイントに抵触してるログを抽出して考察を書いてみましょう。

 「思考変移」のテーマに合った村人と、合わなかった村人を分けてみて、特に自信のある要素を掘り下げて考察していきます。 掘り下げてみて、検証した結果、例えば村人だと思うのならば、それを考察として表に出します。これで最少単位のタスクで村1人分の考察を書きあげて村人に貢献できた事になります。

 

4.テーマが多ければ多いほど良い

「思考変移」でわからなかった人も、例えば次のテーマでは

「本気で村を勝たせようと行動してる人」(これも行動面で実際村の為に働いてる人は個人的な見解ですが、見分けやすくオススメしたい見極め方法です)でログを読んでみたり

多くのテーマ、タスクを持ってログを読めば、次々に村だと思う人、狼だと思う人が出てきます。その中でも色んなテーマでも村人だなと思う人ほど、村決め打ちに適した人物はいません。村人は村人であるが故に村要素を落とし続けて、狼は時折村人に見せようとしてくるけど、実際にはそんなに村人に見える行動をしてないからです。 

多くテーマによって、理解しやすい人が増えてくる(村人や狼など)と、見るべき場所や処理すべき場所が視えて来て、思考が伸びます。(占い判定など確定情報が出ると村人が見るべき場所が定まると思考が伸びるのと同じ原理)

テーマに必要なログの情報の集め、理解しやすい場所から判断していくと、ログが身体の負担が少なく読み議論に参加しやすくなります。


5.思考の軽さにはデメリットがある

負担が大きすぎる人や、議論に参加しにくい人にとって、1つ1つのタスクに分けて作業することはメリットですが、この思考方法、思考を軽くする方法にも弱点と言うべきデメリットがあります。

先入観や偏見で物事の見てしまった場合、その情報に引っ張られやすく、ミスリードの要因になりやすい点です。テーマの根幹である軸がそもそもブレてた場合、最初から躓いて後からリカバリーするのが難しくなります。

思考が重い、読み込むのが遅いのは、一見すると悪い見方をされがちですが、見方を変えれば変な常識や先入観や偏見に囚われてない人達なのです。だからこそ意見を重宝しやすい人なので、思考が重い=悪いという認識は改める必要があるでしょう。

 

6.重要な軸と複数の視野と

デメリットを解消するためには、思考を軽くしたのですから、「間違えてる可能性も十分にある」と捉えて置きましょう。ロックせず見直すくらいの謙虚さを持てば、間違えたまま進む可能性は減るでしょう。

思考を軽くした事により、今までよりも見直して修正する時間があります。使った時間は元に戻りませんが、余った時間は使う事ができます。見やすい部分を見つけて、推理を修正しながら進める事で、今までより早く、負担も少なく、より精度が高い推理をする事ができます。

また複数のテーマや軸を持つ事もより精度を高めるのに必要な要素です。1つのテーマでは見逃したり、間違える事もありますが、複数以上のテーマでも村や狼という根拠が出てくるのならば、それはより一層間違えにくくなっています。

そして、村を経験することによって、自分にとって何が得意で何が不得意かを理解することで思考を軽くし議論に参加しログを読むコツをより掴めます。

 

 7.最初からわからなくても良い 

わからない部分を無理に理解しようとする事が、推理の間違いに繋がり、狼を間違えてる場合は他に狼と辿り着く可能性は著しく下がり、他の発見をしにくくなります。

またわからない部分をずっと考え続けると、時間と体力と失い続けて、発言を待ってる他の村人から占いや吊りの処理を受けて、精神的な負担から正解に辿り着く余裕をなくします。

私個人の感覚ですがナンプレ(数独)をやっている感覚で、1つの箇所の数字が当てはまらなければ、わかりところから埋めていく事が結果的にわからなかったところの理解に繋がり、地道な遠回りが一見して近道になると思ってます。

人狼というゲームは最終的に狼3匹をわかりところから埋めて見つけるゲームだと私は思ってます。 (ナンプレを知らない人がいたらわかりにくい例えでごめんなさい) 

わからない。という感覚もまた大事な事だと思ってます。特に村人である場合、そのわからない感覚というのが村要素になり得ます(狼は赤の視点を持つ為、村人の存在をわかっているからです。応用して狼でもわからない視点を出す事が村視されるコツの1つです) 

わからない。を無理して長時間悩んで、苦労して得た結論というのは、苦労してしまってるために覆すのが難しくなります。

時間かけて、人一倍気合入れて頑張ってログ読んで参加してくれる程、ロックしやすい傾向も感じます。 これは難しい部分の判断を一生懸命考えて判断してしまってる事が理由だと思ってます。地道ですが、あえてわかりにくい部分は解答を埋めずに、わかりやすい部分から先に見つけて埋めていく事が遠回りに見えて近道に思います。

 

8.練習法

いきなり思考を軽くするのも不安があると思うので練習したい場合もあるかと思います。

その場合は、私流のやり方ですが、ログ読みに制限時間とテーマを設けて、ログを読んでみると良いでしょう。必要のない情報は飛ばし読みしてください。1つのテーマで村人だと理解できるのは最初から1人からで十分です。わからない人はスルーまたは1行くらいの雑感で片付けて構いません。

そして、特に自信のある拾い方を出来た人は、更に掘り下げてみて考察を書いてみると良いでしょう。最初は1時間。慣れれば30分で長期村の1日分は読み終わるくらいのつもりで練習してみて下さい。

今までと比べて、少しでもログ読みがしやすく、そして推理がしやすくなってくれれば幸いです。(それでも練習は数を熟す必要があって即効性はないのですが...)

 

9.さいごに

今回は思考を軽くするためにというテーマで考えてみましたが、デメリットもあります。

どっちが合うかは人それぞれだと思います。思考が軽ければ良いという訳でもありませんから、思考が軽くなれば、先入観や偏見で判断しがちになりやすいので、軽くしつつ高い精度を持つには、先入観に囚われずに、正しい知識と根拠を持つ事がとても大事なります。

考える時間が長いという事は、それだけ自分で考えてる訳ですから、その姿勢も大事にして欲しいと思います。(流石に身体壊してたら、よくないと思いますが)

慣れてきたら、キャラのチップや役職に応じて、思考の重さや軽さを変幻自在に操れるように出来たらそれが一番いいなと思います。 

テーマによって考える時間をとっても良いと思います。

得意なテーマ、軸となってる部分は短い時間で解答を出す。

不得意なテーマ、新しく挑戦したいテーマなどは思考を重くし多くの時間をとっても良いでしょう。自分にとって難しい部分で誤った先入観では判断したくないですから。

知識を多く持ち、テーマや軸を増やす事が出来れば、良い発言をする機会が増えると思います。私自身、それが出来るようになりたいと思い今回の記事をまとめました。

それでは、またどこかの村でお会いましょう(間近に参加COしてる村でも皆さまよろしくお願いします。)

最終更新日:2020/10/28

77日目:白取り推理はあまりしない。

 あえて使わない用語の続きにしても良かったのですが、白取り考察自体は普通にするので、あまりしないという題にしました。 ■1.前提として ■2.白取り考察の危うさ ■3.影響力の考察 ■4.ゲイン・ロス効果からの観点  ■5.黒取り考察しても必ずしも吊られる訳ではない  ■6.確証...