2019年6月20日木曜日

29日目:初心者向け、長期人狼の狂人の動きについての基礎①

今日は折角なので狂人の動き方について
2回~3回に分けて書いて行けたらと(1回のつもりが案の定長くなりそうなので)

狂人基礎①「狂人って何から始めたらいいのか?」

目次

  1. 狂人論について
  2. 狂人は騙るべきか、または潜伏すべきか
  3. 何故真役職は厄介なのか
  4. 占いを騙るか霊能を騙るか
  5. 霊能騙りについて
  6. 実際に何を騙るのか決めるにあたって
1.狂人論について
今回のコラムでは、まず長期人狼が前提であること
特に月狼国でも、殆どの村の主流となっている
G編成の16人村での狂人の動き方についての話ですので

短期村や特殊編成の村でも、当てはまる訳でありません。
また戦術論については、流行などもあり。常に変化することを念頭に置いといてください


2.狂人は騙るべきか、または潜伏すべきか
狂人を引いたらまず役職を騙ることを念頭に置いて下さい
初心者から上級者まで色んなタイプのPLのタイプを含めて、およそ
全てのケースにおいて潜伏して役職を騙らないことが、狼陣営にプラスになることはありません。完璧に仕事をして「珍しく足を引っ張らなかった」と言える程度の活躍は可能ではあると言えますが、潜伏狂人で勝てる狼というのは、原則として狂人がいなくても勝てた狼陣営で狂人の貢献というのは、仕事が出来てプラマイゼロに近いのです。狼にとってマイナスになることの方が、多いでしょう。

「真役職を殺すこと」が狼陣営に一番わかりやすく、初心者でどうやって狂人は動いたらわからない。という人まで狼陣営の勝利に貢献できるからです。

個人的に潜伏狂人は、やって欲しくない3選の1つです。
(いずれ詳しく解説するかも。あと2つは村騙りと村の自吊です。禁止行為はそもそもルール違反ので、私がやって欲しくないと言うまでもない。)

3.なぜ真役職は厄介なのか
これはまず、「真役職の判定は必ず正しい」ことと
「真役職が必ず1人はいる」ことも長期人狼では影響が大きいと思います。
特に占い師は、吊りに直接関わる判定になるので、真占い師を正しく追えれば
村はかなりの確率で勝てます。

参考程度にですが、G国の能力者の末路を見ても、真役職の生存は村側勝利に繋がり
真役職が処刑あるいは襲撃されると、狼勝利に繋がることは
大雑把に数字を見てもわかるだろう。

ただ真役職が1日でも多く生きてれば勝ちに直結するかと言われれば、そんなことはなく
「判定を正しく信用される」ことが必要。

そしてこれらを邪魔するのが、狂人の役目であると考えている。
はっきり言えば、占い師の「判定を殺せる狂人」は、正しく狼勝利に貢献した
神狂人と言えるだろう。

真占い師は襲撃で判定を出させないか、判定の信用を奪い処刑するか
が狼陣営勝利を目指す上での、基本的な動きになるだろう。


4.占いを騙るか霊能を騙るか
オーソドックスに言えば占い師を騙るべきである。
これは狂人と狼は赤での連絡ができないので、どっちも占い騙りを譲り合って
両方とも占い騙りをしなかった場合、占い師の判定が確定してしまうから

占いの確定と霊能の確定では、占い師が確定する方が
村側が勝ちやすくなってしまうからである。

但し、狼陣営の最強陣形は
3-1(占狂狼ー霊)< 2-2(占狼ー霊狂または占狂ー霊狼)である。

これは、先のまとめサイトの陣形別の勝率を参考にして欲しい。
3-1より2-2の方が勝率が5%(G16の陣形別勝率を参考)
あがってる要因としては
「確定しない霊能者を処刑しやすく、霊判定も殺せる」ことが挙げられるだろう。

しかしながら、だからと言って
勝率5%をあげる為に、占い師が確定するリスクを背負わなければならない
5%のために、占い師が確定しないことを祈るギャンブルをしているので
2-2は完成して始めて最強と言えるが、本質的には完成しやすい3-1が最強とも言える。だからこそ、3-1が一番組まれる陣形なのである。

3-1の作りそこないが2-2になっても良いし
狼が潜伏を選んで2-1になる場合もある。
いずれにせよ、騙り視点、自分が騙りに出るだけで占い師は確定しない。
というのは、とても重要な動きです。

5.霊能騙りについて
ですが、「数字だけに囚われては行けない要素もあります
占い師の判定を殺すことと、霊能の判定を殺すこと
難易度は占い師の方が遥かに高いのは事実で、占い師を騙る目的も
真占い師の判定を殺すためにあるので

①信用を取る自信のない場合
②既に狂人目線で狼騙りが占い師に出てると判断できる時
(既に占い2CO、なおここでは村騙りは考慮しないものとする)

上記の要素がある時は、霊能を騙ることも
狼陣営の勝利に貢献したと言えるだろう。
何より、確定しない霊能者は
生存者の色を判定で出せる占い師と
死者の色しか判定を出せない霊能者では、判定としての価値が占い師よりも低く
霊能ローラーという戦術を取られやすいので
霊能者という村人役職を道ずれに処刑出来る点で、狼に貢献できるからだ

立ち振る舞いについては基礎②で(つまり後日)解説する予定だが
狂人を苦手意識を持ってる人は基本的には
「判定だけ偽る場合もあるが、発言は基本的に村側役職のつもりで動けば良い」

6.実際に何を騙るか決めるにあたって
5では信用取る自信がないのであれば、霊能騙りも良いとは言ったが
G16の編成では、襲撃に余裕があるため
昨今では「噛み切り」という戦術を狼が使ってくる場合がある。
これは真狂不明の占い師候補を噛み、更に残った候補の両方とも噛み
確実に占い判定を殺す戦術である。

この場合、噛まれれば少なくても狼ではない事は村に伝わり
噛まれた事によって、真占い師の信用あるいは、護衛を外す事も出来るので

信用に自信がなくても、占い師を騙った事が
狼に勝利に貢献出来た。というのは十分に考えられるケースである。
なので、「やってみたいと思ったら狂人引いたら占い師を騙ってみれば良い
というのが、私自身の考え方である。

霊能騙りをやってみたい気持ちは、とてもわかるが
占い師の判定を殺した方が、およそ狼に貢献したと言えるので
動ける人が霊能騙った時に、占い師騙って欲しかったと言われても仕方ありません()
それでも、貢献はしてると思いますが。


思ったより序章だけで予想以上に
長くなったので一旦ここまで。次は狂人の立ち振る舞いや
初回判定に何を出すべきか?などに触れたいなと思います。

恐らく、熟練のPLにはあまり参考になる話は出来なかったとは思いますが
ネタがないんだな。って目で見守ってくれれば幸いです。それでは

最終更新:2019/06/20

77日目:白取り推理はあまりしない。

 あえて使わない用語の続きにしても良かったのですが、白取り考察自体は普通にするので、あまりしないという題にしました。 ■1.前提として ■2.白取り考察の危うさ ■3.影響力の考察 ■4.ゲイン・ロス効果からの観点  ■5.黒取り考察しても必ずしも吊られる訳ではない  ■6.確証...